アスパラギン酸 アスパラギン酸の概要

アスパラギン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 09:38 UTC 版)

アスパラギン酸
識別情報
CAS登録番号 617-45-8 
56-84-8 (L-体)
1783-96-6 (D-体)
PubChem 424
ChemSpider 411 
UNII 28XF4669EP 
EC番号 200-291-6
KEGG C16433 
ChEMBL CHEMBL139661 
特性
化学式 C4H7NO4
モル質量 133.1 g mol−1
示性式 HOOCCH2CH(COOH)NH2
危険性
NFPA 704
1
1
0
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

酸性極性側鎖アミノ酸に分類される。L体のアスパラギン酸は蛋白質を構成するアミノ酸のひとつ。非必須アミノ酸で、グリコーゲン生産性を持つ。うま味成分のひとつ。

致死量はLD50=16g/kgである。

生合成

生体内では、クエン酸回路の一員であるオキサロ酢酸が、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (EC 2.6.1.1) によるグルタミン酸からのアミノ基の転移を受けて生合成される。

oxaloacetate + L-glutamate → L-aspartate + 2-oxoglutarate

工業生産

工業的にはフマル酸アンモニアを原料として大腸菌由来のアスパルターゼを用いる。大腸菌はκ-カラギーナンで固定化され、バイオリアクターを用いて回分法で生産される。

物性

表も参照。




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