アラビアのロレンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 17:52 UTC 版)
アラビアのロレンス | |
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Lawrence of Arabia | |
ポスター(1963) | |
監督 | デヴィッド・リーン |
脚本 |
ロバート・ボルト マイケル・ウィルソン |
製作 |
サム・スピーゲル デヴィッド・リーン[注 1] |
出演者 |
ピーター・オトゥール アレック・ギネス アンソニー・クイン オマー・シャリフ |
音楽 | モーリス・ジャール |
撮影 |
フレディ・ヤング ニコラス・ローグ |
編集 | アン・V・コーツ |
配給 | コロムビア映画 |
公開 |
1962年12月10日 1962年12月16日 1963年2月14日(オリジナル版)、1995年2月(完全版) |
上映時間 |
207分(オリジナル版) 227分(完全版) |
製作国 | イギリス[1] |
言語 |
英語 アラビア語 |
製作費 | $15,000,000 |
興行収入 | $70,000,000 |
配給収入 | 5億9527万円[2] |
概要
実在のイギリス陸軍将校のトマス・エドワード・ロレンスが率いた、オスマン帝国からのアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた歴史映画であり、戦争映画である。日本での公開は1963年2月。
上映時間は207分。主人公の交通事故死で幕が開く衝撃的な冒頭から、彼が失意の内にアラビアを離れる余りに悲痛な終局までを、雄大に描く。その中でも、ロレンスがマッチの火を吹き消した後に砂漠に大きな太陽が昇る場面や、地平線の彼方の蜃気楼が次第に黒い人影となるまでの3分間、敵の要塞を陥落したロレンスが、ラクダに乗って夕日が照らす海岸を悠々と歩く場面、そして延々と続く広大な白い砂漠と地平線を背景にロレンスが跨ったラクダが駆ける場面等が名シーンとされている。
冒頭(序曲)と休憩とエンディング(終曲)の黒画面に音楽が流れる演出は、当時の大作映画では一般的であった。
オリジナル版制作から実に四半世紀以上が経過した1988年に、再編集を行って完全版が制作された。完全版の上映時間は227分。再編集はリーン監督自らが行い、音声素材が残っていなかった未公開シーンではオトゥールを初めとするオリジナルキャストが四半世紀ぶりに再結集して追加収録を敢行した。それに合わせて楽曲の再編成をしデジタルマスタリングしたものがCDで発売された。だが、劇場公開時のサウンドトラックは経年劣化が激しいことから、スコアを元に再録音されたCDが何枚か発売されている。
ギャラリー
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ピーター・オトゥール
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アンソニー・クイン、オマル・シャリーフ
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アンソニー・クイン、ピーター・オトゥール
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映画の広告(1964年)
注釈
- ^ クレジットなし
出典
- ^ “アラビアのロレンス”. ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント. 2021年12月5日閲覧。
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)201頁
- ^ 『前編 アカバ湾奇蹟の大攻略』、『後編 ダマスカス総攻撃』というタイトルで放送。
- ^ アラブ反乱を起こしたフサイン・イブン・アリーも死ぬ前に「私達の身に起こったこと、そしてこれから起こるであろうことは、私達の庇護者であり保護者であり、何世紀も盟主であったオスマン帝国に対して行なった罪、反逆に対する罰である」と語っており、アリーとアウダの発言に通じるところがある。
- ^ ISBN 978-4582807776
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