エマ・シーン
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補足
- エゥーゴに転向してから主に着用している緑のノースリーブは、レコアから譲られたものである。劇場版では、アーガマ艦内に常備されている女性用制服の備品という設定へ変更された。私服姿はテレビ版のみで描かれており、スカートを着用していた(アムロとの出会いの回想シーンとは別のもの)。
- エゥーゴ転向後、度々戦場で違和感を抱くことがあり、カミーユには到底及ばないものの、本人は無自覚ながらニュータイプとしての資質を開花させていた。ただし41話でコロニーへのガス攻撃による大量殺戮をカミーユとファは察していたが、エマは何も感じていなかった。
- 雑誌「Ζガンダムエース No.001」で掲載された北爪宏幸の読み切り漫画『My First Triumph』では、宇宙世紀0086年に士官候補生時代の活躍が描かれている。地球公転軌道から外れた宙域での辺境機動艦隊を巡察中にジオン残党と遭遇したため、急遽MS部隊の指揮を任される。ジム改に搭乗し、戦力的に劣勢ながらも敵の殲滅と基地制圧に成功した。後にこの功績が認められ、ティターンズへ入隊することになる。
- 富野由悠季による、『ΖガンダムPart2』という仮題が振られた『機動戦士ガンダムΖΖ』の企画書にあるあらすじによれば、エマは『ΖΖ』にも引き続き登場して物語の途中で戦死する予定だった[3]。
- デザインを担当した安彦良和は、富野がファラ・フォーセットのような彫りの深い白人女性ばかりを描かせたがるので、「エマのように日系といった設定を渡されると、それだけでイメージが確定し、安心する」と語っている[4]。
- 小説版のヘンケンの評では「世も世なら(戦争がなければ)優秀な秘書にでもなっていただろう」とあり、他分野においても優秀な人物であることがうかがえる。
注釈
出典
- ^ 企画書に記載。
- ^ ガンダムエース02 2022, p. 527, 「《ことぶきつかさ》の出来るまで」第54回.
- ^ テレビマガジン特別編集「機動戦士ガンダム 10年の軌跡を追って 「ΖΖ」には、シャアの登場が予定されていた?」『機動戦士ガンダム大全集』講談社、1991年4月12日、ISBN 4-06-178412-9、124-125頁。
- ^ 徳間書店「アニメージュ」1985年7月号別冊42p。
固有名詞の分類
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