キューティーハニー
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テレビアニメ「キューティーハニーF」
『キューティーハニーF』(キューティーハニーフラッシュ)は、1997年2月15日から1998年1月31日までテレビ朝日系列にて放送されたリメイク版。5年間続いたセーラームーンシリーズの最終作『美少女戦士セーラームーン セーラースターズ』の後番組兼ちゃお創刊20周年記念事業の一環として製作された。
この作品では永井豪は「原著作」である。その上で、実質の原作者・飯坂友佳子が少女漫画に翻案した形で企画当初より参加・漫画化した。コミックスのカバーとカラーイラストは飯坂友佳子描き下ろしセル画となっている。
番組終盤にハニーをサポートする女性科学者・神崎美津子役として初代ハニー役・増山江威子がゲスト出演している。
第1作と比べ、少女向けアニメ的な作品となった。これは原作の漫画版が少年漫画雑誌で連載されていたことに対し、本作の漫画版は少女漫画雑誌『ちゃお』に連載されていたことと、枠として『セーラームーン』の視聴者層にそのまま見続けてもらうために制作されたためである。『キューティーハニー』の原作や第1作のようなギャグ・お色気要素が少なく、原作にはなかった恋愛、近親憎悪、三角関係、結婚、出産などの女性視聴者を意識した要素が加えられた。とはいえ、少年漫画雑誌『別冊コロコロコミック』や男女兼用の学年誌にも漫画版が連載されており、もう一人のハニー「ミスティーハニー」という戦闘的なライバルが登場したりと男性視聴者に対する配慮も見受けられる。本作におけるハニーはアンドロイドではなく、空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体であり、最終回では青児との間に生まれた娘が登場している。
バンダイのアンケートによると、1997年4月調査の「好きなキャラクター」で3歳から5歳女児と6歳から8歳女児の2部門で「キューティーハニー」が1位を獲得している[19]。実写ドラマ版の『キューティーハニー THE LIVE』で剣持ユキ(シスターユキ)を演じた竹田真恋人[20]も、本作をよく見ていたという。
10月以降は土曜18時30分から(ただし朝日放送は新・部長刑事アーバンポリス24(土曜日19:30 - 20:00枠で放送)のため放送時間を土曜日17:00-17:30(変動もあった)枠に繰上げ[21])に変更になったが、およそ一年で終了、次番組『アニメ週刊DX!みいファぷー』に交代した。テレビ朝日と東映動画(当時)によるテレビアニメとしては最後のセル画制作となった。
朝日放送では放送時間移動を機にテレビ朝日から事前に番組素材を受けての自社送出としたため、提供表示がブルーバックに変更されるとともに、提供クレジット時のBGMも廃止された[22]。
あらすじ(F)
- 第一部 1話-13話 (試練編)
- 如月ハニーは、聖チャペル学園に通う女子高生。寮生が帰宅を許される月に一度のその日、16歳の誕生日を迎えたハニーは父・如月猛との久しぶりの再会を楽しみにしながら自宅へ向かっていた。ところがそこへ覆面の男達と謎の女怪人が現れ、ハニーの父を目の前で攫い、ハニーの家は放火され焼け落ちてしまう。悲しみにくれるハニーの前に、突然白百合を携えた謎の男性が現れ、父からの誕生日プレゼントだというチョーカーと指輪を手渡した。そのチョーカーの力で多彩な変身能力と、戦士「キューティーハニー」に変身する力を得たハニーは、父を取り戻すために父を攫った組織・豹の爪(パンサークロー)との戦いに挑む。
- 第二部 14話-23話 (運命編)
- シスタージルとの決戦からしばらくたったある日、葉月聖羅という転校生の少女が聖チャペル学園にやってきた。聖羅はハニーの所属するフェンシング部に入部し、ハニーとの手合わせで彼女を圧倒し、フェンシング部の部員達を驚かせた。その後、クールで勉強もスポーツもこなせる聖羅はハニーと並ぶ学園のアイドルになるが、その一方で彼女は何故かハニーを強く憎んでいた。
- そんな中、豹の爪の怪人が学園に現れ、聖羅を攫っていく。すぐさまキューティーハニーに変身して聖羅を助け出したハニーだったが、その直後に聖羅はハニーの目の前で第二のキューティーハニー「ミスティーハニー」に変身し、怪人を倒して見せた。驚くハニーに、聖羅は自分はハニーの双子の妹だと告げる。
- その後も聖羅はハニーに敵意を向けて幾度となく彼女と対立するようになるが、その一方で憎しみが高まるたびに聞こえる謎の声に悩まされていた。そして幾度かの対決の末、ハニーと聖羅は自分たちの正体を知る事となる。
- 第二のハニーの出現、ハニーを見守る謎の男性「黄昏のプリンス」の正体が明かされるなど、物語はここから大きく動き出していく。
- 第三部 24話-39話 (覚醒編)
- ハニーとの対決で敗れたシスタージルが復活。ジルは世界各国から豹の爪の精鋭を集めて新パンサー軍団を結成し、ハニーの持つ空中元素固定装置を狙い始める。
- 一方、ハニーは父や聖羅の死を乗り越えて再び立ち上がり、夏子や青児を初めとする大切な人々を守るために豹の爪と戦う決意を固めていた。そんな中、新パンサー軍団の精鋭達が次々にハニーを襲撃。その戦いの中で、ハニーは自分の空中元素固定装置に秘められた力を知る事になる。それでもなおみんなを守るために戦おうとするハニーに、豹の爪の首領パンサーゾラとの決戦の時が迫りつつあった。
登場人物(F)
主人公(F)
- 如月 ハニー(きさらぎ ハニー)
- 声 - 永野愛(タイトルコール及び後半次回予告ナレーションも兼任)
- 本作の主人公。1981年2月8日生まれのAB型。身長166cm。誕生花はフリージア。聖チャペル学園に通う16歳の美少女。スポーツ万能で、フェンシング部に所属している。背中まで流す長い金髪と一切無駄のないスリムな身体を誇り、類稀な美貌の持ち主。加えて元気な笑顔が絶えない聡明な性格も相まって、学園内では全校生徒のアイドル的存在。女生徒達からは「ハニーお姉様」と呼ばれ親しまれている。
- 16歳の誕生日に父・如月猛を豹の爪に攫われ、挙句の果てに自宅も放火されてしまうという悲劇に見舞われる。ショックで泣き崩れていた際に現れた謎の男性「黄昏のプリンス」から指輪とチョーカーを渡され、以後その不思議な力を駆使して様々な姿に変身し、豹の爪との戦いに挑む事になる。実は、人間ではなく空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体。父が豹の爪から逃走する直前に空中元素固定装置から生まれ、その後父が逃走した際研究所から連れ出され、父から愛を注がれ人間として育てられた。一度は黄昏のプリンスから自分の正体を知らされ絶望するが、父の叱咤で立ち直り、その後妹である聖羅の空中元素固定装置と融合し、「ハイパーハニー」に変身できるようになった。チョーカーと指輪のエンブレムはハート型。
- パンサーゾラとの最終決戦の直前に青児の子供を身ごもり、一度はゾラと共にダイヤモンドになって消滅しようとしたが、胎内にいた子供の声を聞いて再び気力を取り戻し、青児の下へ生還した。その後娘を出産し、その子にかつての戦友と同じ名前の「聖羅」と名づける。そして3年後、大学生になった時に青児と結婚した。
- 下記の華麗なる七変化以外にも毎回様々な姿に化けており、第2話ではシンクロナイズドスイマーの姿になったり、第6話ではパンサークローの戦闘員に変身して紛れ込み、奇襲を仕掛けるという場面があった。
- ナースハニー
- ハニー七変化の1形態。看護師の姿になる。治癒能力に長ける。注射器で敵を撃退したり、包帯で纏めて拘束することもできる。髪は薄栗色のカールヘア。
- ステージハニー
- ハニー七変化の1形態。歌手の姿になる。歌やダンス、モデルなどの能力に長ける。華麗なアクションで敵を圧倒してしまうことも。髪は金色の蜷局型。七変化の中で最も前髪が長く、鎖骨まで垂れ下がる。
- エスコートハニー
- ハニー七変化の1形態。スチュワーデスの姿になる。デパートなど、大勢の人がいる建物に潜入する際に便利な姿。敵を誘い込み、罠に嵌めるのはお手の物。髪は濃茶色の、ふっくらした内巻き型。
- スクープハニー
- ハニー七変化の1形態。カメラマンの姿になる。情報収集能力に長ける。カメラフラッシュによる目眩ましや、カメラフレームからスプリングパンチを繰り出し不意討ちもできる。髪は橙色のボブカット。七変化の中では最も髪が短い。
- エレガンスハニー
- ハニー七変化の1形態。花嫁の姿になる。その場違いな姿から、敵を惑わすことも。汎用性は低いため、七変化の中では最も使い時が少ない。髪は金の重束。
- ハリケーンハニー
- ハニー七変化の1形態。女性ライダーの姿になる。運動神経全般に長ける。オートバイなどのあらゆる乗り物を乗りこなし、機械の扱いにも優れる上肉弾戦にも強い。そのため汎用性は非常に高く、全ての変身の中でもキューティーハニーに次いで多くの登場と見せ場が用意され大活躍した。ハニーが初めて変身した姿でもある。髪は漆黒のロングストレート。ただし如月ハニーとは違って髪先は固まっておらず、大きく広がり華麗に風に靡く。七変化の中で最も髪が長く、髪先は腰を越え臀部まで至る。
- キューティーハニー
- 「ハニーフラッシュ!」の掛け声で空中元素固定装置が赤い色を帯び、如月ハニーが変身した姿。ハニー七変化の1形態である戦闘モード。決め台詞は「愛の光を持つ乙女! キューティーハニー! あなたの人生、変わるわよ!」。髪は赤いショートヘア。コスチュームは体にフィットしたレオタード状のもので、上半身が赤、下半身が濃い紫の配色。白地に金縁の手袋とロングブーツを着用し、耳には白いパールのピアスが付く。
- 極めてシリアスな性格の形態だが、第14話では早見青児が不可抗力で胸に顔をうずめてきたときは恥じらう面を見せたり、第25話では敵の猛攻を受けながらも油断をし、攻撃された挙句に崖から落ちそうになるという間の抜けた面も見せた。
- 空中元素固定装置
- ハニーの心臓に埋め込まれているハート型の装置。ハニーの変身の際に使用される。ハニーがこの装置の秘密を知るまでは、変身チョーカー自体が空中元素固定装置だと思い込んでいた。表面にフリージアの模様が刻まれており、変身するとその形態に合わせてフリージアの模様の光る色が異なる[23]。後に聖羅の空中元素固定装置と融合しパワーアップを果たす。漫画版では「エルフローラ」と呼ばれ、ルビが振られていた。
- ハニーブーメラン
- キューティーハニーの牽制技。ハニーの腕についているブレスレットのハート形の装飾から生成される刃付きの小型ブーメランを飛ばして攻撃する。主に豹の爪の戦闘員を一掃する際に使われる。
- シルバーフルーレ
- キューティーハニーの武器である剣。フェンシングのフルーレに似た形をしている。柄の中心にピンクのハート形の装飾がついている。
- ハニーライトニングフレア
- シルバーフルーレから放つ強力な必殺技。エネルギーをフルーレの刀身に収束させ、赤いFの形のエネルギーをぶつけて爆破する。命中率はあまり良くない。
- 治癒能力
- 空中元素固定装置の覚醒後はキューティーハニーの身体から外傷とコスチュームを恢復してくれる。他人の外傷でも治せるらしい。
- ハイパーハニー
- キューティーハニーがパワーアップした姿。コスチュームに黄色のウエストラインが1本加えられ、色も上半身が白、下半身が赤に変わる。コスチュームの胸元の隙間がキューティーハニーよりも大幅に広がり、彼女の魅力である大きな胸と谷間を更に強烈に印象付けるようになった。頸部のチョーカーも金色に輝くお洒落な金属製に変わり、ハートの装飾もより大きな赤色に変化した。チョーカーの背部にはダイヤ型の装飾も追加され、その辺りから白色の長いリボンを2本結び付け華麗に靡く。この装飾や白の上半身は融合したミスティーハニーから受け継いだ特徴だと思われる。新たな必殺技と武器が使えるようになり戦闘力を大幅に強化した。変身する際の台詞は「愛のため、乙女は変わる!」。イメージカラーは虹色。なお、ハイパーハニーという呼称は商品展開の際に使用された名前であり、劇中においてハニー自身がハイパーハニーと名乗ったことは一切無く、二段変身後の呼称もキューティーハニーで統一されている。
- フラッシュブレス
- 聖羅の遺した空中元素固定装置とハニーの空中元素固定装置が融合したブレスレット型の変身アイテム。ハニーの左手首に装備している。ブレスレット中央のハート形の装飾はダイヤ形へ変化している。キューティーハニーをハイパーハニーへと導く。また、攻撃用の狙撃型武器・ハニールージュアローも収納している。
- 「愛のため、乙女は変わる!」という台詞を決めると、ブレスレットが神秘的な音を発ながら点滅を始め、ハニーは静かに目を閉じ左手を胸に当てる。ハニーの胸の中にある空中元素固定装置が左手のブレスレットと共鳴し光り輝き、そこでハニーは目を開き「ハニーフラッシュ!!」と叫ぶ。すると空中元素固定装置から虹色の光が溢れ、ハイパーハニーに変身する。
- ハニールージュアロー
- ハニーブーメランを代替するハイパーハニーの狙撃型武器で、ボウガンの形状をしている。23話で初使用。「ルージュアロー!」の掛け声でフラッシュブレスから召喚される。炎(プロミネンス)・氷(ブリザード)・雷(スパーク)・水(スプラッシュ)の口紅の矢の射撃を戦闘で使い分けることができる。
- 赤いルージュ
- ルージュアローの先端に赤い光が閃くと「プロミネンス!」の掛け声で、超高熱の矢状の炎を射抜くことで、相手や相手の道具を焼き尽くす。
- 白いルージュ
- ルージュアローの先端に白い光が閃くと「ブリザード!」の掛け声で、矢状の氷を射抜くことで、強力な冷気で相手の動きを封じる。
- 黄色のルージュ
- ルージュアローの先端に黄色の光が閃くと「スパーク!」の掛け声で、矢状の雷電を射抜くことで、電撃を拡散させて多数の相手を撃ち倒すのに有効。
- 水色のルージュ
- ルージュアローの先端に青い光が閃くと「スプラッシュ!」の掛け声で、勢いのある矢状の水流を射抜くことで、相手にぶつける。
- ハニーヴァージナルインビテイション
- ハニーライトニングフレアを大幅に強化した強力な超必殺技。エネルギーをフルーレに収束させ、虹色のVの形のエネルギーをぶつけて爆破する。豹の爪の幹部クラスの怪人を撃破するほどの高い威力がある。
- 凍結能力(漫画版Part11、アニメ第38話にのみ登場)
- ハニーとゾラの最終決戦の際にハニーが見せた能力。空中元素固定装置の力を発動させ、巨大なダイヤモンドの結晶で自分諸共ゾラを封印する。漫画版ではシルバーフルーレから放つ圧倒的な剣気で大量の宝石を生成して、敵を凍結させる。
主人公を支える人々(F)
- 早見 青児(はやみ せいじ)
- 声 - 千葉進歩、くまいもとこ(幼少期)
- 私立探偵の青年。かつて父をシスタージルに殺された事がきっかけで豹の爪を憎み、追っている。この作品ではキャラクターデザインがかなりの美形に変わっている。
- ハニーとは出会う度に喧嘩をしているが、自分と同様に豹の爪を追うキューティーハニーに協力するようになり、やがて彼女に想いを寄せるようになる。第21話に聖羅の策略でキューティーハニーの正体を知ってしまうが、それでもハニーへの想いは変わらなかった。
- 物語終盤でハニーと結ばれ、娘・聖羅を儲ける。その後、パンサーゾラとの決戦から3年後にハニーと結婚した。
- 秋 夏子(あき なつこ)
- 声 - 大本眞基子
- ハニーの同級生で、寮で同室の親友でルームメイト。ハニーからは「夏ちゃん(なっちゃん)」と呼ばれている。カメラが趣味。原作とは異なり、こちらでは最後まで生き延びる。
- 第24話でハニーが無関係な人間を戦いに巻き込まないために密かに寮を出て行こうとしていたのを見てそれを咎めたが、その際ハニーがキューティーハニーに変身していたことをハニー本人の口から知らされ、ショックで学園を飛び出し一人公園にいた。その間に豹の爪の襲撃で学園が壊滅し、夏子とハニーは巻き込まれず済んだものの、豹の爪とハニーとの戦いの最中にハニーを庇って銃撃されてしまう。しかし持っていた新品のカメラに弾が当たったおかげで無傷だったため、以降はハニーの協力者として様々な場面で行動を共にする。
- ちなみに、豹の爪が学園を襲撃した際はハニーたちに罰当番をやらせようとしていたミハル先生たちの策略で始業式が延期されていたため、夏子とハニー以外の生徒たちも全員難を逃れ、原作とは異なり、ミハル先生とアルフォンヌ理事長も生き残った。
- 団兵衛(だんべえ)
- 声 - 松尾銀三
- ハニーたちが通う聖チャペル学園の校長。紋付羽織を着た小柄な老人。ハニーの父・猛とは大学時代の友人。生徒思いでミハル先生をたしなめる事も度々あるが、姉には頭が上がらない。モデルは原作に登場する早見団兵衛だが、青児との血縁はない。
- 常似 ミハル(つねに ミハル)
- 声 - 尾小平志津香
- ハニーたちが通う聖チャペル学園の女教師。ハニーや夏子など、周囲から「ミハルババア」と恐れられるほど規律に厳しく、度々学校を抜け出すハニーに手を焼いている。男性アイドルといった美少年が好き。
- 物語後半で豹の爪の襲撃により学園が崩壊し、それと同時にハニーの正体を知られた後、学園再建のためと称して何かにつけハニーたちと行動を共にすることになる。
- アルフォンヌ
- 声 - 古川登志夫
- ハニーたちが通う聖チャペル学園の理事長で、団兵衛の姉。ポチはその飼い犬。美少女生徒が好き。
- ハニー親衛隊
- ハニーの親衛隊で、男女それぞれ3人が登場。夏子や学園長と同様、ハニーの正体を知ってから協力するようになる。
- 如月 猛(きさらぎ たけし)
- 声 - 神谷明
- ハニーと聖羅の父。空中元素固定装置を開発した科学者であり、ハニーが16歳の誕生日を迎えた日にパンサークローに攫われてしまう。後にパンサークローの下から逃げ出すも一時的に記憶喪失となり、街を彷徨っていたところを早見に保護され、その後記憶を取り戻しハニーと再会した。
- その後、ハニーが自分の出生の秘密を知ってショックを受けていた際に彼女を叱咤して立ち直らせる。最後はダークパンサーとの戦いの際、身を挺して聖羅を庇ってダークパンサーの攻撃を受け命を落とした。
- 葉月 聖羅(はづき せいら)
- 声 - 平松晶子
- 聖チャペル学園に突如現れた転校生。クールな性格の美少女で、ミスティーハニーに変身する。その際にはハニー同様チョーカーと指輪を使用するが、ハニーと違いチョーカーは左の太腿につけている。チョーカーと指輪のエンブレムはダイヤ型。
- ハニーを他の女生徒同様「ハニーお姉様」と呼び、当初はあたかも慕っているかのような素振りを見せていたが、実際にはハニーを強く憎んでおり、度々ハニーと敵対する。実はハニーの双子の妹で、ハニー同様空中元素固定装置の種子から生まれた人工生命体である。生まれたばかりの頃パンサークローに攫われてパンサーゾラやプリンスゼラの下で育てられ、その際に偽の記憶を植えつけられてハニーと父を憎むよう仕向けられた。さらにゾラによって胸に「憎しみの刻印」を刻まれており、聖羅の憎しみが高まるたびに怪人を生み出すようにされていた。
- 物語後半で、彼女の空中元素固定装置は未完成の失敗作であり、変身するたびに寿命が縮まっていたことが明かされる。その後、自分の出生の秘密を知りショックを受けていた時に自身の影であるダークパンサーと遭遇し、彼女と戦うことになる。その際、自分を庇って父が死んだのを目の当たりにしたことで初めて「愛」を知り、姉を守るために最後の力で変身。最後は命を代償にダークパンサーと相打ちになり、空中元素固定装置を残して消滅した。その後、彼女の空中元素固定装置はハニーの空中元素固定装置と融合し、彼女にハイパーハニーという新たな力を与えた。
- 漫画版の設定が大幅に異なり、プリンスゼラと片思いの恋慕を描いている。また、聖羅は死亡することなく最後まで生き続ける。
- 実写ドラマ版の『キューティーハニー THE LIVE』は彼女を足して割ったような2人のキャラクター(早乙女ミキ、剣持ユキ)であることが言及されている。
- ミスティーハニー
- 「ハニーフラッシュ!」のかけ声で葉月聖羅が変身した姿。剣技の実力はキューティーハニーより格上。登場の際の決め台詞は「憎しみと運命の影を抱く女! ミスティーハニー!」。イメージカラーは青。変身すると髪が短くなるハニーとは対照的に、変身すると髪が菫色の短髪から藍色の長髪になる。コスチュームの色は上半身が白、下半身が青で、頸部に黄色の長いリボンを結び付けている。黄色い菱形のピアスをしている。水色のアイシャドウも塗る。手袋と同じ型の膝まであるロングブーツを履いている。漫画版とアニメのコスチュームデザインは一部異なるが、全身に深い青紫色のコスチュームを纏う。ちなみに「ミスティーハニー」の名前は公募で決定されたものだが、原作ではハニーの七変化の一形態の名前だった。
- 空中元素固定装置
- 彼女の空中元素固定装置は不完全な失敗作であり、ミスティーハニー以外に自由に変化することは出来ない。漫画版では壊れた聖羅の空中元素固定装置はパンサーゾラの力によって修復されることがある。
- シルバーフルーレ
- ミスティーハニーの武器である剣。ハニーのとは対照的に、柄の中心に水色のダイヤ形の装飾がついている。
- ハニーセクシーダイナマイト
- シルバーフルーレから放つ強力な必殺技。エネルギーを刀身に収束させ、Dの文字のような形をしたエネルギーを複数放つ。エネルギーが当たった相手の身体はゴムのように伸び縮みしたあと爆発する。
- ハニーブーメラン(アニメ第19話にのみ登場)
- ミスティーハニーの牽制技。左の太腿につけている変身チョーカーのダイヤを2本刃付ブーメランに変形させて射撃する。
- 早見 聖羅(はやみ せいら)
- 声 - 平松晶子
- 最終話に登場。ハニーと青児の間に産まれた娘。ゾラとの最終決戦の際にハニーの胎内に宿っており、ゾラと共に消滅しようとしたハニーに生きる力を与える役割を果たす。シスタージルと対戦したキューティーハニーを自身の母親とは知らずに憧れ、「将来はキューティーハニーになる」と発言した。聖羅の指輪がハニーと青児の結婚指輪になった[24]。
豹の爪(パンサークロー)
国際指名手配の秘密犯罪組織。ハニーの空中元素固定装置を使って無限に宝石を生み出そうと企み、そのためにハニーを狙う。その野望は宝石だけにとどまらず、世界を手中に入れんとする。パンサーゾラから生み出されたものとミスティーハニーの憎悪によって生み出されたものがいる。シスタージルと同格の大幹部「プリンスゼラ」がレギュラーとして登場したり、一般怪人より上位の「精鋭戦士」が設けられたりと、原作よりも大がかり、かつ機能的な組織として描かれている。
上層部
- パンサーゾラ
- 声 - 渡部るみ
- 世界的犯罪組織・豹の爪の総帥。人間の欲望が生み出した存在であり、人間がいる限り滅びる事はないという。シスタージル、プリンスゼラ、パンサー怪人の母のような存在。石像のような姿をしている。
- 最終決戦でハニーの空中元素固定装置の力により巨大なダイヤモンドの結晶の中に封印された。
- 黄昏のプリンス / プリンスゼラ
- 声 - 速水奨(オープニングナレーションも兼任)
- ハニーに変身チョーカーと指輪を渡した謎の青年。影からハニーを見守り、度々ハニーを助ける。
- その正体はパンサーゾラの子・プリンスゼラ。かつてハニーの父・如月猛と共同で空中元素固定装置を開発し、完成した直後に正体を現し、装置を奪おうとした。しかし、パンサークローが装置を悪用することを恐れた猛が生命体となった装置(ハニー)を持って逃走し研究所を爆破した事により装置の奪取は失敗に終わり、代わりに一つだけ残っていた未完成の空中元素固定装置から産まれた生命体(聖羅)をパンサークローの下へ連れ帰り、彼女を憎しみの権化として育てた。
- 後にハニーと聖羅に彼女達の正体を明かし、聖羅の死後彼女達を愚弄したことでハニーの怒りを買い、彼女と戦うことになる。最初は優位に立っていたが、聖羅の空中元素固定装置と融合しハイパーハニーに変身したハニーの姿を見て初めて「愛の力」を目の当たりにし、驚愕する。そして考えを改め、現れたパンサーゾラに決別を告げ、ゾラの攻撃からハニーを庇う。その後、「人間の欲望から生まれた自分にも愛は生まれるはずだ」と考え、ハニーに別れを告げていずこかへと去っていった。
- 第33話で再びハニーの前に現れ、彼女にゾラの正体が人間の欲望の権化であること、人間がいる限りゾラを倒すことが出来ない事を明かして一緒に人間のいない世界へ行こうと誘うが、ハニーはこの世界に残ってパンサークローと戦い続けることを選ぶ。その後、ハニーがパンサーゾラとの決戦に向かった際に青児をハニーの下へ導き、決戦の中でゾラの攻撃からハニーと青児を庇って倒れた。
- しかし最終話で復活を果たし、シスタージルに人質に取られた聖羅を助ける。最後はハニーと青児の結婚を見届け去っていった。
- シスタージル
- 声 - 大川千帆
- 豹の爪の大幹部。長い鞭が主な武器。かつて早見青児の父・早見勇人を殺害した張本人であり、青児にとっては父の仇である。
- 後にハニーが如月猛の娘であり、彼女が空中元素固定装置を持っていたことを知ってからは彼女を直接狙うようになり、一度はハニーとの対決で敗れ去るが23話で復活。世界各地から豹の爪の精鋭を集めて「新パンサー軍団」を結成し、ハニーの空中元素固定装置を狙う。
- ハニーとゾラの最終決戦の際、ゾラに取り込まれ消滅したかに見えたが、ゾラ消滅と同時に三度復活。最終回で青児との結婚式を挙げようとしていたハニーを襲撃し、ハニーの娘聖羅を人質にとって戦いを挑み、ハニーを追い詰めたが、聖羅の声援を受けて再び立ち上がりハイパーハニーに変身したハニーに倒され、完全に消滅した。
精鋭戦士
- スカッドパンサー
- 声 - 百々麻子
- 豹の爪中近東支部から呼び寄せられた精鋭戦士。「砂漠の悪魔」の異名を持つ。両腕に刃がついているのが特徴で、背中からスカッドミサイルを撃ち出すことができる。ハニーを倒す事だけを目的にしており、空中元素固定装置の奪取は目的ではない。冷静沈着で、ハニーの下へ向かった際に家に侵入するのではなく玄関からハニーを呼び出す、ハニーとの戦いで負けた際に自分の負けを認めるなど、意外にも律儀な性格をしている。
- かつて中近東支部で一人の少女と出会い、ここから出たいという少女の夢を叶えようとしたが、その途中で豹の爪と敵対する集団に遭遇してしまい、戦闘の最中に自分をかばった少女が目の前で殺されたことがきっかけで人間を憎むようになった。
- 後にジルから離反し、単独でハニーの下へ向かう。だがハニーとの話し合いの最中にシスタージルに襲撃され、ハニーも巻き込んで三つ巴の戦闘に発展。最後はハニーとの戦いに敗北して自分の負けを認め、中近東支部に帰ると約束したが、その直後にシスタージルに粛清され命を落とした。
- ゴーゴンクロー
- 声 - 堀越真己
- 豹の爪スマトラ支部から呼び寄せられた精鋭戦士。西洋の甲冑に似たコスチュームを纏う。後にフレディクローと険悪な仲になる。
- 第31話で如月猛と交流があった女性科学者・神崎美津子をアジトへ誘拐したが、空中元素固定装置を巡る論争で美津子に圧倒される。その後美津子を助けるために忍び込んでいたハニーと戦闘になり、最後はハイパーハニーに変身したハニーに倒された。
- フレディクロー
- 声 - 潘恵子
- 豹の爪ドイツ支部から呼び寄せられた精鋭戦士。軍服のようなコスチュームを纏い、左目の黒い片眼鏡が特徴。ジルの命令でハニーを狙う一方で、密かにジルを出し抜こうと企む。
- 後にシスタージル抹殺を企んだが、失敗に終わりジルの命令に従わざるを得なくなる。その後、ハニー抹殺のためにロシリカの巡洋艦「バジリスク」を乗っ取り、空中元素固定装置を渡さなければバジリスクに積まれている核ミサイルを東京に撃ち込むと脅迫し、ハニーを呼び出して決戦に突入。不死身の体の持ち主で何をしても死なないという特性があったためハニーを苦戦させるが、最後はハニーの空中元素固定装置の逆開放で核ミサイル諸共分解され、消滅した。
パンサー怪人
- 特殊能力を持つ女怪人達。従来作と違い、シスタージル以外にも上記のスカッドパンサー、フレディクローなどの幹部級怪人がいるのが特徴。
- ミセス・ビー
- 声 - 渡部るみ
- 1話に登場。蜂の姿の怪人。ハニーと最初に戦った怪人。
- シザースパンサー
- 声 - みうらうらら
- 1,2話に登場。蟹の姿の怪人。硬い甲羅と重火器を持つ。
- タランチュラパンサー
- 声 - 宇和川恵美
- 1,2話に登場。蜘蛛の姿の怪人。お尻から糸を出したり蜘蛛を出したりする。
- ホワイトパンサー
- 声 - 甲斐田ゆき
- 3話に登場。鳥の姿の怪人。毒付きの羽を飛ばして攻撃する。
- バブルクロー
- 声 - 大塚智子
- 4話に登場。泡の怪人。本体以外の部分は攻撃されても効かない。頭部に急所がある。
- マジックアイズクロー
- 声 - 篠原恵美
- 5話に登場。多くの目をもつ怪人。相手を幻惑で惑わすことができる。光に弱く、目が閉じると効果が切れる。
- ボンバークロー
- 声 - 冨永みーな
- 6話に登場。猫の姿の怪人。胸からミサイルを発射できる。
- ゴールドマダム
- 声 - 尾小平志津香
- 7話に登場。金の姿の怪人。体の伸縮を自在に行うことができる。
- ローズクロー
- 声 - まるたまり
- 8話に登場。薔薇の姿の怪人。トゲやツルを使って攻撃する。口からバラの香りを吐くことができ、この匂いを嗅いだものはローズクローの手下となる。
- ゼブラクロー
- 声 - みうらうらら
- 9話に登場。シマウマの姿の怪人。特に主だった攻撃はなく、冒頭で黄昏のプリンスによって退治された。
- レディブル
- 声 - 上村典子
- 9話に登場。牛の姿の怪人。パンサクロー随一のパワーを持つ。突進して攻撃する。
- ファンタスティック・バタフライ
- 声 - 富沢美智恵
- 10話に登場。蝶の姿の怪人。キューティーハニー抹殺の指令を受け宝石店を襲う。羽から鱗粉を出し、相手の目を見えなくする。ハニーライトニングフレアをかわすなど、俊敏な動きと多彩な攻撃でハニーを苦しめる。
- くの一カメレオン
- 声 - ならはしみき
- 11話に登場。カメレオンの姿の怪人。空中元素固定装置を見つけ出す指令を受け、如月姓の女子高生を襲う。舌を使った攻撃やハニーのように変身も可能。黄昏のプリンスに化けハニーのチョーカーを狙う。姿も消すことができるが影は見えるため、光が弱点。顔の上にある大きなカメレオンの目は自在に動かすことができる。
- ヘヴンズベアー
- 声 - 松本さち
- 14話に登場。熊の姿の怪人。ミスティーハニーの憎悪から生まれた怪人。ハニーが持っていた熊のぬいぐるみから熊モチーフ。鋭い爪と怪力で攻撃をする。聖羅を人質に教会跡でハニーと対決する。
- ペガサスパンサー
- 声 - 志乃宮風子
- 15話に登場。ペガサスの姿の怪人。ミスティーハニーの憎悪から生まれた怪人。フェンシング部を襲う。剣と盾を使って攻撃する。ハニーのおふざけにも的確に突っ込みを入れる。
- アントクロー
- 声 - 西宏子
- 16話に登場。蟻の姿の怪人。ミスティーハニーの憎悪から生まれた怪人。甘いものを憎み街を襲う。口から溶解液を出したり、肩から卵を出して攻撃するがハニーが一度もピンチになることはなかった。
- タイガーヘッドクロー
- 声 - 宇和川恵美
- サンセットクロー
- 声 - 堀越真己
- スカルクロー
- 声 - 折笠愛
- ブリザードクロー
- 声 - 横尾まり
- ダークパンサー(漫画版では「ダーティーハニー」)
- 声 - 横尾まり
- 聖羅の絶望から生まれた怪人。ミスティーハニーに瓜二つの姿だが、全身が青白い色をしている。
- 聖羅が自分の正体を知って絶望した際に生まれ、彼女の絶望と「こんな世界なんて無くなってしまえ」という聖羅の憎しみを受け継いで世界を滅ぼそうとする。その後、ハニー達と戦闘になり、その途中で怪物のような姿に変身。聖羅をかばった如月猛の命を奪ったが、最後はミスティーハニーとの決闘の末に相打ちになって消滅する。
- サターンベイビークロー
- 声 - 松井菜桜子
- フレディクロー
- 声 - 潘恵子
- エレクトリックパンサー
- 声 - 堀江美都子
- サスペンションクロー姉
- 声 - 高田由美
- サスペンションクロー妹
- 声 - くまいもとこ
- ジャングルクロー
- 声 - 竹田愛里
- アマゾンパンサー
- 声 - 西原久美子
- カッタークロー
- 声 - 高乃麗
- キューピッドクロー
- 声 - 西村ちなみ
- パンサー手下(戦闘員)
- 声 - 赤井田良彦、土門仁、宮田始典他
- 豹の爪の戦闘員。豹の覆面と服装、倒されると泡になって消滅するなど、過去作と設定は同じ。
ゲストキャラクター(F)
- ゆりえ
- 声 - 富田恭子
- ヒロシ
- 声 - 有馬克明
- アリナ・柊
- 声 - 麻生かほ里
- マザーフォーチューン
- 声 - 青山佳代
- 早見 勇人(はやみ ゆうと)
- 声 - 梁田清之
- 早見青児の父親。私立探偵で、かつて豪華客船で豹の爪が絡んだ犯罪を追っていた際、息子の目の前でシスタージルに殺害される。青児がいつもかぶっているハンチング帽は勇人の形見の品。
- 林原 薫(はやしばら かおる)
- 声 - 堀本等
- 第8話に登場。最高の香水「ローズ・ルネッサンス」の再現を目指す若き天才調香師。研究のことしか頭になく、生活能力は皆無。心に決めた女性がおり、ローズ・ルネッサンスが完成したらプロポーズすると決心していた。そのため夏子のアタックに気付かず、結婚式の写真と、手伝いのお礼として「キューティーサマー」という香水を贈った。
- 芳村 エリカ(よしむら えりか)
- 声 - 鈴木真仁
- 第9話に登場。豹の爪の怪人に襲われたところを黄昏のプリンスに助けられたお金持ちのお嬢様。指に輝く指輪「太陽のダイヤ」を持つ。黄昏のプリンスに一目惚れしてしまい、そのためにプリンスの知り合いであるハニーに、プリンスと絶縁するよう言い渡したが……。
- 神崎 美津子(こうざき みつこ)
- 声 - 増山江威子
- 如月猛と団兵衛の大学時代の知り合いだった女性博士。如月博士の憧れの人だったらしい。シンポジウムのために来日した際にハニーと出会い、彼女と交流する。
作中用語(F)
- 聖チャペル学園
- ハニーが通っている全寮制高校。前作のテレビアニメ版や永井豪原作版では女子高だったが、本作では男女共学。
- 憎しみの刻印
- 聖羅の胸にある、黒いバラの花に似た形の痣。聖羅の憎しみに呼応して怪人を生み出す。最初は小さかったが、20話で大きくなり、その際に発光し明滅する描写が見られた。
スタッフ(F)
- 原作 - 永井豪
- シリーズディレクター - 佐々木憲世
- シリーズ構成 - 山口亮太
- キャラクターデザイン - 下笠美穂
- 美術デザイン - 鹿野良行
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 選曲 - 水野さやか
- プロデューサー - 上田めぐみ、太田賢司(以上、テレビ朝日)、矢田晃一(東映エージエンシー)、東伊里弥
- 制作協力 - 東映
- 制作 - テレビ朝日、東映エージエンシー、東映動画(社名変更に伴い、第37話 - 第39話は「東映アニメーション」表記)
主題歌(F)
- エンディングテーマ
-
- 「泣けちゃうほど せつないけど」
- 歌・作詞・作曲 - 岡本真夜 / 編曲 - 十川知司
各話リスト(F)
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | (絵コンテ) 演出 |
作画監督 | 美術 |
---|---|---|---|---|---|---|
第一部(試練編) | ||||||
1 | 1997年 2月15日 |
愛のために! 乙女は変わる | 山口亮太 | 佐々木憲世 | 伊東美奈子 下笠美穂 |
鹿野良行 |
2 | 2月22日 | 乙女の決意! たそがれに一輪の花 | 角銅博之 | 清山滋崇 | 窪田忠雄 | |
3 | 3月1日 | 乙女の夢! 花嫁衣装は誰のため? | 吉田玲子 | 小坂春女 | 藤田まり子 | 橋本和幸 |
4 | 3月8日 | 人魚姫の涙! 父と娘のきずな | 隅沢克之 | 細田雅弘 | 杉本道明 | 田尻健一 |
5 | 3月15日 | 運命をこえて! 七色の虹の乙女 | 吉田玲子 | 遠藤勇二 | 北野ヨシヒロ | 鹿野良行 |
6 | 3月22日 | 変身不能! 閉じこめられたハニー | 隅沢克之 | 芝田浩樹 | 細山正樹 | |
7 | 4月19日 | 悲しみの海! 青児、父への追憶 | 山口亮太 | 五十嵐卓哉 | 爲我井克美 | |
8 | 4月26日 | 甘く危険な香り! 守れ乙女の純情 | 吉田玲子 | 角銅博之 | 小山知洋 | 田尻健一 |
9 | 5月3日 | プリンスの危機!? ライバル登場!! | 山口亮太 | (佐々木憲世) 氷室文月 |
杉本道明 | 鹿野良行 |
10 | 5月10日 | 必殺技敗れる!? ハニー決死の激闘 | 隅沢克之 | 小坂春女 | 清山滋崇 | |
11 | 5月17日 | 忍びよる恐怖!! 狙われたハニー | 山口亮太 | 遠藤勇二 | 下笠美穂 | 田尻健一 |
12 | 5月24日 | ハニー絶体絶命! ジル電撃の嵐 | 隅沢克之 | 芝田浩樹 | 北野ヨシヒロ | 鹿野良行 |
13 | 5月31日 | 愛の力で戦え! ジルとの最終決戦 | 吉田玲子 | 角銅博之 | 細山正樹 | 中西英和 |
第二部(運命編) | ||||||
14 | 6月7日 | 謎の戦士登場!! 新たな運命の序曲 | 山口亮太 | (佐々木憲世) 遠藤勇二 |
爲我井克美 | 田尻健一 |
15 | 6月14日 | 開幕のベル! 二人のハニー超戦闘 | 吉田玲子 | 細田雅弘 | 杉本道明 | 鹿野良行 |
16 | 6月21日 | からみ合う愛憎! 姉妹テニス対決 | 隅沢克之 | 小坂春女 | 小山知洋 | 中西英和 |
17 | 7月5日 | 衝撃事実! 父が語るハニーの秘密 | 吉田玲子 | 遠藤勇二 | 清山滋崇 | 田尻健一 |
18 | 7月12日 | 燃える炎の記憶! 聖羅の過去 | 十川誠志 | 五十嵐卓哉 | 下笠美穂 | 鹿野良行 |
19 | 7月26日 | 水着で勝負! 幽霊船のガイ骨退治 | 隅沢克之 | 角銅博之 | 北野ヨシヒロ | 中西英和 |
20 | 8月2日 | パンサー刻印! 聖羅の胸の秘密 | 山口亮太 | 氷室文月 | 杉本道明 | 田尻健一 |
21 | 8月16日 | 愛ゆえに! Wハニー最後の戦い | 吉田玲子 | 小坂春女 | 細山正樹 | 鹿野良行 |
22 | 8月23日 | 炎の中に聖羅死す! 父の愛を胸に | 山口亮太 | 芝田浩樹 | 爲我井克美 | |
23 | 8月30日 | 愛の結末! 運命に勝つハニーの光 | 遠藤勇二 | 清山滋崇 | 中西英和 | |
第三部(覚醒編) | ||||||
24 | 9月13日 | 学園崩壊!? 新パンサー軍団の脅威 | 山口亮太 | 五十嵐卓哉 | 上野ケン | 鹿野良行 |
25 | 10月4日 | ハニーの子育て!? 狙われたベビー | 吉田玲子 | 角銅博之 | 加々美高浩 | 田尻健一 |
26 | 10月11日 | アイドルなパンサー? 熱唱歌合戦 | 隅沢克之 | 芝田浩樹 | 伊東美奈子 三島利佳 |
中西英和 |
27 | 10月25日 | サーキットの女王! 超高速の激闘 | 大橋志吉 | 佐々木憲世 | 上野ケン | 鹿野良行 |
28 | 11月1日 | その名は悪魔! パンサー戦士の涙 | 山口亮太 | 小坂春女 | 下笠美穂 | |
29 | 11月15日 | 無人島大冒険! お宝探しで大騒ぎ | 隅沢克之 | 遠藤勇二 | 清山滋崇 | |
30 | 11月22日 | 脱出不可能!? 地獄行きの暴走列車 | 大橋志吉 | 五十嵐卓哉 | 爲我井克美 | |
31 | 11月29日 | 情熱と愛は消えず! 父の青春の日々 | 吉田玲子 | 角銅博之 | 上野ケン | |
32 | 12月6日 | 腹ペコ探偵早見青児! 最悪の一日 | 隅沢克之 | 芝田浩樹 | 須田正己 | |
33 | 12月13日 | 大宇宙のワナ! ハニー最大の危機 | 大橋志吉 | 小坂春女 | 下笠美穂 岡村正弘 | |
34 | 12月20日 | ハニー愛の選択! 青児VSプリンス | 山口亮太 | 遠藤勇二 | 清山滋崇 | |
35 | 12月27日 | 私を信じて! 愛の光全パワー開放 | 隅沢克之 | 五十嵐卓哉 | 爲我井克美 | |
36 | 1998年 1月10日 |
勇気の戦い! 電撃プロレスマッチ | 吉田玲子 | 小坂春女 | 上野ケン | |
37 | 1月17日 | 最後の聖戦(前編)運命に向かう愛 | 山口亮太 | (佐々木憲世) まつもとただお |
須田正己 | |
38 | 1月24日 | 最後の聖戦(後編)夢見る力の勝利 | 佐々木憲世 | 下笠美穂 | ||
39 | 1月31日 | 花嫁ハニー! 愛の光は永遠に | 吉田玲子 | 芝田浩樹 | 下笠美穂 清山滋崇 |
放送期間など(F)
- 放送期間:1997年2月15日 - 1998年1月31日
- 放送回数:全39話
- 放送時間:毎週土曜日19時00分 - 19時30分(1997年9月13日まで)、毎週土曜日18時30分 - 19時00分(同年10月4日以降)
- 放送局:テレビ朝日
放送局(F)
※放送日時は1997年12月中旬 - 1998年1月上旬時点のものとする[25]。
放送地域 | 放送局 | 系列 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | テレビ朝日系列 | 土曜 18:30 - 19:00 | 制作局 |
北海道 | 北海道テレビ | |||
青森県 | 青森朝日放送 | |||
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |||
宮城県 | 東日本放送 | |||
秋田県 | 秋田朝日放送 | |||
山形県 | 山形テレビ | |||
福島県 | 福島放送 | |||
新潟県 | 新潟テレビ21 | |||
長野県 | 長野朝日放送 | |||
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |||
石川県 | 北陸朝日放送 | |||
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |||
広島県 | 広島ホームテレビ | |||
山口県 | 山口朝日放送 | |||
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |||
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |||
福岡県 | 九州朝日放送 | |||
長崎県 | 長崎文化放送 | |||
熊本県 | 熊本朝日放送 | |||
大分県 | 大分朝日放送 | |||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |||
沖縄県 | 琉球朝日放送 | |||
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | 火曜 15:55 - 16:25 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列 | 火曜 16:55 - 17:25 | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | 土曜 17:00 - 17:30 | 現・朝日放送テレビ。 24話までは同時ネット。25話以降は制作局より1時間30分早い先行放送[26]。 |
宮崎県 | テレビ宮崎 | フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
火曜 16:00 - 16:30 |
劇場版(F)
『キューティーハニーF』は、1997年夏の東映アニメフェアにおいて公開された、同作の劇場版。ちゃお創刊20周年記念事業の一環として製作された。
- ストーリー
伝説の秘宝・「古代蝶」は持つ者をエメラルドの城へ導く。ハニーがこの秘密を守るため、悪の組織・豹の爪に生死を懸けた対決を挑む。
- 登場キャラクター
- 作中用語
-
- 古代蝶
- エメラルドの城
- 伝説の遺跡。
- スタッフ
-
- 監督 - 佐々木憲世
- 脚本 - 山口亮太
- キャラクターデザイン - 下笠美穂
- 作画監督 - 伊東美奈子
- 美術監督 - 窪田忠雄
- 音楽 - 佐橋俊彦
- 製作担当 - 高梨洋一
- 主題歌
関連商品(F)
- 漫画(既刊一覧)
- 漫画 - 飯坂友佳子
- 各掲載誌 - 「ちゃお」「てれびくん」「小学一年生」「小学二年生」「小学三年生」「小学四年生」「めばえ」「幼稚園」「学習幼稚園」「別冊コロコロコミック」
- 小学館・ちゃおフラワーコミックス 『キューティーハニーF』 (全4巻)
単行本 | 話数 | 収録話 | 書籍コード |
---|---|---|---|
第1巻 1997年6月 |
Vol.1 | 華麗なる七変化! キューティーハニー登場 | ISBN 978-4-09-137181-2 |
Vol.2 | 青い蘭は危険な香り | ||
Vol.3 | 白百合の純情 恋のときめき | ||
Vol.4 | 大ピンチ!! キューティーハニーの正体は!? | ||
学園編 | 怪盗参上 ハニーを狙え!? | ||
学年誌記事 〈Part1〉 | |||
学年誌記事 〈Part2〉 | |||
第2巻 1997年10月 |
Vol.5 | 謎の女戦士 ミスティーハニー登場! | ISBN 978-4-09-137182-9 |
Vol.6 | 海辺で決闘 渚のピーチバレー対決! | ||
Vol.7 | 衝撃のハニー 黄昏のプリンスの正体は!? | ||
学園編 | ゴーストハウスの恐怖!? | ||
学年誌記事 〈Part3〉 | |||
学年誌記事 〈Part4〉 | |||
学年誌記事 〈Part5〉 | |||
学年誌記事 〈Part6〉 | |||
第3巻 1998年2月 |
Vol.8 | 激闘!! 強敵シスタージル | ISBN 978-4-09-137183-6 |
Vol.9 | 哀しみの聖羅!! 明かされた秘密 | ||
Vol.10 | 邪悪な影!! ダーティーハニーの罠 | ||
Vol.11 | 愛のために!! ハニー、怒りの変身 | ||
学園編 | プリンス様のうるわしき生活 | ||
学年誌記事 〈Part7〉 | |||
学年誌記事 〈Part8〉 | |||
第4巻 1998年4月 |
Vol.12 | 新たなる変化!! 愛の戦士ハイパーハニー | ISBN 978-4-09-137184-3 |
Vol.13 | 最終決戦!! ハニーVS.パンサーゾラ | ||
最終回 | さらぱキューティーハニー!! 愛の光は永遠に | ||
学園編 | ハニーの一番長い夜 | ||
番外編 | 復活のシスタージル!? | ||
学年誌記事 〈Part9〉 | |||
学年誌記事 〈Part10〉 | |||
学年誌記事 〈Part11〉 | |||
学年誌記事 〈Part12〉 |
- 解説本
-
- 「キューティーハニーF」の秘密・コミック研究本 (出版 - データハウス、著者 - K宮崎、1997年8月発売) ISBN 978-4-88718-457-2
- 音楽CD
枚 | 発売日 | タイトル | 規格品番 |
---|---|---|---|
マキシシングル(8cm) | |||
1 | 1997年2月21日 | キューティーハニー | CODC-1165 |
2 | 1997年3月5日 | 泣けちゃうほど せつないけど | TKDA-70999 |
3 | 1997年7月19日 | キューティーハニー クラブスタイル | CODC-1281 |
ミニアルバム(8cm) | |||
1 | 1997年10月21日 | キューティーハニーF ハイパーハニー登場!! | CODZ-3034 |
2 | 1997年11月21日 | キューティーハニーF キャラクタービジョンCD | COCC-14696 |
イーメジアルバム | |||
1 | 1997年6月21日 | キューティーハニーF ソングコレクション | COCC-14281 |
サウンドトラック | |||
1 | 1997年7月19日 | キューティーハニーF ミュージックコレクション | COCC-14366 |
2 | 1997年10月21日 | キューティーハニーF ミュージックコレクション2 | COCC-14580 |
- VHS
-
- キューティーハニーF (全巻映像特典付き・シリーズ全19巻+劇場版1巻)
- LD
-
- キューティーハニーF (全巻封入特典・シリーズ全10巻+劇場版1巻・毎巻1枚)
- DVD
-
- キューティーハニーF VOL.1 (1話 - 10話まで収録 2枚組・片面2層) DSTD-06624
- キューティーハニーF VOL.2 (11話 - 20話まで収録 2枚組・片面2層) DSTD-06625
- キューティーハニーF VOL.3 (21話 - 29話まで収録 2枚組・片面2層) DSTD-06626
- キューティーハニーF VOL.4 (30話 - 39話まで収録 2枚組・片面2層) DSTD-06627
- キューティーハニーF 劇場版 (1枚組・片面1層) DSTD-02355
テレビ朝日系列 土曜19:00 - 19:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
テレビ朝日系列 土曜18:30 - 18:55枠 | ||
キューティーハニーF
(1997年10月4日 - 1998年1月31日) 【当番組からアニメ枠】 |
アニメ週刊DX!みいファぷー
※18:30 - 19:00 |
|
テレビ朝日 土曜18:55 - 19:00枠 | ||
世界の国立公園
【ここまで関東ローカル枠】 |
キューティーハニーF
(1997年10月4日 - 1998年1月31日) 【当番組からアニメ枠】 |
アニメ週刊DX!みいファぷー
※18:30 - 19:00 |
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固有名詞の分類
映画作品 |
夫婦合唱 暗黒の大統領カポネ キューティーハニー 血潮の吹雪 美貌と罪 |
テレビ朝日系アニメ |
カリメロ ウミガメと少年 キューティーハニー ドラドラ子猫とチャカチャカ娘 つるピカハゲ丸 |
アニメ作品 き |
ギブリーズ episode2 銀河漂流バイファム キューティーハニー 傷物語 ギャラクシー・ハイスクール |
1973年のテレビアニメ |
空手バカ一代 冒険コロボックル キューティーハニー ドロロンえん魔くん ミラクル少女リミットちゃん |
日本の漫画作品一覧 |
舞舞草の谷 くせっ毛ララバイ キューティーハニー つるピカハゲ丸 遊☆戯☆王GX |
アニメソング |
Tomorrow/枯れない花 No Regret キューティーハニー ヒトリノ夜 まさか三卵性!? |
漫画作品 き |
銀色の髪の亜里沙 銀曜日のおとぎばなし キューティーハニー 境界のRINNE 金と銀のカノン |
漫画の登場人物 |
剛万太郎 嵜島昇喜郎 キューティーハニー 吉川恵 坂田銀時 |
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