アヒル アヒル料理

アヒル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/14 22:30 UTC 版)

アヒル料理

肉料理

卵料理

アヒルの卵は鶏卵と違い、内部にまで細菌類を多く含むことが多く、のままでは食べられない。また白身が水っぽくタンパク質の濃度が低いために加熱しても完全には固まらないので、以下のような加工食品として食用にする。

歴史

野生のマガモの飼育は、中国北部で4000年前に始まっていたとされ、ヨーロッパアメリカでも後に馴化された[3]。その後マガモは家禽化され、ヨーロッパや西アジアではおよそ2000年前に、ギリシャでは紀元前400年頃に既に家禽化されていた。最も遅いアメリカでも1800年頃には家禽化されていた[3]。なおマガモの家禽化については1900年前のローマで始められたとする説[4]のほか中国で始められたという説がある。

日本における飼育に関しては諸説ある。一説では平安時代に飼育されていたとされる[3]が、品種改良された種が中国から渡来室町時代に飼育され始めたという説もある[5]。 「アヒル」という名称は、水掻きが広いことから「あしひろ」が転じて「アヒル」という説が有力である[5]大阪河内地方では豊臣秀吉水田へのアヒルの放流を推奨したためアヒルの飼育が盛んになった[3][6]。その名残から長浜市では鴨料理を食べる風習が残っている[3]

アヒルが使われる言葉

アヒル歩行

ヒトに見られることのある病的な歩行形態の1つにアヒル歩行と呼ばれるものがある[7]。専門的には動揺性歩行 (waddling gait) と言い、筋ジストロフィーの患者に見られる場合があることが知られている。これは歩行時に筋力が不足して地面から挙上した脚の側の骨盤の高さを維持できずに、挙上した側の骨盤が重力の方向に落ちる。よって上半身を支えるために、接地している側の脚の方へと体幹を傾ける。これが左右交互に繰り返されるために、歩行時に上半身が大きく揺れるという歩行のことである。

ことわざ・慣用句

家鴨の脚絆(あひるのきゃはん)は、アヒルの足が短いことから、物事の短い喩えを言う[8]

家鴨も鴨の気位(あひるもかものきぐらい)は、それほどでもない者が高い気位を持っていることのたとえ[9]

家鴨が文庫を背負う(あひるがぶんこをせおう)は、尻の大きい女性が不格好に歩く様。

家鴨の火事見舞い(あひるのかじみまい)は、背の低い人が尻を振って急いで歩く様。

事物

  • 家鴨下駄(あひるげた)は、歯の間が狭い、表付きの下駄のこと。

  1. ^ 鴨の漢字情報”. 2020年4月3日閲覧。
  2. ^ 農文協「そだててあそぼう第4集 ニワトリの絵本」ISBN 9784540981494
  3. ^ a b c d e Pet pedia”. 2020年3月29日閲覧。
  4. ^ アヒルの生態と特徴、歴史などについて。飼育時の餌や寿命は?-動物JP”. 2020年3月29日閲覧。
  5. ^ a b アヒル・家鴨(あひる)-語源由来辞典”. 2020年3月29日閲覧。
  6. ^ アヒルってこんな動物-畜産ZOO鑑”. 2020年3月29日閲覧。
  7. ^ 久留聡、「筋ジストロフィーの症状とリハビリテーションについて (PDF) 国立病院機構 鈴鹿病院
  8. ^ 家鴨の脚絆の意味 goo辞書”. 2020年3月30日閲覧。
  9. ^ 「家鴨も鴨の気位」の意味”. 2020年3月30日閲覧。


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