ガンダムEXA 世界設定・用語

ガンダムEXA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/03 02:51 UTC 版)

世界設定・用語

GA(ジェネラルアンサー)計画
生物学的に進化が止まり、滅亡の危機に瀕している人類の種としての力を引き出し、新たな進化を促すために発足したプロジェクト。
作中世界の地球は実はとうの昔に滅亡しており、片手でも数えられる程度の人類がどうにか生存するに留まる惨憺たる有様だった。続編の『EXA VS』でそんな状況下で滅亡した人類を再興させるべく、生存した数少ない人類を保存し、数々の戦いの歴史から人類が自己進化して再興出来る条件を模索するため、ジュピターX以外にも9の施設が建造され、それぞれに生存した人類が管理され、最も進化の可能性の高い順に番号を割り振られたという事実が判明した。
ジェネラルアンサー (GA)
GA計画の中心となる「偉大なる答え」と名付けられた膨大なデータ郡で、全てのガンダムシリーズの世界が再現された仮想空間。作成者やその目的については一切不明。
複数の世界はそれぞれ違う歴史をたどっているが、全ての世界で「戦いによる人類進化」が発生しているため、進化した者や進化の兆しが見られる者たちと戦い、その戦闘データを収集・解析すれば「人類進化の答え」が得られると考えられている。
現実に匹敵する超高密度データであるため、外部からの解析は一切不可能であり、内部に入って直接調査するしかない。
Gダイバー
GAデータ内部に入って(ダイブして)進化した者や進化の兆しが見られる者たちと戦い、「人類進化の答え」となるデータを回収してくる者達の総称。
その正体は管理コンピュータが生み出したGAデータ探索用のパイロットプログラムに過ぎなかった。
エグザクター
GA内部で生活し、その世界の詳細なデータを調べる任務に当たる者。必要に応じてGダイバーのサポートも行う。
なお、エグザクターとはGA内部で任務に当たるもの達の総称であり、Gダイバーも広い意味ではエグザクターに含まれるが、前者の意味で使われることが多い。
ホロアクター
肉体を持たず、人間型の立体映像として存在しているプログラム。『EXA』の終盤でイクスによって、ジュピターXの中枢に眠るセシアの本体以外は全員がホロアクターであり、活動している生身の人間は一人も居ないこと、すなわちレオスもピーニャたちも、そしてイクス本人もただのプログラム、ただのデータでしかないことが語られた。
GAステーション
GA計画を遂行するために建造された宇宙ステーション。内部は巨大な管理コンピュータが制御している。
ジュピターX(ジュピター・テン)
『EXA』の主な舞台となるステーション。木星軌道上に存在している。レオスやセシアが所属している。
続編の『EXA VS』で経緯は不明だがマーズIの侵攻とほぼ同時期に外部とリンクした。GA計画でも異質のステーションであり、これまでレオスやセシアがGA計画の真相や地球の現状、他のステーションの存在を知らなかったと同時に、他のステーションにもその存在を認知されていなかった。
『EXA VS』終盤にて、実はアース0の軌道エレベーターの登頂部であった事が判明する。FA計画の一件でアース0から切り離され、木星軌道に移動して現在に至る。トリムとの決戦の後はアース0基底部、アークワンとドッキングし、人類進化・地球再生を見守るGAデータ管理タワーとなった。
サターンII(サターン・ツー)
テミスが所属しているステーション。土星軌道上に存在している。この施設はテミス曰く「計画発足から長い年月が経ち、既に守るべき人類を失った状態だったが他の組織に協力して活動を続けていた」とのこと。
マーズI(マーズ・ワン)
アル・アダやダークセシアが所属しているステーション。火星軌道上に存在しているGA計画最初の施設にして、EA計画が発動した場合は外宇宙へ旅立つ宇宙船としての機能も持つ。アル・アダの指揮下で「コンクエスト」と称して他の施設への襲撃とGAデータの破壊を繰り返している。
その真の姿はEA計画で外宇宙に人類を移動させる宇宙船「アークワン」である。後にトリムによって起動され、地球のアース0基底部と接合し、巨大なタワーとなる。
マーキュリーIII(マーキュリー・スリー)
アル・アダがセシアの肉体が入ったカプセルに仕掛けた細工で、サターンIIから行き着いたステーション。名前から水星軌道上に存在すると思われる。管理世界はC.E.。
ヴィーナスIV(ヴィーナス・フォー)
金星軌道上のステーション。最終決戦に向かうレオス達は強制的にここの管理するGAデータの宇宙世紀世界へ転移させられた。ステーションそのものは登場しない。
EA(エクソダスアンサー)計画
GA計画の裏で秘密裏に進行しているプロジェクトで、人類進化を探究する「GA計画」が失敗した際のサブプラン。未練を断つためにGAデータと地球を完全に破棄・破壊し、外宇宙に旅立つ事で人類進化を果たすというもの。
FA計画(プロジェクト・フォース)
GA計画とEA計画が発動されるはるか前、実験ステーション「アース0」にて行われていたプロジェクト。計画を実行していたGダイバーは疑似人格のex-(EX-A000)、サポートをするホロアクターはアイレとテレノ。内容はGA計画とほぼ同じであるが、対象区域が宇宙世紀の一年戦争から第3次ネオ・ジオン抗争までと限定されたものであり、計画の途中でアース0の管理プログラムの暴走により計画は失敗する。
アース0(アース・ゼロ)
FA計画が行われていた実験ステーションであり、地球に建造された軌道エレベーターの最上部にステーションが存在していた。計画の途中で、アース0の管理プログラムが「人類と地球に壊滅的な打撃を与えて、人類を強制進化させる」と暴走したため、ex-(EX-A000)、アイレとテレノは阻止するが、管理プログラムが消滅寸前にアース0を自爆させて地球へ落そうとしたため、アイレとテレノは自身の人格を消去して新たな管理プログラムとなる。その後、アース0の存在は完全に抹消される。現在では軌道エレベーターは崩壊しており、基底部を残すのみとなっているが、実はジュピターXこそが最上部にあったステーションであった。
人類進化同盟
トリムがGA世界の人物のうち、自身の計画に賛同した者を集めた集団。各々が自身の目指す人類進化という目的の為にトリムに協力している。メンバーは「コメット(シャア・アズナブル)」「ドール(ティエリア・アーデ)」「マスター(東方不敗マスター・アジア)」「バロン(ゼクス・マーキス)」で、それぞれコードネームと、スプレマシー・ギアが一機ずつ与えられている。
実は真にトリムの思想に賛同している者はおらず、あくまで人類進化を成し遂げる事が目的であり、それが果たせるならレオスでもトリムでも構わないと考えていた。トリムの思想も非情な選民思想ながら人類進化の観点では間違いではない為に協力はしていたものの、レオス達の事はよく知らない為、トリムに代わって人類進化を託すに値するか、その信念を試す為に敢えて戦いを挑んでいた。

注釈

  1. ^ また、島本和彦が一部のキャラクターの台詞協力を行っている。
  2. ^ ロックオンの治療時には「ドクター・モレノの意思を継ぐ者」と示唆されるのみだった。

出典

  1. ^ a b 2012年2月4日に行われた『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』PREMIUM DOGFIGHT 2012決勝大会生配信での『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス フルブースト』紹介より。
  2. ^ a b 『GUNDAM EXA VS』4巻191頁。
  3. ^ 『GUNDAM EXA』1巻206頁。
  4. ^ 『GUNDAM EXA』4巻14頁。
  5. ^ 『GUNDAM EXA』1巻81頁。


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