ガンバ大阪 概要

ガンバ大阪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/04 00:28 UTC 版)

概要

2016年3月20日 ガンバ大阪U-23 vs グルージャ盛岡戦

1980年昭和55年)創部の松下電器産業サッカー部が前身であり、1993年平成5年)のJリーグ開幕時より加盟している10クラブ(オリジナル10)のひとつ。2005年に初タイトルとなるJ1リーグ優勝を果たし、2008年にはAFCチャンピオンズリーグ制覇、2012年シーズンは17位で初のJ2降格となった。2014年にはJ1復帰1シーズン目での国内三冠J1リーグJリーグカップ天皇杯)を達成するなど、Jリーグを代表する強豪クラブである。獲得タイトル数はJリーグ全加盟クラブ中2位、近畿地方以西のクラブでは最多である。

ホームスタジアムはパナソニックスタジアム吹田[1]。Jリーグ加盟の1993年から2015年までは万博記念競技場をホームスタジアムとしていた。練習グラウンドは万博記念公園スポーツ広場内のガンバ大阪練習場である[1]。当初は神戸ユニバー記念競技場西京極競技場を準本拠地、淀川区新大阪駅近く)にクラブ事務所と京田辺市に練習場と「近畿代表」・「オール関西」的な意味合いが強かった。

2011年までのホームタウン大阪府吹田市の1市。1997年に練習場とクラブ事務所をスタジアムがある万博記念公園に移転。2004年より吹田市、茨木市および高槻市、2006年より前述3市および豊中市を重点4市と定めた[5][6]2010年、それまで各市でG大阪の支援活動を行っていた4市の後援会が一丸となり、G大阪とともに各自治体、企業などと協力し、青少年の健全育成や街の活性化をはじめとする地域貢献活動を目的とした「ガンバ大阪後援会」が発足した。なお、大阪府大阪市堺市をホームタウンとしているセレッソ大阪に対し、G大阪は北摂北河内地域14市3町[注 1] を重点地域にしている[5][7]。ホームタウンはその後、2012年2月に茨木市高槻市豊中市の3市[1][8]、2015年5月に池田市摂津市箕面市の3市[9] をそれぞれ追加し、北摂地域の全ての市となった。

クラブ名の「ガンバ(GAMBA)」は、イタリア語で「」を意味し、「脚」によってシンプルで強いチームを目指す[1]。また、日本語の「頑張る」にも通じ[1]

  • チーム一丸となって勝利を目指してガンバるチーム
  • どんな状況でもガンバって勝利を勝ちとるチーム
  • 大阪をホームタウンとし、大阪を中心とした関西ファンの声援を受けてガンバるチーム
  • 日本一、世界一のクラブ組織に向けてガンバるサッカークラブ

という意味が込められている[10]。 なおスペイン語では「エビ」(正確にはシバエビ)という意味だが、こちらは単なる偶然の一致であり特に関係性はない。但しそれを他チームのサポーターが茶化して「海老」と呼ぶことがある(ガンバとの試合を「海老狩り」と呼ぶなど)。

発足から1995年までのクラブ名は「パナソニックガンバ大阪」としていた。略称表記はJリーグ発足当初は「大阪」であったが、1995年に大阪市にホームタウンを置くC大阪がJリーグに昇格してからは、C大阪と区別するため「G大阪」もしくは「ガ大阪」と表記されている。

運営会社は株式会社ガンバ大阪で、設立当初は松下電器産業(現・パナソニック)が全株式を保有していたが、1997年に関西電力大阪ガス西日本旅客鉄道が株主となっている。なお、資本金はJリーグクラブの中でも最少である。

マスコット松下進デザインの「ガンバボーイ[1] で、ゼウスの生まれ変わりという設定である。ガンバって勝利を勝ち取る元気なサッカーボーイであり、雷の形の闘志あふれるエネルギーをその手につかんでいる。人間をモチーフにした数少ないマスコットの1つ(オリジナル10では唯一の人間をモチーフにしたマスコット)である。Jリーグ開幕当初は、デザインイラストどおりギリシャ風の衣装を着用するデザインであったが[11]、1990年代後半頃からはユニフォームを着用したイラストに変更された。ただし、ユニフォーム以外を着用しているものも少数ではあるが存在した。

エンブレム1995年までは、クラブマスコットのガンバボーイそのものがエンブレムの代わりであり、正式なエンブレムができた1996年以降は、クラブカラーと同じブルーとブラックで大阪府の府鳥「百舌鳥」を伝統の象徴である盾型にアレンジし、その中央にはサッカーボールが描かれ、勝利の証である月桂樹のかわりに、大阪府の木「銀杏」の葉が周囲を飾るものになっている。 2021年10月2日、オフィシャルホームページにて、2022年シーズンよりエンブレムとロゴを変更する事が発表された。 エンブレムは、炎、ハート、ゴールの3つの要素によってガンバ大阪の頭文字「G」を造形。エンブレム下部より上昇する炎の形状は、熱狂を生み出す青い炎となる、ガンバ大阪の姿を象徴し、エンブレムの中心からハートの形状を描くブルーのラインは、心の中で燃え続ける熱い情熱によって、ファン・サポーター、地域、日本のスポーツ文化の中心となる意志を表す。 エンブレム上部に描かれたゴールの形状は、栄光(ゴール)に向けて真摯に挑み続ける、決意を表している。 ロゴは、エンブレムのエッセンスを取り入れた、シンプルでありながら意志の強さのあるユニークで現代的なデザインに変更された[12]

2022年4月1日付で、メインスポンサーであるパナソニックの事業再編(持株会社・パナソニックホールディングスへの移行)に伴い、これまでパナソニック本社直轄で運営していた企業スポーツクラブの運営を委託する新母体としてパナソニックスポーツ株式会社が設立され、ガンバ大阪はそのパナソニックスポーツの子会社(パナソニックホールディングスが所有していた株式をパナソニックスポーツに移譲)として機能することになった[13]


注釈

  1. ^ 吹田市茨木市高槻市豊中市摂津市池田市箕面市島本町豊能町能勢町交野市門真市四條畷市大東市寝屋川市枚方市守口市。このうち、ゴシック体で示している都市がJリーグに届け出ているホームタウンエリア
  2. ^ a b 第10節 川崎戦はACL出場のため、7月1日に実施。
  3. ^ 因みにホームスタジアムが万博記念競技場から2016年吹田スタジアムに代わったが、2015年9月16日に準々決勝第2戦で全北現代モータース戦以降勝った事が無く、ホームで7戦連続勝利なしは日本サッカー史上最長記録である。また2004年以降2年連続でグループステージを最下位で敗退したのは日本サッカー史上初である。
  4. ^ その後、わずか半年で大分へ再び完全移籍
  5. ^ 開幕直後に長崎へ再び期限付き移籍
  6. ^ 昨シーズンはデュッセルドルフ所属
  7. ^ 昨シーズンはフュルト所属
  8. ^ その後、スコットランドのハーツへ期限付き移籍
  9. ^ 昨シーズンは岐阜に所属。
  10. ^ 第9節名古屋戦、第10節鹿島戦はACL出場により、8月17日と7月27日に実施。
  11. ^ Jリーグでは2016年から背中の広告に関してこれまでの背番号上の上部だけでなく裾部分の下部にも掲出が可能になったが、ガンバ大阪ではそれ以前に下部にスポンサーを掲出していたことになる。2016年以前に下部にロゴを提出していた例としてFC東京柏レイソルがある(FC東京は2008年までは、他のチームと同様に上部に掲出していた。2009年以降背中スポンサーのLIFEVAL(2009年)、TEPCO(2010年 - 2011年4月)、Mitsubishi Corporation(2012年 - 2016年)は下部に掲出していたが、2017年よりMitsubishi Corporationが上部に移動した。柏の場合は2014年から上部にスポンサーのAflac、下部に柏が支援しているセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンのロゴが無償提出されていた。また2016年 - 2018年は下部に無償ロゴのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに加え有償のスポンサーの ジールホールディングス を掲出していた。)。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad クラブガイド:ガンバ大阪”. 日本プロサッカーリーグ、j1リーグ所属. 2015年3月30日閲覧。
  2. ^ ブランドガンバ大阪”. 2021年11月15日閲覧。
  3. ^ ガンバ大阪スタジアム”. 日本プロサッカーリーグ. 2016年1月28日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 2017年度(平成29年度)Jクラブ個別情報開示資料”. 日本プロサッカーリーグ. 2018年8月7日閲覧。
  5. ^ a b 『ガンバ大阪オフィシャルイヤーブック 2009』 102頁
  6. ^ 第2回 サポーターミーティング - ガンバ大阪オフィシャルサイト
  7. ^ Jリーグニュースプラス Vol.2 - ウェイバックマシン(2012年6月1日アーカイブ分) - Jリーグ公式サイト、2008年4月
  8. ^ “ガンバ大阪・名古屋グランパスのホームタウン広域化について” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2012年2月21日), オリジナルの2014年12月5日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20141205003239/http://www.j-league.or.jp/release/000/00004340.html 2013年3月1日閲覧。 
  9. ^ “松本山雅FC、ガンバ大阪ホームタウン追加について” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2015年5月21日), http://www.jleague.jp/release/post-35366/ 2015年5月21日閲覧。 
  10. ^ クラブ概要 - ガンバ大阪オフィシャルサイト
  11. ^ [ 5.15 ハッピーバースデー J.LEAGUE ] PLAYBACK 1993 - ウェイバックマシン(2014年9月16日アーカイブ分) - J's GOAL、2010年5月13日。また、2011年10月2日の20周年記念試合では開幕当初の衣装で登場した。
  12. ^ ガンバ大阪 新エンブレム・ロゴ発表のお知らせ - ガンバ大阪オフィシャルサイト
  13. ^ パナソニック スポーツ株式会社の発足について
  14. ^ サッカーマガジンJリーグ名古屋グランパス優勝号 2011年 1/1号、p.64。
  15. ^ 降格を含む場合、2011年J1 17位→2012年J2 18位の福岡が最大。
  16. ^ アウェー全21試合中、北九州本城 7,207人)、徳島鳴門大塚 8,897人)、群馬正田スタ 7,810人)3試合を除く18試合で1万人超。うち北九州戦については2014ワールドカップ予選、群馬戦はヨーロッパ遠征のため、ともに遠藤、今野がサッカー日本代表に選出され不在だった。
  17. ^ “G大阪、ミラクルVで3冠王手! 降格圏から史上最大14差ひっくり返す”. LivedoorNEWS. (2014年12月6日). http://news.livedoor.com/article/detail/9547865/ 2014年12月6日閲覧。 
  18. ^ ガンバ大阪、ナチス連想フラッグ掲出問題でけん責と200万円の制裁金 GOAL(2017年5月11日)
  19. ^ 【G大阪】クルピ監督「責任は私」開幕3連敗18年ぶり最下位…公式戦17戦勝ちなし”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2018年3月11日). 2018年7月23日閲覧。
  20. ^ 16位低迷のG大阪、宮本恒靖氏の指揮官就任を発表…クルピ監督を解任”. サッカーキング. フロムワン (2018年7月23日). 2018年7月23日閲覧。
  21. ^ 新型コロナ8人陽性でトップチーム活動休止中のG大阪、23日から活動再開”. サッカーキング (2021年3月22日). 2021年6月2日閲覧。
  22. ^ a b “トップチーム監督交代のお知らせ” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2021年5月14日), https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/12363/ 2021年6月2日閲覧。 
  23. ^ “松波 正信監督体制 継続決定のお知らせ” (日本語) (プレスリリース), ガンバ大阪, https://www.gamba-osaka.net/news/index/no/12413/ 2021年6月1日閲覧。 
  24. ^ a b トップチーム監督交代のお知らせ” (日本語). ガンバ大阪オフィシャルサイト. 2022年11月6日閲覧。
  25. ^ 2011年シーズン 金沢での公式戦開催について - ウェイバックマシン(2011年2月9日アーカイブ分)
  26. ^ “「Panasonic Cup 」スタジアムグルメ-美味G-のご案内” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2016年2月13日), http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/3958/ 2016年2月14日閲覧。 
  27. ^ “ガンバ大阪ミュージアム「Blu STORIA」情報!” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2016年2月11日), http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/3949/ 2016年2月14日閲覧。 
  28. ^ 「新スタジアム」建設にむけて”. スタジアム建設募金団体公式サイト (2008年7月18日). 2013年3月1日閲覧。
  29. ^ a b 『ガンバ大阪15年史』ベースボール・マガジン社、2007年 ISBN 978-4583614632
  30. ^ ブランド ガンバ大阪”. 2022年3月22日閲覧。
  31. ^ ガンバ大阪がみんなで取り組むSDGs(持続可能な開発目標) 「SDGsmileプロジェクト」キックオフのお知らせ
  32. ^ 太陽の塔とのコラボ!『GAMBA EXPO』を8/13(日)明治安田生命J1 第22節磐田戦で開催!
  33. ^ GAMBA EXPO 2018 記念ユニフォームデザイン&来場者全員配布オリジナルユニフォームシャツデザインについて
  34. ^ .2023年1月31日で、アンブロと契約満了『GAMBA EXPO 2019』記念ユニフォームデザイン&来場者全員配布オリジナルユニフォームシャツデザイン発表!
  35. ^ オフィシャルサプライヤー デサントジャパン株式会社様「アンブロ」との契約満了についてのお知らせ”. 2022年10月24日閲覧。
  36. ^ “2016明治安田生命J3リーグへ参加するU-23チームが決定!” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2015年12月15日), http://www.jleague.jp/release/post-40975/ 2016年1月25日閲覧。 
  37. ^ “2016明治安田生命J3リーグに「ガンバ大阪U-23」チームが参加” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2015年12月15日), http://www.gamba-osaka.net/news/index/c/0/no/3759/ 2016年1月25日閲覧。 
  38. ^ “第13回サポーターミーティング” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2014年8月31日), http://www2.gamba-osaka.net/supporter/meeting13.html 2016年1月25日閲覧。 
  39. ^ “G大阪セカンドチームJ3参入検討 若手に英才教育” (プレスリリース), 日刊スポーツ, (2015年10月6日), http://www.nikkansports.com/soccer/news/1549082.html 2016年1月25日閲覧。 
  40. ^ “U−23が参戦するJ3、成功の鍵は?FC東京、G大阪、C大阪それぞれの事情” (プレスリリース), スポーツナビ, (2016年2月7日), http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201602070004-spnavi?p=2 2017年9月12日閲覧。 
  41. ^ 川端暁彦 (2016年4月25日). “「三者三様」U-23チームのJ3参戦はいかに(♯35)”. J.LEAGUE.jp. 2017年9月12日閲覧。
  42. ^ “JがU23リーグ戦終了へ、来季からJ3に新規定”. 日刊スポーツ. (2019年7月16日). オリジナルの2019年9月26日時点におけるアーカイブ。. https://archive.fo/n1Ecy 2019年9月26日閲覧。 
  43. ^ “ガンバ大阪 コーチングスタッフ加入のお知らせ” (プレスリリース), ガンバ大阪, (2016年1月7日), http://www.gamba-osaka.net/news/index/no/3827 2016年1月25日閲覧。 
  44. ^ “登録選手追加・変更・抹消のお知らせ(2016/03/11)” (プレスリリース), 日本プロサッカーリーグ, (2016年3月11日), http://www.jleague.jp/release/post-42219/ 2016年3月15日閲覧。 
  45. ^ 久保くんだけじゃない。J3がサッカー界に残した「知られざる功績」 webスポルティーバ(2016年11月28日)
  46. ^ 「U-20ワールドカップ2017開幕直前 日本代表リポート」『サッカークリニック』2017年6月号、ベースボール・マガジン社、2017年。
  47. ^ 宮本恒靖氏、G大阪U-23の監督就任が決定…山口智氏がヘッドコーチに サッカーキング(2017年1月10日)
  48. ^ 育成のキーマンが語るそれぞれのスタイルJ2・J3漫遊記 G大阪&C大阪U-23 後編宇都宮徹壱 スポーツナビ)
  49. ^ アカデミー - ガンバ大阪オフィシャルサイト






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