アイ・ニード・ユー (ビートルズの曲)
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レコーディング
ビートルズは、1965年2月15日と16日にロンドンにあるEMIレコーディング・スタジオで「アイ・ニード・ユー」のレコーディングを行なった[24]。ビートルズにとってその年の最初のレコーディング・セッションであり[20]、同日には「涙の乗車券」と「アナザー・ガール」のレコーディングも行われた[25]。この3曲はいずれも2月23日にバハマで撮影が開始された『ヘルプ!4人はアイドル』で使用された[26][27][注釈 3]。
本作は、ビートルズが初めてギターのボリュームペダルを使用した楽曲となっている[20][29]。このエフェクトはワウペダルの先駆けであり、セッション・ギタリストのビッグ・ジム・サリヴァンがデイヴ・ベリーの「The Crying Game」や「One Heart Between Two」で使用してまもなくのことだった[30]。ハリスンはボリュームペダルを使用したパートをリッケンバッカー・360/12で演奏し[31]、後日レコーディングが行われたレノン作の「イエス・イット・イズ」でも同じエフェクトを使用した[32]。
2006年に出版された『Recording the Beatles』では、EMIの4トラック・レコーダーが捉えることが出来た「暖かく、充実したサウンド」の一例として本作が挙げられている[33]。ジャーナリストのキット・オトゥールは、本作のリードギターのエフェクトやその他のフォークロックの素質がバーズに影響を与え、そのサウンドがビートルズに影響を与えることになったという認識を示している[16]。
注釈
- ^ 音楽評論家のリッチー・アンターバーガーは、マーティンのコメントは「ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ」についてのものと推測している[5]。ビートルズはアルバム『ハード・デイズ・ナイト』のレコーディング終了後の1964年6月に[7]、同作のデモ音源を録音している[8][9]。
- ^ 映画『ヘルプ!4人はアイドル』の撮影に伴い、ボイドと別居していた時期にバハマで書かれたと主張する作家もいるが、本作のレコーディングが行われたのは、バハマでの撮影の1週間前である[13][12]。
- ^ ただし、4月に出演したラジオ番組のインタビューで、ハリスンは自分が書いた2曲が映画に登場するかはわからないと語っている[28]。
- ^ マッカートニー作の「ザ・ナイト・ビフォア」のシーンもこの時に撮影された[47]。
出典
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