イフリート (ガンダムシリーズ) イフリート (ガンダムシリーズ)の概要

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イフリート (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/21 05:47 UTC 版)

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作中の敵側勢力である「ジオン公国軍」の試作機。同じジオン製MSである「グフ」と「ドム」の特徴を兼ね備えた近接格闘機で、高性能ながらも量産化が見送られたマイナー機という設定。ゲームクリア後のオリジナルストーリーである「死にゆく者たちへの祈り」にて、ウルフ・ガー隊所属のヘンリー・ブーン大尉の乗機として登場する。

当記事では、ほかのゲームやアニメ作品などに登場する各派生機の解説も記述する。

デザイン

メカニックデザインは大河原邦男が担当。

機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』のゲームデザイナーである神谷春輝によれば、デザインのイメージはとされる[1]。また、カラー画稿では肩と脚の端が白く塗られているが、ゲーム画面では赤い。後年のゲームやカードで描かれる際はカラー画稿に準拠している。

設定解説

諸元
イフリート
EFREET
型式番号 MS-08TX
全高 18.1m[2]
頭頂高 17.2m[2]
重量 50.4t[2] / 59.4t[3]
出力 1,072kW[2]
推力 67,000kg[2] / 62,000kg[3]
武装 専用ショットガン
専用ヒート・サーベル
スモークディスチャージャー×4
専用ヒート・ランス(シュナイド機)
3連装35mmガトリング砲(シュナイド機)
ジャイアント・バズ(シュナイド機)
搭乗者 ヘンリー・ブーン
ダグ・シュナイド

ジオン公国軍地球侵攻部隊が独自に設計・開発したMS[3][注 1]。型式番号から[5]グフドムの中間に位置する機体ともいわれる[6][注 2]。大推力のスラスターを採用し、のちのゲルググをも凌駕する推力を有する[8]

生産数は8機のみで量産はされていない。その理由としては、ジオン官僚が宇宙至上主義であったからというものと[2]、カスタムメイド機であり、生産性や操作性が劣悪であったからというものがある[9]。8機のうち、試作機を改造した004号機がジオン軍のウルフ・ガー隊に配備され[2]、連邦軍アルバトロス隊のピクシーと交戦する。

ゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』のシナリオ「ミッシングリンク」では、マルコシアス隊隊長ダグ・シュナイド大尉の専用機が登場する。彼のパーソナル・カラーである紫に塗装され[10]、左肩にマルコシアス隊の部隊章が描かれている。みずからの戦闘スタイルに合わせ、専用武器のヒート・ランスとグフカスタムの3連装ガトリング砲を装備する。キャリフォルニア・ベースから脱出する際にフレッド・リーバーのピクシーと機体を交換し、本機はリーバーの機体として一年戦争終結を迎えることとなる。のちに再度リーバーのもとに戻り、後述の「イフリート・シュナイド」へと改修される。

そのほかの改修機として、EXAMシステム用の試験機である「イフリート改」、ステルス機能に特化した「イフリート・ナハト[11]が存在する。

イフリートのほか、08のナンバーを持つ機体としてはYMS-08A高機動型試作機が存在するが、機体としての関連性はない[12]

武装

ヒート・サーベル
本機専用の刀剣武装。グフのサーベルに似た片刃の刀身をもつが、こちらは形状記憶式ではない完全な実体剣である。左腰には帯剣用のホルスターが増設されている。
アクションフィギュア『ZEONOGRAPHY』で立体化された際は右腰にもホルスターが付いており、それに合わせてサーベルも2本付属している。
ショットガン
本機専用の射撃武装。ダブルオーバックシェル42ミリ散弾を発射する[2]
デザイン画が公表されていないため正確な形状は判明しておらず、『ZEONOGRAPHY』ではケンプファーと同一のデザインのものが付属し、その後発売されたプラモデルやゲームなどでも同様である。
バルカン砲
スペック表には記載されていないが、連邦軍のMSと同様に、頭部に2門装備されている。『CROSS DIMENSION 0079』では使用出来ない。

備考

機体名の「イフリート」は、コーランに記された精霊の名に由来しており[要出典]、ジオン系MSとしては珍しく、名称に造語ではなく有意単語が使用されている。同様の例としてはMS-18E ケンプファー(ドイツ語で「闘士」)がある。

主にゲームで登場する本機だが、以下の映像作品への登場も検討されたことがある。OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』ではノリス・パッカードの乗機として登場する予定だった[13]。また、『∀ガンダム』の企画当初には本機が発掘されて登場する案があったが取り止めとなり、別機体ではあるがキャノン・イルフートの名称にこの経緯の名残が見て取れる[14]


注釈

  1. ^ イフリートを含む08系列の機体をツィマッド社製と解説した書籍もみられる[4]
  2. ^ イフリートをグフの発展形にあたると示唆した資料も存在する[7]
  3. ^ 本体重量を59.4t、全備重量を96.4tとした資料[16]や、本体重量を50.4t、全備重量を59.4tとした資料も見られる[17]

出典

  1. ^ 『電撃攻略王 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 完全攻略ガイド』メディアワークス、1995年3月、80頁。ISBN 978-4073027294
  2. ^ a b c d e f g h ゲームソフト『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』取扱説明書。
  3. ^ a b c 『覇王ゲームスペシャル22 スーパーファミコン 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』講談社、1995年2月、67頁。ISBN 978-4063292220
  4. ^ 『グレートメカニックDX2』双葉社、2007年9月、36頁。ISBN 978-4-575-46437-5
  5. ^ 『データコレクション13 機動戦士ガンダム一年戦争外伝3プラス』メディアワークス、1999年11月、3頁。ISBN 978-4840213783
  6. ^ 『覇王ゲームスペシャル71 機動戦士ガンダム外伝II 蒼を受け継ぐ者 テクニカルガイドブック』講談社、1997年1月、22頁。
  7. ^ 「機動戦士ガンダム外伝 蒼を受け継ぐ者」『覇王マガジン』1997年1月号、講談社、付録冊子、46-47頁。
  8. ^ 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』701頁。
  9. ^ プラモデル『RE/100 イフリート改』説明書、バンダイ、2016年4月。
  10. ^ a b c プラモデル『HGUC MS-08TX/S イフリート・シュナイド』説明書、バンダイ、2017年7月。
  11. ^ 『月刊ガンダムエース』2014年7月号、角川書店、107頁。
  12. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、166頁、ISBN 978-4063757958
  13. ^ 『電撃ホビーマガジン』 1999年6月号 飯田馬之介監督インタビュー 52頁。
  14. ^ LD『∀ガンダム』第4巻ライナーノートより。
  15. ^ a b c d 『データコレクション13 機動戦士ガンダム一年戦争外伝3プラス』メディアワークス、1999年11月、7頁。ISBN 978-4840213783
  16. ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集2015』メディアワークス、2015年6月発売、640頁。(ISBN 978-4048650960)
  17. ^ a b c d e 『RE1/100 イフリート改』バンダイ、2016年4月、組立説明書。
  18. ^ 皆川ゆか『マガジン・ノベルズ・スペシャル 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』講談社、1997年8月、301頁。ISBN 978-4063304077
  19. ^ a b c d e f g 『月刊ガンダムエース』、角川書店、2017年6月、 121頁。
  20. ^ 月刊ホビージャパン』2012年2月号、20頁。
  21. ^ 『グレートメカニック DX 19』双葉社、2011年12月、31頁。ISBN 978-4575464627


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