イルミネーション イルミネーションの概要

イルミネーション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/23 22:46 UTC 版)

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鉄道駅ビルのクリスマスイルミネーション(大阪ステーションシティ
  1. 電球発光ダイオード光ケーブルなどにより淡い光の光源を集め、電飾看板・風景・人物などをかたどり、夜間における風景などを作り出す装飾。電飾(でんしょく)とも呼ばれる。本項で詳述する。
  2. 英語で単に暗い場所を発光させる事、照明などの意味。

概要

日本ではクリスマスツリーなどの形で広く見られるほか、観光名所としても大規模に展開されることがある。また、個人の民家においてもクリスマスシーズンに向けて、家の周りをきれいな電飾で飾ることが増えてきた[1]

光源には豆電球やムギ球が用いられてきたが、球切れが多いこと、消費電力が多いこと、発熱が樹木に悪影響を及ぼすことなどから、コストの点にやや難点があった。近年、高出力の発光ダイオードが安価になり、耐久性や発熱面、ランニングコストが格段に改善されるようになったことから、発光ダイオードを使用したものが増えている。青色発光ダイオードや白色発光ダイオードの台頭やその圧倒的な表現力により、特にが多用される傾向にある。

イルミネーションが多い都市はイルミネーションシティ(イルミネーション都市)と呼ばれることもある。また、個人家を電飾で飾って楽しむ人をイルミネーターという。

またイルミネーションを専門として企画設計する人を、イルミネーションデザイナーと呼ぶ。

起源

イルミネーションの起源は16世紀にさかのぼり、宗教改革で知られるドイツマルティン・ルターが考えたと言われる。彼は夜、森の中で煌く星を見て感動し、木の枝に多くのロウソクを飾ることでその景色を再現しようとした。

日本におけるイルミネーションは、1900年(明治33年)4月30日神戸沖において行われた観艦式で、夜間、各艦船が発光して海面を照らし、一大偉観を見せたことに始まるとされる[2]。明治時代には、大阪東京の勧業博覧会でも盛大なイルミネーションが行われた[2]

日本においては明治時代に舶来品を扱う明治屋銀座に進出したことが大きい。1905年明治38年)の新聞には「例年になくイルミネーションが花やか〔ママ〕」との記事が見られる。

問題点

星の光の再現から生まれたというイルミネーションではあるが、その光は夜空に輝く本物の星明りを弱めてしまう。加えて、人間や動植物の健康にも悪影響を与える場合もある[3]。このような一連の問題は光害と言われる。

また、過剰なイルミネーションはエネルギーの浪費にも繋がる。近年は発光ダイオードLED)やソーラー発電を使用し「エコ」をアピールする例が増えているが、LEDの普及に伴ってイベントの規模が大きくなったり、個人住宅の庭などにイルミネーションを施す例が多くなった。そのため、使用する電球の個体数そのものとしてはLED普及前と比べて大きく増加した可能性が高い。エネルギーの浪費が増えることによりヒートアイランド現象地球温暖化の進行を一層促しているとも言われている。


  1. ^ 『イルミネーション入門ブック』4p 学研 2004年 ISBN 4056035857
  2. ^ a b 石井研堂『明治事物起源』326-327頁(橋南堂,1908)
  3. ^ 光害対策ガイドライン 平成18年12月改訂版 1.「光害」の定義 (PDF)”. 環境省水・大気環境局大気生活環境室. pp. 5-9 (2008年12月). 2010年12月16日閲覧。
  4. ^ EnjoyTokyoより。このことは日テレZIP!のコーナー「くラベロ!」で取り上げられていた。


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