イフリート (ガンダムシリーズ) イフリート・シュナイド

イフリート (ガンダムシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 02:28 UTC 版)

イフリート・シュナイド

諸元
イフリート・シュナイド
EFREET SCHNEID
型式番号 MS-08TX/S
全高 17.2m
本体重量 52.8t
全備重量 84.4t
装甲材質 超硬スチール合金
(一部ガンダリウム合金
出力 2,202kw
推力 77,000kg
センサー
有効半径
12,200m
武装 ヒート・ダート×14
ヒートサーベル
ビームサーベル
ショットガン
ジャイアント・バズ
搭乗者 フレッド・リーバー

アニメ版『機動戦士ガンダムUC』に登場。「シュナイド」とはドイツ語で「気骨」「勇気」を意味する[19]。その後に発売されたゲーム『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』にて、かつて本機に搭乗していた搭乗者ダグ・シュナイドを由来に名付けられたと設定された。

一年戦争からラプラス戦争に至る十数年に渡って改修され続けてきた機体[20]。肩部装甲や左前腕、臀部にクナイ状の投擲武器「ヒート・ダート」を装備している。通常のイフリートは両肩のアーマーにスパイクが装備されているが、本機はヒート・ダート用のマウントラッチとなっており、ヒート・ダートがスパイクのように装備される。ヒート・ダートは両肩と前後を合わせて8本、左手の籠手に4本、臀部に2本の計14本を装備する。また改修の結果、ジェネレーター出力は原型機の約2倍になっており、それによりアクチュエーターの駆動トルクを向上させ、高い瞬発力を得ている[10]。塗装は原型機の紫をそのまま引き継いでいる[10]

劇中での活躍
アニメ版『機動戦士ガンダムUC』では地球連邦軍トリントン基地を襲撃したジオン軍残党とともに登場。ドダイIIに乗り、トリントン基地のMS隊をジャイアント・バズで砲撃する。その後、ジムII・セミストライカーと交戦し、ツイン・ビーム・スピアによる斬撃を紙一重で回避後に一瞬で密着状態まで踏み込み、ヒート・ダートをコクピットに突き刺して撃破する。ジムIIIのミサイルで左肩部アーマーを損傷し、ヨンム・カークスが搭乗するザクI・スナイパータイプの援護で撤退を促される。
雑誌『ガンダムエース』2017年9月号増刊『ガンプラエースSPECIAL』掲載の曽野由大の漫画「ストライカー イン トリントン Ninja of the Torington Base」では、複数登場するジムII・セミストライカーを行動不能にし、連邦軍教導隊「ネメシス」のユージ・アルカナが搭乗するストライカー仕様のネモと一騎討ちを繰り広げるが、決着については描かれていない。なお、左肩部アーマーはまだ損傷していない状態である。
『ガンダムUC』の外伝漫画『「袖付き」の機付長は詩詠う』においてその後の動向が描かれており、「元中佐」率いる海賊MS部隊の構成機として登場。この際はベースジャバーに乗っており、グフ用のヒート・サーベルらしき実体剣およびビーム・サーベルを追加装備している。劇中では海賊によるカークス隊基地奪取作戦に帯同し、トリントン基地戦で共闘したはずのジオン残党軍と敵対。さらに周辺空域に現れたバイアラン・カスタムを迎撃し、ヒート・サーベルを折られながらも互角の空中戦を繰り広げる。しかし、搭乗者はカークス隊のクイント中尉から依頼を受けた間者であり、海賊側の情報を漏洩したり、海賊の母艦であるガウの砲撃を制止するなど、密かに妨害工作を行っていた。最終的にカークス隊の撤退作戦が成功し、バイアラン・カスタムの攻撃でガウが撃墜されると海賊を離反、ビーム・サーベルで「元中佐」が搭乗するザクIIIを撃破する。その後はカークス隊と合流せず単独で撤退、偽装が施された状態で座り込む本機の姿が描かれているものの、以降の動向は不明。
また、『サイドストーリーズ』の新作シナリオ『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』にて、宇宙世紀0096年時のパイロットは一年戦争時に連邦軍特務部隊「スレイヴ・レイス」に所属していたフレッド・リーバーであったという設定が明かされた。「シュナイド」と名付けたのもフレッドである。フレッドは本来近接格闘戦を得意としており、ピクシーに搭乗していた経緯から、シュナイド機に本来装備されていたヒート・ランスをヒート・ダートへ換装したとされている。同コミカライズ版では整備士のハイヤーがイフリートを整備するエピソードが描かれており、フレッドの特性に合わせてヒート・ダートおよびヒート・ナイフを装備した中間形態というべき姿が登場する。

注釈

  1. ^ イフリートを含む08系列の機体をツィマッド社製と解説した書籍もみられる[4]
  2. ^ イフリートをグフの発展形にあたると示唆した資料も存在する[7]
  3. ^ 本体重量を59.4t、全備重量を96.4tとした資料[15]や、本体重量を50.4t、全備重量を59.4tとした資料も見られる[16]

出典

  1. ^ 『電撃攻略王 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079 完全攻略ガイド』メディアワークス、1995年3月、80頁。ISBN 978-4073027294
  2. ^ a b c d e f g h ゲームソフト『機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』取扱説明書。
  3. ^ a b c 『覇王ゲームスペシャル22 スーパーファミコン 機動戦士ガンダム CROSS DIMENSION 0079』講談社、1995年2月、67頁。ISBN 978-4063292220
  4. ^ 『グレートメカニックDX2』双葉社、2007年9月、36頁。ISBN 978-4-575-46437-5
  5. ^ 『データコレクション13 機動戦士ガンダム一年戦争外伝3プラス』メディアワークス、1999年11月、3頁。ISBN 978-4840213783
  6. ^ 『覇王ゲームスペシャル71 機動戦士ガンダム外伝II 蒼を受け継ぐ者 テクニカルガイドブック』講談社、1997年1月、22頁。
  7. ^ 「機動戦士ガンダム外伝 蒼を受け継ぐ者」『覇王マガジン』1997年1月号、講談社、付録冊子、46-47頁。
  8. ^ 機動戦士ガンダム 公式百科事典 GUNDAM OFFICIALS』701頁。
  9. ^ プラモデル『RE/100 イフリート改』説明書、バンダイ、2016年4月。
  10. ^ a b c プラモデル『HGUC MS-08TX/S イフリート・シュナイド』説明書、バンダイ、2017年7月。
  11. ^ 皆河有伽『総解説ガンダム辞典Ver1.5』講談社、2009年8月、166頁、ISBN 978-4063757958
  12. ^ 『電撃ホビーマガジン』 1999年6月号 飯田馬之介監督インタビュー 52頁。
  13. ^ LD『∀ガンダム』第4巻ライナーノートより。
  14. ^ a b c d 『データコレクション13 機動戦士ガンダム一年戦争外伝3プラス』メディアワークス、1999年11月、7頁。ISBN 978-4840213783
  15. ^ 『機動戦士ガンダム MS大全集2015』メディアワークス、2015年6月発売、640頁。(ISBN 978-4048650960)
  16. ^ a b c d e 『RE1/100 イフリート改』バンダイ、2016年4月、組立説明書。
  17. ^ 皆川ゆか『マガジン・ノベルズ・スペシャル 機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』講談社、1997年8月、301頁。ISBN 978-4063304077
  18. ^ a b c d e f g 『月刊ガンダムエース』、角川書店、2017年6月、 121頁。
  19. ^ 月刊ホビージャパン』2012年2月号、20頁。
  20. ^ 『グレートメカニック DX 19』双葉社、2011年12月、31頁。ISBN 978-4575464627





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