オウムガイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 16:46 UTC 版)
名前に関して
日本語のオウムガイは、殻を正位置に立てた場合、黒い部分(生息時は、ここに「ずきん」が被っている)がオウムの嘴に似ている為にこの名がついたものである。英名はノーチラス(Nautilus)で、ギリシャ語で水夫、船舶を意味する。
ガスの詰まった殻内部の容積を調節して浮き沈みする仕組みは潜水艇と同様である。そのため、ジュール・ヴェルヌは『海底二万里』に登場する潜水艦ノーチラス号にこの名を使い、また、アメリカの原子力潜水艦など、現実の多くの潜水艦にもこの名が使われた(詳細はノーティラスも参照)。
イギリスの音響機器メーカーであるB&W社は、高級オーディオ用スピーカの背面からの音の反射を抑えるためにウーファー部をオウムガイの殻の形に似た独特な形状にし、Nautilusという商品名で販売した。
人間との関わり
フィリピンのセブ島周辺では食用にする。竹でできたカゴを使い、ニワトリをエサにして捕獲する。現地では高級食材であり、イカと貝の中間のような味だという。貝殻も土産や民芸品に利用される[1]。
脚注
関連項目
外部リンク
- ^ 平坂寛 (2017年6月6日). “オウムガイの捕まえ方と食べ方”. デイリーポータルZ. 2017年6月10日閲覧。
- 1 オウムガイとは
- 2 オウムガイの概要
- 3 概要
- 4 分類
- 5 名前に関して
固有名詞の分類
- オウムガイのページへのリンク