アスナロ ヒノキアスナロ

アスナロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 09:09 UTC 版)

ヒノキアスナロ

ヒノキアスナロ

変種にヒノキアスナロ(檜翌檜、学名Thujopsis dolabrata var. hondae)がある。アスナロより北部に分布し、栃木県の日光付近を南限とし、北海道渡島半島南部を北限とする。下北津軽半島を中心に分布し、日本のヒバ総蓄積(アスナロを含む)の8割以上を占める[7]。ヒノキアスナロ(ヒバ)は青森県・石川県、新潟県佐渡市、北海道江差町上ノ国町などの自治体の木に制定されている。

青森県内で産出される木材は、青森ヒバと呼ばれ、木曽ヒノキ秋田スギと共に、日本三大美林[8]とされている。

石川県では主に能登地方に分布し、産出される木材は能登ヒバと呼ばれ、古くから建築材のほか輪島塗の木地として利用されている[9]

また、ヒノキアスナロの品種、園芸品種として下記のものがある[10]

  • Thujopsis dolabrata var. hondae f. uchimappeana ホソバアスナロ
  • Thujopsis dolabrata var. hondae ’Nana’ ヒメアスナロ
  • Thujopsis dolabrata var. hondae ’Variegata’ フイリアスナロ

明日はヒノキになろう

名称の由来はヒノキに似ていることから「明日(はヒノキに)なろ(う)」[11][12]の意と言われているが、一部の図鑑では俗説であると否定されている[13]。この俗説から、文学作品ではヒノキになりたくても決してなれない哀れな木として扱われている[14]


  1. ^ Conifer Specialist Group 1998. Thujopsis dolabrata. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.
  2. ^ 明日檜(あすひ)とは - コトバンク
  3. ^ a b c d e 木材博物館 | ヒバ | アスナロ | 翌桧 | Port Orford Cedar
  4. ^ 03 県木「档(能登ヒバ)」ってどんな木?”. KIZUKI. 石川県木材利用推進協議会. 2020年8月12日閲覧。
  5. ^ アテビはどんな木
  6. ^ 藤山宏『プロが教える住宅の植栽』学芸出版社、2010年、9頁。
  7. ^ ヒノキアスナロ
  8. ^ 平成10年森林・林業白書、
  9. ^ 能登のあて
  10. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名?学名インデックス」(YList)[リンク切れ]
  11. ^ 枕草子』第40段「花の木ならぬは」「あすは檜の木、この世に近くもみえきこえず。御獄にまうでて帰りたる人などの持て来める、枝さしなどは、いと手触れにくげに荒くましけれど、なにの心ありて、あすは檜の木とつけけむ。あぢきなきかねごとなりや。誰に頼めたるにかと思ふに、聞かまほしくをかし。」
  12. ^ 『広辞苑』岩波書店、2009年11月15日。ISBN 4-00-080102-3
  13. ^ 牧野 富太郎『新牧野日本植物圖鑑』大橋 広好、北隆館、2008年11月。ISBN 978-4832610002
  14. ^ 松尾芭蕉『笈日記』「あすは檜の木とかや、谷の老木のいへる事あり。昨日は夢と過ぎて、 明日はいまだ来らず。ただ生前一樽の楽しみの外に、明日は明日はと言ひ暮して、終に賢者のそしりをうけぬ。」、井上靖『あすなろ物語』など


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