イカル イカルの概要

イカル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 04:52 UTC 版)

イカル
イカル Eophona personata
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: アトリ科 Fringillidae
: イカル属 Eophona
: イカル E. personata
学名
Eophona personata
Temminck & Schlegel, 1848
英名
Japanese Grosbeak

名称

木の実を嘴(くちばし)で廻したり転がしたりするため古くは「マメマワシ」や「マメコロガシ」、木の実を好んで食べるため「まめうまし」、「豆割り」などと呼ばれた。イカルという名の由来は奈良県斑鳩とも鳴き声が「イカルコキー」と聞こえるからとも言われるが、定かではない。また古来より「イカルガ(鵤、斑鳩)」とも呼ばれる。なお、前者「鵤」については「角のように丈夫な嘴」を持つ当鳥に由来しているが、後者「斑鳩」の字を充てることは厳密には誤用であり、首に模様があるジュズカケバトを指していたという説もある。清少納言枕草子」(第四十一段「鳥は」)には好ましい鳥の一つとして「頭赤きいかるがの雄鳥、たくみ鳥[1]」と記されている。

学名は Eophona がギリシア語で「暁の声」、personata がラテン語で「仮面をかぶった」を意味する[2]

分布

イカル分布図

ロシア東部の沿海州方面と日本で繁殖し、北方の個体は冬季に中国南部に渡り越冬する。

日本では北海道本州四国九州の山林で繁殖するが北日本の個体は冬季は本州以南の暖地に移動する。


  1. ^ ミソサザイのこと
  2. ^ 『鳥類図鑑』、134頁。
  3. ^ a b 『山渓ハンディ図鑑7 新版 日本の野鳥』、623頁。


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