ガンダムMk-II バリエーション

ガンダムMk-II

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 22:49 UTC 版)

バリエーション

ガンダムMk-II 試作0号機(プロトタイプ・ガンダムMk-II)

ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 ジオンの系譜』などに登場。

諸元
ガンダムMk-II 試作0号機
GUNDAM Mk-II PROTOTYPE 0
型式番号 RX-178-X0
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
武装 頭部バルカンポッド
試作ビーム・サーベル×2
試作ビーム・ライフル
搭乗者 プロト・ゼロ(ゼロ・ムラサメ)

ガンダムMk-IIの先行型として、コストを度外視して開発された機体であるため、ガンダムMk-IIよりも高性能だが、操縦性や整備性に多大な問題を抱えており、稼働時間も極めて短い。その扱い辛さゆえに並みのパイロットではまともにコントロールできず、パイロットにはムラサメ研究所強化人間プロト・ゼロが選ばれている。また、装甲とフレームが脆弱であるという課題はガンダムMk-IIまで持ち越された。製造コストはペガサス級戦艦数隻に匹敵すると言われているが、存在自体を疑問視する意見もあり、データ上にのみ存在する架空の機体とする説もある。頭部の角(センサー)と盾がガンダム試作1号機のものと酷似していることから、AE社の関与が疑われる[注 19]。外装はジム・クゥエルと同一形状の部品が部分的に使用されている。

ゲーム中ではガンダムMk-IIの開発と無関係に、特殊な条件で開発提案される隠し機体として扱われており、正式なMk-IIの開発に際し本機を開発する必要はない。

ガンダムMk-II B

漫画『機動戦士ガンダム ジオンの再興』に登場。(形式番号:RX-178B)。

ガンダムMk-IIの陸戦型。陸上戦闘では不要となるスラスターが除去されている。主に指揮官やエースパイロットに配備された。PCゲーム『機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション』では、宇宙世紀0089年に地球連邦軍のパイロット、ゲーリー中尉の愛機として登場した。

ガンダムMk-II(メガラニカ所属機)

脚本・漫画『機動戦士ガンダムUC 獅子の帰還』に登場。

サイド3に秘匿されているメガラニカが所有する機体。ビーム・マグナムを撃てるよう、右腕部が肩からドーベン・ウルフ系列機のものに交換されているうえ、もう1つ腕部のユニットを重ねるようにして肘関節が補強されている。バナージ・リンクスが搭乗し、0096年12月8日に彼が「帰ってきた」ことを確かめようとリゼルに搭乗して領海侵犯を経て訪れたリディ・マーセナスの前に現れる。

武者ガンダムMk-II

『SD戦国伝』シリーズとは別に、宇宙世紀の世界観上で展開された雑誌「コミックボンボン」のオリジナルストーリー「プロジェクトMUSHA」に登場(1989年6月号掲載)。

木星の宇宙海賊掃討を目的として始動した連邦軍の「プロジェクトMUSHA」機体群のひとつ。その名が示すとおり、旧世紀の日本の鎧武者を模した外観を持つ。頭部に電磁場を発生させる角が2本搭載され、実体剣「コテツ」を装備している。

ガンダムMk-II×II(スクエア)

漫画『機動戦士Ζガンダム Define』に登場。

ヤザン・ゲーブルマラサイとの戦闘で大破したガンダムMk-IIを大幅に改修した高機動型。肩、リア・アーマー、脚部にスラスターが増設および変更されている。機体名の「スクエア」は「二乗」を意味するが、原型機の表記を踏まえて「II×II」と表記される[35]

エマ・シーンが引き続いて搭乗し、ティターンズによる月へのコロニー落としの直後にヤザン隊と交戦する。1対3でありながら強化された機動力で翻弄し、ヤザン機の左腕を破壊して雪辱を果たす。


注釈

  1. ^ 書籍媒体などではエゥーゴが3機を強奪した旨の表現で記されることもあるが[1]、エゥーゴが強奪したのは2機のみでそれらはすぐティターンズに引き渡されており強奪は失敗している。最終的にエゥーゴが3機を入手できたのはティターンズ内部の造反によるものであり、エゥーゴが強奪したわけではない。
  2. ^ 放送前年の模型見本市でも、新商材である『Ζガンダム』をアピールするためにこの準備稿をベースとしたフルスクラッチモデルが参考出品という形で展示された。
  3. ^ 藤田がMk-IIのデザインに参加した段階ですでに永野、大河原ともに現場を離れていたため、二人の描いた絵が残されているだけの状態で打ち合わせなどはできず、彼らのアイデアなどは生かせなかったという。
  4. ^ 『ガンダムMSグラフィカ』のスペック表(英文)では"TITANIUM ALLOY CERAMIC COMPOSITE (LUNA TITANIUM ALLOY)"と表記されている。
  5. ^ プロトタイプサイコガンダム開発用に別途製作され、ムラサメ研究所に提供された機体の存在も一部資料に見られる[11]
  6. ^ 機動武闘伝Gガンダム』「プロローグ・I 誕生編」(1994年4月1日放送)でマイケル富岡が読み上げたことで判明した。
  7. ^ 純粋な連邦系技術のみで作られたとする資料もみられる[14]。一方で、旧ジオン系の技術が数多く導入されているとした資料もみられる[8]
  8. ^ ただし、構造材にガンダリウムγが使用されていないことから厳密な意味での第2世代MSではなく、第1世代から第2世代への過渡期にある機体、または第1.5世代MSといえる。
  9. ^ 雑誌企画『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者』では、バーザムの解説として「グリプスの主力機開発計画」という一節があるが、本機との関係は言及されていない。
  10. ^ これはRX-78に施されたマグネット・コーティング時の設定が継承されたためであるという。
  11. ^ テレビ版。劇場版ではフランクリンの奪ったリック・ディアスとの交戦で破壊されたものとなっている。
  12. ^ 武装についてもデータバンク内に存在したものをすべて再現し、さらには新たな追加オプションまでも開発して運用された[19]
  13. ^ 『マスターグレード』Mk-II、スーパーガンダム解説より。なお、『マスターグレード スーパーガンダム』記載の武装型式番号は誤って翌月発売の『マスターグレード ジム』に転載されている。
  14. ^ ハイフンを省略した例も見られる[26]
  15. ^ アムロ・レイを演じた声優古谷徹は、ティターンズ・カラーの本機をお気に入りのMSとして挙げている[要出典]
  16. ^ 腕部はエマ死亡前と異なり左腕があり、右腕は肩から下が失われている。
  17. ^ 「原作」でありながら実際の発表時期はアニメ放映開始より後になってしまっていたため、富野は自らを「無様」と述べている。
  18. ^ 「エプシィ」とは、ガンダリウムγガンマの改良合金「ガンダリウムεエプシロン」を使用したガンダムを意味する。
  19. ^ これらはGP計画が隠蔽されなかったというifの歴史に基づいたゲームオリジナル設定である。

出典

  1. ^ 一例として『電撃データコレクション THE BEST 機動戦士Zガンダム大全』アスキー・メディアワークス、2009年2月25日、137頁。(ISBN978-4-04-867644-1)
  2. ^ a b c d e 『グレートメカニックG 2018 SUMMER』双葉社MOOK、2018年6月、20-25頁。ISBN 4575465097
  3. ^ a b 『機動戦士Zガンダム完全収録 学研ムック 特別復刻版 アニメディア編集部』学研パブリッシング、2010年、104-105頁。ISBN 978-4-056-06024-9
  4. ^ a b 『機動戦士Ζガンダム メモリアルBOX(レーザーディスク)』1巻 付属ブックレット、7頁。
  5. ^ a b c 『ジ・アニメ特別編集 機動戦士Ζガンダム PART3』近代映画社、1986年4月、82頁。
  6. ^ 『ガンダムメカニクスIII』ホビージャパン、1999年3月。(ISBN 978-4894251991)
  7. ^ a b c d e f g h i 『機動戦士Ζガンダムを10倍楽しむ本』講談社、1985年5月、80頁。
  8. ^ a b c 『1/100 ガンダムMk-II』バンダイ、1985年5月、組立説明書。
  9. ^ a b c d 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、37-38頁。(ISBN 978-4891890186)
  10. ^ a b 「ガンダムMk-II」『ガンダムMSグラフィカ』ソフトバンククリエイティブ、サンライズ、2006年12月、2-6頁。(ISBN 978-4797331523)
  11. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.4 MS開発戦争編』バンダイ、1991年2月、106-107頁。(ISBN 978-4891891305)
  12. ^ 『データコレクション 機動戦士Ζガンダム 上巻』角川書店、1997年6月15日初版発行、52-53頁。(ISBN 4073063022)
  13. ^ a b c 『マスターグレード RX-178 ガンダムMk-II(ティターンズ)』バンダイ、1998年8月、組立説明書。
  14. ^ 「ザ・オフィシャルアート・オブ・Ζガンダム」『月刊ニュータイプ』創刊号、角川書店、1985年3月。
  15. ^ a b c d 『プロジェクトファイル Ζガンダム』ソフトバンククリエイティブ、2016年9月、12-13頁。(ISBN 978-4797386998)
  16. ^ 『ハイグレード RX-178 ガンダムマークII』バンダイ、1990年7月、付属解説書。
  17. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.8 SPECIALガンダム大鑑』バンダイ、1993年2月28日初版発行、64頁。(ISBN 978-4891892067)
  18. ^ a b c d e f g パーフェクトグレード RX-178 ガンダムMk-II(エゥーゴ)』バンダイ、2001年11月、説明書。
  19. ^ a b c d 『マスターグレード RX-178 ガンダムMk-II』バンダイ、1998年8月、組立説明書。
  20. ^ 『マスターグレード RX-178 ガンダムMk-II Ver.2.0(ティターンズ仕様)』バンダイ、2006年3月、組立説明書。
  21. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE 機動戦士ガンダムMS大図鑑 PART.2 グリプス戦争編』バンダイ、1989年3月、42頁。(ISBN 978-4891890186)
  22. ^ 『1/144 Gディフェンサー』説明書、バンダイ、1985年11月。
  23. ^ 『ADVANCE Of Z ティターンズの旗のもとにvol.2』メディアワークス、32頁、2004年1月
  24. ^ 『マスターグレード RX-178+FXA-05D スーパーガンダム』バンダイ、1998年12月、組立説明書。
  25. ^ a b c d e f 『電撃ホビーマガジン』2006年7月号「U.C.ARMS GALLERY」、メディアワークス、96-97頁。
  26. ^ a b 「XBR-87-D ビームライフル」『U.C. ARMS GALLERY 03 一年戦争後期~グリプス戦役中期におけるアナハイム・エレクトロニクス社の台頭』バンダイ、2006年7月31日、付属データシート。
  27. ^ 『ENTERTAINMENT BIBLE .2 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.2 グリプス戦争編】』バンダイ、1988年3月、50-51頁。
  28. ^ 伸童舎「ガンダム・ワールド70の謎」『ジ・アニメ』1986年6月号、13頁。
  29. ^ a b 『マスターアーカイブ モビルスーツ MSZ-006 Ζガンダム』ソフトバンククリエイティブ、2012年12月、98-100頁。(ISBN 978-4797370959)
  30. ^ 『HGUC 1/144 ガンダムMk-II+フライングアーマー』バンダイ、2005年5月、組立説明書。
  31. ^ 『ガンダムマガジンNo.2』講談社、1991年2月、52-53頁。
  32. ^ ROBOT魂 〈SIDE MS〉 フルアーマーガンダムMk-II”. プレミアムバンダイ. バンダイ. 2021年4月6日閲覧。
  33. ^ 電撃ホビーマガジン 2002年7月号”. アスキー・メディアワークス. KADOKAWA. 2021年4月6日閲覧。
  34. ^ a b c 『GUNDAM WARS PROJECT Ζ』大日本絵画、1986年3月、27頁。ISBN 978-4-499-20525-2
  35. ^ 『ガンダムエース』2020年1月号、KADOKAWA、277頁。






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