アイルランド総督 (ロード・レフテナント)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/23 06:27 UTC 版)
アイルランド総督(アイルランドそうとく)、ロード・レフテナント・オブ・アイルランド(英語: Lord Lieutenant of Ireland[注釈 1])は、かつてアイルランド卿時代(1171年 - 1541年)、アイルランド王国時代(1541年 - 1800年[注釈 2])、グレートブリテン及びアイルランド連合王国時代(1801年 - 1922年)の間に、イングランドないしイギリスの君主の公式な名代、アイルランドにおける行政執行の長として置かれていた役職。なお「レフテナント」(/lefténənt/)とは lieutenant のイギリス英語およびアイルランド英語における発音であり、アメリカ英語における「ルーテナント」(/luːténənt/)と同じである。
注釈
- ^ Lieutenantは後置修飾語の扱いであり、複数形は Lords Lieutenant of Ireland となる。
- ^ 厳密には、1651年から1659年までのイングランド共和国の時期を除く。
- ^ 伯爵及び子爵の陛爵例に限っても、リズバーン伯爵、リゴニア伯爵、クランウィリアム伯爵、ヌージェント伯爵、グランドア伯爵、さらにアルドボロ子爵、カーロー子爵、サゼル子爵、ド・ヴィッシー子爵、エニスキレン子爵、クラーモント子爵、オーウェル子爵といった多さであった。なお、新規叙爵男爵は、クリフデン子爵、クロンモント男爵、ド・モンタルト男爵、ゴスフォード男爵、ケンジントン男爵、ルーカン男爵、マッカートニー男爵、マクドナルド男爵、マアス男爵、ニューボロ男爵、ニューヘイヴン男爵、オングリー男爵、ダナラル男爵、シュルダム男爵、テンプルタウン男爵、リトルトン男爵の計18例であった。[1]
- ^ 一般的に「Lord Justice」とは、「裁判官」を意味する。
出典
- ^ “No.11679”. The Gazett 29 June 1776. 2019年12月22日閲覧。
- ^ Barker, George Fisher Russell (1890). Stephen, Leslie; Lee, Sidney (eds.). Dictionary of National Biography (英語). 24. London: Smith, Elder & Co. pp. 325–326. . In
- ^ “No.11740”. The Gazette 28 January 1777. 2019年12月22日閲覧。
- ^ a b c Joseph Robins, '"Champagne and silver Buckles: The Viceregal Court at Dublin Castle 1700–1922 p.66.
- ^ Joseph Robins, '"Champagne and silver Buckles: The Viceregal Court at Dublin Castle 1700–1922 p.56.
- 1 アイルランド総督 (ロード・レフテナント)とは
- 2 アイルランド総督 (ロード・レフテナント)の概要
- 3 総督就任者
- 4 重要性
- 5 脚注
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