エンブレム 文学におけるエンブレム

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エンブレム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/13 09:36 UTC 版)

文学におけるエンブレム

1617年のエンブレム・ブックから「大が小を食う」政治的エンブレム

1531年アウクスブルクで最初のエンブレム・ブックが出版された。イタリア法学者アンドレーア・アルチャートの『エンブレマタ』である。それから2世紀にわたって、ヨーロッパではエンブレムが流行した。ここでいう「エンブレム」とは以下の3つから成る。

  1. 見出し、銘、標語
  2. 絵、図像
  3. 下に、エピグラムの形式を取る象徴・寓意の解説

このエンブレムは、読者が自らの人生を自己言及的に検討することを意図した。エンブレムの複雑な連想はその知識を、文化的に洗練された見方、16世紀に特徴的な美術運動マニエリスムに伝えることができた。

関連書籍

  • 藤代幸一『ヨーロッパ・エンブレムの旅』阿部真由美イラスト 東京書籍 1994
  • マリオ・プラーツ『綺想主義研究 バロックのエンブレム類典』伊藤博明訳 ありな書房 1998
  • アンドレア・アルチャーティ『エンブレム集』伊藤博明訳 ありな書房 2000
  • アルブレヒト・シェーネ『エンブレムとバロック演劇』岡部仁,小野真紀子編訳 ありな書房 2002
  • カール・ヨーゼフ・ヘルトゲン『英国におけるエンブレムの伝統 ルネサンス視覚文化の一面』川井万里子,松田美作子訳 慶應義塾大学出版会 2005
  • 伊藤博明『綺想の表象学 エンブレムへの招待』ありな書房 2007
  • マリオ・プラーツ『フランチェスコ・ピアンタの奇矯な彫刻 エンブレムのバロック的表象』伊藤博明訳 ありな書房 2008
  • オットー・ウェニウス,ダニエル・ヘインシウス『愛のエンブレム集』伊藤博明訳 ありな書房 エンブレム原典叢書 2009
  • ピーター・M・デイリー監修『エンブレムの宇宙 西欧図像学の誕生と発展と精華』伊藤博明監訳 ありな書房 2013

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