カンボジア 交通

カンボジア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/16 06:45 UTC 版)

交通

鉄道

国民

民族

カンボジアの民族分布(1972年

クメール人が86%、ベトナム人が5%、華人が5%、その他4%がチャム族などの少数民族である。日系カンボジア人も少数ではあるが存在し、著名な人物として猫ひろし後藤忠政が挙げられるが、その多くは起業や投資のためにカンボジア国籍を取得した元日本国籍者である。

言語

カンボジア国内でもっとも話されている言語クメール語(カンボジア語)である。公用語は1993年公布のカンボジア王国憲法第5条で規定され、同6条では「王国は、必要に応じカンボジア語を擁護し、発展させる義務を有する」となっている。少数民族が話す言語にはチャム語などがある。高齢者や特別な職業(医師など)の間ではフランス語がある程度通じるが、若者の間でもっともポピュラーな外国語は英語となっている。

宗教

上座部仏教が憲法で国教と定められているが、信教の自由が保障されている。人口の9割以上が上座部仏教の信徒であり、チャム族を主とする4%ほどがイスラム教徒カンボジアのイスラム教)である。

クメール・ルージュ政権時代には宗教活動が禁止され、多くの仏教寺院やモスクなどの宗教関係施設が破壊され、多くの僧侶還俗させられ、あるいは虐殺された。

教育

若年層の識字率は低くないが、45歳以上の識字率はクメール・ルージュ時代に教育が禁止された影響もあってか21.0%とかなり低い水準である。2004年の15歳以上で読み書きができる者は男性84.7%、女性64.1%。2005年の初等教育純就学率91.9%、中学校教育就学率男子57%、女子16%(1998 - 2002年)(ユニセフ『世界子供白書2005年』ほか)。内戦の影響で学校の鐘として砲弾などの兵器が使われていており、2018年に政府は禁止の指示を出した[24]。また経済格差も首都やシェムリアップなどでは顕著で、それが教育にも影響している。欧州人や中国人の移民が増えており、英国式中国系学校などが複数存在する。カンボジアのエリートは子弟をそちらに通わせることも増えていて、9歳で日本の大学生並みの英語力を持つ子供も1,000人以上存在する。

このほか、日本人起業家の猪塚武が2014年にキリロム工科大学を開設している[25]

結婚

婚姻しても、夫婦別姓であり、姓が変わることはない[26]

文化

カンボジア料理
新年を祝うクメール人女性
クメールのアプサラス・ダンサー

食文化

文学

  • 民話 - 民話は、カンボジアでも人から人へと語り継がれてきた民話が多く残っており、19世紀ごろにはヤシの葉に書かれたという。20世紀になるとフランス人研究者が同地研究者らとともに「クメール風俗習慣委員会」を設立し、民話の採取と編集を始めた。その事業を仏教研究所が引き継ぎ、同研究所の『カンプチア・ソリヤー』に1932年から連載した。その後、『クメール民話集』(全249話、全9巻、1959 - 1971年)が刊行された。何度も復刻版が出され、誰もが手にする民話集になっている[27]
  • 古典文学作品 - カンボジアを代表する古典文学作品は、『リアムケー』[28]、『ジャータカ[29]、『50のジャータカ』[30]などの長編物語があげられる。[31]

音楽

祭礼

  • 水祭り - 2010年11月に300人以上が死亡する事故が起きた。100メートル、幅6メートルの橋の上には見物客約7,000人から8,000人がおり、橋が揺れたのが原因と見ている。24日の政府発表では、死者数は347人だった[32]

世界遺産

カンボジア国内には、ユネスコ世界遺産リストに登録された文化遺産が2件存在する。

無形文化遺産

カンボジアには、ユネスコ無形文化遺産リストに登録された文化が4件存在する。

スポーツ




  1. ^ a b c d World Economic Outlook Database, April 2014” (英語). IMF (2014年4月). 2014年10月4日閲覧。
  2. ^ 岡田知子「インドシナの枠組みの中で」/ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 173ページ
  3. ^ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 205ページ
  4. ^ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 207ページ
  5. ^ 大虐殺の審理始まる2009年2月18日『しんぶん赤旗
  6. ^ キュー・サムファン大虐殺罪で訴追『しんぶん 赤旗』2009年12月19日(土曜日)版
  7. ^ ここまで上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 217ページ
  8. ^ カンボジアで見たしなやかな、強権政治に対する抵抗”. 2019年3月10日閲覧。
  9. ^ Khmer Rouge、KRと略、フランス語、元来はシアヌークが左派を一まとめにして呼んだ言葉、近年は国際社会でポル・ポト派を指す用語となっている。天川直子「誰をどう裁くのか」/上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 210-213ページ
  10. ^ 宮崎朋紀「各国法整備支援の状況-カンボジア」
  11. ^ カンボジアが新しい民法を公布 | プレスリリース(2007年) | ニュースとお知らせ - JICA
  12. ^ カンボジアで民法の適用開始 | トピックス(2011年度) | ニュースとお知らせ - JICA
  13. ^ 世界で最も腐敗している国 ワースト29 | BUSINESS INSIDER JAPAN
  14. ^ 高橋美和「季節のリズム」/ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 78-80ページ
  15. ^ カンボジアの国土政策の概要”. 国土交通省国土政策局. 2020年2月4日閲覧。
  16. ^ カンボジア住所の日本式表記について”. 在カンボジア日本大使館. 2020年2月4日閲覧。
  17. ^ カンボジアのGDP World Economic Outlook Database, April 2015
  18. ^ アジア開発銀行 Poverty in Asia and the Pacific: An Update
  19. ^ 外務省 後発開発途上国
  20. ^ 天川直子「米をつくる」/ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 344ページ
  21. ^ IMFの2014年の各国のGDPデータ
  22. ^ 「特集 法整備支援の課題」『法律時報』2010年1月号(日本評論社)
  23. ^ 特集 日本の法整備支援
  24. ^ 「砲弾などを鐘として使わないで」 カンボジア政府、各学校に指示AFP、2018年7月30日閲覧。
  25. ^ 【グローバル時代をひらく】カンボジア・キリロム工科大学 英語でITを学ぶ『日本経済新聞』朝刊2018年10月31日(大学面)2018年11月5日閲覧。
  26. ^ Valerie Ooka Pang & Li-Rong Lilly Cheng. Struggling to Be Heard: The Unmet Needs of Asian Pacific American Children. SUNY Press (1998), p51. ISBN 0-7914-3839-2.
  27. ^ 岡田知子「ウサギの裁判官」/ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 52ペー
  28. ^ インドの『ラーマーヤナ』のカンボジア版で「リアム」(ラーマ)王子の栄光という意味。
  29. ^ 最終話第547話「布施太子物語(モハーウェサンドー)」、釈迦前世の物語
  30. ^ カンボジア、タイ、ラオス、ミャンマーにのみ残る
  31. ^ 岡田知子「天界の喜びから農民の苦しみまで」/ 上田広美・岡田知子編著『カンボジアを知るための60章』明石書店 2006年 58ペー
  32. ^ 転倒現場で追悼式=死者347人に修正―カンボジア 朝日新聞 2010年11月25日





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