アルトゥル・ショーペンハウアー 脚注

アルトゥル・ショーペンハウアー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/06 15:16 UTC 版)

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参考文献

関連項目

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注釈

  1. ^ このころ性的な葛藤と精神的な危機が訪れる。[8]
  2. ^ この年カロリーネ・ヤーゲマンに恋情を燃やす。[8]
  3. ^ この際には、「哲学はまだちゃんとした専門学科とはなっていない……」とのヴィーラントの話に対して、「生きるということは困難なことです。わたしは、その困難さについて探求するために一生を送ろうと思います」と答えている。[15][16]
  4. ^ 母のサロンで会ってからしばしばショーペンハウアーと親しい交渉をもったゲーテであったが、ある会合で二、三の若い女性がショーペンハウアーについて「まるで面白くなさそうなマジメ人間ね」などと批評しているのを小耳にはさむと、「かわいいみなさん、彼をそっとしてあげなさい。彼はわたしたち全員の頭を越して倍ほどにも成長する人です」とたしなめたという。[9][20]
  5. ^ 論文の立脚点はゲーテから出発したものの、その方向はゲーテとは反対だったため、彼に純粋な喜びを与えるわけにいかなかった。[9]
  6. ^ ゲーテの返事には、「お知らせのあった著書を私は必ずや満腔の関心を寄せながら読むでしょう」とある。[9]
  7. ^ 3月ミラノにて受け取った妹アデーレよりの手紙には、「ゲーテさんはあなたの著作を喜んで受け取り、またたく間に読み始めました。……その後オッティリーさん(ゲーテの息子の嫁)のお話によると、ゲーテさんはあの本をいままでけっして見かけなかったような熱心さで読んでいるようです。なかでもお気に召したのは、表現と文体の明朗さだということです」とある。[21]
  8. ^ ヴェネチアである婦人と恋に陥り、なまめかしい関係がショーペンハウアーを悩殺する。[9]
  9. ^ この際に再会しているゲーテはこのときのショーペンハウアーについて、「多くの人から見誤られている、しかも知るにむずかしい立派な業績をもつ若い人――ショーペンハウアー博士の訪問は私を刺戟し交互の啓蒙へと進ませる」(『年代記』)と記している。[21]
  10. ^ この年から多分カロリーネ・リヒター(別名メドン)との愛人関係が始まる。[21]
  11. ^ 裁縫女マルクェトに怪我をさせ、裁判の結果彼女の終身扶養の義務を負わせられる。[21]
  12. ^ このコレラにより、生涯最大の敵手だったヘーゲルが11月24日に急逝。[23]
  13. ^ 第一回の照会は1828年(40歳)。初め750部印刷のうち150はまだ売れず、売れ行き「はなはだしく不良」、数年前に「相当な部数」反故処分、との返事。[22]

出典

  1. ^ a b c d e 岩波小辞典哲学 P96 岩波書店 1958年
  2. ^ ネイティヴによる「Arthur Schopenhauer」の発音”. Forvo. 2013年12月11日閲覧。
  3. ^ a b c d 西尾幹二訳『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P333 年譜。中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  4. ^ a b c d 西尾幹二訳『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P6。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」中央公論新社〈中公クラシックス〉、2004年
  5. ^ a b c d e f 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P334 年譜。中公クラシックス、2004年
  6. ^ 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P7。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  7. ^ 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P14。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  8. ^ a b c d e f 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P335 年譜。中公クラシックス、2004年
  9. ^ a b c d e f g h i 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P338 年譜。中公クラシックス、2004年
  10. ^ 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P15-16。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  11. ^ a b 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P18。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  12. ^ 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P20。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  13. ^ a b c d e f 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P336 年譜。中公クラシックス、2004年
  14. ^ ヴィルヘルム・グヴィナー「身近に接したショーペンハウアー」-『全集 別巻 ショーペンハウアー生涯と思想』より(白水社)
  15. ^ a b 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P24。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  16. ^ a b 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P25。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  17. ^ a b c 「ショーペンハウアー全集1」白水社、P335。『根拠率の四つの根について』生松敬三訳、『視覚と色彩について』金森誠也訳。各・訳者あとがき、1972年
  18. ^ a b c d e 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P337 年譜。中公クラシックス、2004年
  19. ^ 『意志と表象としての世界 Ⅰ』、P28。鎌田康男解説「ショーペンハウアーの修業時代」、中公クラシックス、2004年
  20. ^ 「全集1」白水社、P336。『根拠率の四つの根について』生松敬三訳、『視覚と色彩について』金森誠也訳、各・訳者あとがき、1972年
  21. ^ a b c d e f g h 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P339 年譜。中公クラシックス、2004年
  22. ^ a b c d e f g h 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P340 年譜。中公クラシックス、2004年
  23. ^ a b c d e f g 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P341 年譜。中公クラシックス、2004年
  24. ^ a b c d e f g h 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P342 年譜。中公クラシックス、2004年
  25. ^ a b c d e f g h 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P343 年譜。中公クラシックス、2004年
  26. ^ a b c d e f g 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P344 年譜。中公クラシックス、2004年
  27. ^ a b c d e f g h i j 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P345 年譜。中公クラシックス、2004年
  28. ^ a b c d e f g h i j k l 『意志と表象としての世界 Ⅱ』、P346 年譜。中公クラシックス、2004年
  29. ^ 広辞苑 新村出編〈岩波書店〉1992年第四版
  30. ^ 『倫理用語集』濱井修監修 P83〈山川出版社〉1986年
  31. ^ 『幸福について』石井正・石井立 訳 創元文庫1951, P.247
  32. ^ 『幸福について』石井正・石井立 訳 創元文庫1951, P.205
  33. ^ 『笑うショーペンハウアー』[要ページ番号]
  34. ^ ショーペンハウアーとウスペンスキー - ウェイバックマシン(2001年11月23日アーカイブ分)
  35. ^ 筒井康隆『漂流 本から本へ』P74~76(朝日新聞社、2011年)
  36. ^ ショーペンハウアー; 鈴木芳子訳 (2013). 読書について. 光文社古典新訳文庫 


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