ガイア・ギアの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/12 02:02 UTC 版)
地球連邦軍
ツィ・イェンガン
地球連邦軍の少佐で、パリ湖湖畔で政治犯の強制労働を監督していた。マハの宇宙軍が降りてこなければ、楽な仕事の合間に退官後に地球に住める土地を探すつもりだった。しかしマハのヌーボ・パリ駐留以来、彼のような士官まで部下もつけられずに現場に駆り出されることになり、マハのやり方には不満を持っている。またヨーロッパ全土が反連邦政府活動家の巣窟である事を知らず、いやしくも人類が帰ってくる場所であるべき地球を流刑地扱いしていることにも反感をおぼえている[36]。
ジョナサン・リーヴ
地球連邦軍のマン・マシーンパイロット。ヘラスでマハのウルを支援すべくガゥッサ18番機で出撃したが、ケラン・ミードのガイア・ギアαから直撃を受け、コロニー内を滑空していたが、高度の目測を誤り墜落。コクピットを開けられてアフランシらに機体を奪われる失態を演じる。この時代、敵味方を問わず実戦経験を持つものは少なく、彼もまた経験の無さから臨機応変に対応することが出来なかった。
民間人
エヴァリー・キー
声:岡村明美
アフランシと南の島で共に育った褐色の肌の混血の少女[3]。彼の幼馴染であり、恋人であり、また妻でもある。伸びやかな肢体と激しい気性を併せ持っている女性[3]。本能的に見られることが好きな少女で、正確に美しいポーズをとる術を知っているが、本人にその自覚はない。だからこそ素敵だとアフランシは考えている[2]。
アフランシに養父の遺言に従って宇宙へ行くことを告げられ、激しく拒否する。その後、運命を受け入れてアフランシが島を離れるまでの数日間、彼の小屋で新妻のように過ごした[8]。しかし、どうしてもアフランシのことを諦められなかった彼女は、2人の共通の友人であるキャリ・ハウの助けで、嵐のさなかに密かに島を離れた彼を追って島を出た[3]。そこでトルース・シュトロンガーに「お前みたいな女はアフランシに近づくな」と平手打ちされてしまう[25]。アフランシに諭されて島に帰ることになるが、トルースの策謀でシー・ジャックの人質となってしまった。シー・ジャック制圧後、成り行きでアフランシと一緒にホンコンへ向うことになったが、改めて別れを告げられた。そのまま島へ帰ったかと思われたが、トルースの入れ知恵でアフランシを追ってヨーロッパへと向かっていた。その旅の途中、クリシュナと出会い、彼女を助ける。メタトロンの合流地点を探している時にジョーと出会い、保護されるが、ジョーはウルに討たれてしまった。偽名を使ったものの、クリシュナによりその身分を暴かれてしまい、マハの捕虜となった。ダーゴル大佐により屈辱的な尋問を受けた後、囮としてノイシュヴァンシュタイン城へ移された。戦いの後、レエに発見され、アフランシに助けられた。最終決戦後、アフランシと共に大西洋を目指したが、妊娠が判明した事もあり、大西洋に面した土地で旅を終えた。
島でアフランシと穏やかに暮らし、結婚を望んでいたが、アフランシがいつか島を出て行くことを知っていたガバ・スーの、「エヴァリーは島から出て生きてはいけない」との考えで反対にあい、不満に思っていた。アフランシが宇宙に出ることに強く反対していたが、彼が島の人間を軽視するかのような発言をしたため信じられなくなり、不用心になったところをウルに捕まってしまう。アフランシに救出されるが、宇宙に上がるアフランシから島で待っているよう言われた。
島に帰ろうと乗った定期便がインド洋回りだったためにヨーロッパにたどり着く。そこでジャック・ブルームと出会い、共に旅をするようになるが、その途中でマハの地球降下部隊に発見されて捕虜となる。しかし、ダーゴル大佐には賓客としてもてなされ、バイエルンではノイシュヴァンシュタイン城を案内される。
最終決戦を前に、ダーゴル大佐の計らいで城を後にする。エピローグではガバ・スーと共に島でアフランシの帰りを待っていた。
マリーン・ソー
ディ-プ・ヨーロッパでクリシュナを助けたエヴァリーが、名前を聞かれて答えた偽名。『何者だ』というジョーの問いに『ただの旅行者で、(ジョー達の)協力者』だと説明した。
エントー・シスメシア
声:藤夏子
サイド2のスペースコロニー、ヘラスに住む占い師。近辺では「星占いのエントー」で通っているという[37]。白内障に侵され白濁したブラウンの瞳を持つ褐色の肌の婦人で、肌が若々しいためアフランシは最初中年くらいだと思っていたが、よく見ると結構な年齢の女性だった[6]。アフランシを「星のない男」と評し、捨て子であることを言い当てた。占いの途中でマハのミノックスによる爆撃が始まり、アフランシと一緒に逃げる途中で行方不明となった。
クリシュナの育ての親。
カサン・ムース
23年前に亡くなったガバ・スーの妻。ガバ・スーとの間に多くの子供をもうけた[2]。
ガバ・スー
声:山内雅人
アフランシの育ての親で島の長老。老衰で亡くなった。今際の際にアフランシに宇宙に出るよう言い残した。アフランシを島で育てるよう言われて預かったが、その際に詳しい事情や彼の素性はあえて聞かなかった[2]。
若い頃にさまざまな冒険した後、島に戻ってカサン・ムースと結婚して島に落ち着き、何人もの子供を作ったが、アフランシが来た時には子供たちはすでに全員島を出ていた[2]。子供らは機械好きが多く、みんな強かった。そして強かったからこそみんな島を出て行った。だからガバ・スーはアフランシが島に来た時に彼を育てることにした[2]。
アフランシをメタトロンから預かり、氏素性を深く知る必要はないとして、知らないまま成人するまで育て上げた。アフランシを預けた男の言葉から、いつか彼が宇宙に出ることを知っていたため、エヴァリーとの結婚には反対していた。アフランシがたびたび頭が痛くなることを知ると、彼に宇宙に出るように伝えた。マハが襲ってきた際、アフランシたちに逃げるよう告げた。エヴァリーと共に島でアフランシの帰りを待っていた。
キャリ・ハウ
アフランシの島での友人。いつも彼を敬うような口の利き方をする青年[2]。ホンコンまでエヴァリーを送り届けたが、ミハエルたちに気絶させられ、彼女をシージャックの人質として連れ去られてしまった。
グレン
島を出たアフランシが、食事をするために最初に入った飲み屋のマスター。
グロリア
サルソーの町で脱走したメッサーたちに食事を振舞ったごく普通の田舎のおばあさんという雰囲気の高齢の女性。
ジェームス
サイド2のスペースコロニー、ヘラスの警官。アフランシを捕まえた警官が報告するように伝えていた相手。アフランシが釈放される際に嘘の証言をし、それを指摘された。
市長
声:
ラジオドラマ版のオリジナル・キャラクター。スペース・コロニー、ヘラスの市長。
兵を振り切りダーゴル大佐の部屋へ乗り込み、マン・マシーンを進駐させたことを非難する。しかし逆にメタトロンの部隊が隠れていたことを指摘される。「事実を知らなかった」「コロニーにはコロニーの事情がある」と説明し情状酌量を請うが、一切聞き入れられず、連れ出された。
ヤン教授
ギッズ・ギースに搭載されたマン・マシーン用新型ジェネレーターに画期的な性能向上をもたらしたΨサイクル核融合炉の開発に貢献した"虚軸鏡像理論"の提唱者。
注釈
出典
- ^ a b c d e f g h 小説『ガイア・ギア2』, p. 248-271.
- ^ a b c d e f g h i 小説『ガイア・ギア1』, p. 10-29.
- ^ a b c d e f g 小説『ガイア・ギア1』, p. 4-7.
- ^ a b c 小説『ガイア・ギア1』, p. 262-284.
- ^ a b c d e f g h 小説『ガイア・ギア3』, p. 122-139.
- ^ a b c d e 小説『ガイア・ギア2』, p. 18-40.
- ^ a b c d e f g 小説『ガイア・ギア1』, p. 220-240.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア1』, p. 32-51.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア1』, p. 174-196.
- ^ 小説『ガイア・ギア4』, p. 234-252.
- ^ 小説『ガイア・ギア3』, p. 186-204.
- ^ a b c d e f 小説『ガイア・ギア3』, p. 102-120.
- ^ a b c d e f 小説『ガイア・ギア3』, p. 80-99.
- ^ a b c 小説『ガイア・ギア4』, p. 60-80.
- ^ a b c d 小説『ガイア・ギア1』, p. 242-260.
- ^ a b c d e f 小説『ガイア・ギア2』, p. 110-130.
- ^ a b c d e 小説『ガイア・ギア4』, p. 199-231.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア3』, p. 40-78.
- ^ a b c 小説『ガイア・ギア2』, p. 180-202.
- ^ 小説『ガイア・ギア1』, p. 281.
- ^ 小説『ガイア・ギア5』, p. 199.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア2』, p. 88-108.
- ^ a b c 小説『ガイア・ギア3』, p. 226-245.
- ^ 小説『ガイア・ギア4』 & p40-57.
- ^ a b c 小説『ガイア・ギア1』, p. 54-74.
- ^ a b c d e 小説『ガイア・ギア1』, p. 122-146.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア2』, p. 274-298.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア3』, p. 164-183.
- ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 66-86.
- ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 156-177.
- ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 132-153.
- ^ a b c d 小説『ガイア・ギア2』, p. 204-226.
- ^ 小説『ガイア・ギア3』, p. 18-38.
- ^ a b 小説『ガイア・ギア3』, p. 142-161.
- ^ 小説『ガイア・ギア1』, p. 148-172.
- ^ 小説『ガイア・ギア3』, p. 248-266.
- ^ 小説『ガイア・ギア2』, p. 42-64.
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