じゃんけん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:27 UTC 版)
テレビ番組におけるじゃんけん
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有名なものをあげる。
- コント内におけるじゃんけん
- コントに限らず、日本では「最初はグー」と発してまず全員にグーを出させてから次の「じゃんけんぽん」のタイミングを合わせることがよく行なわれるが、これは志村けんが考案したものである[24][25]。志村が飲み屋で仲間と飲んでいたときに誰が支払うかじゃんけんで決めようとしたが、みな酔っ払っていて手を出す動作が合わないため、志村が「違う違う違う、はい、グー出してグーって」と皆を促したのが最初である[24]。それを『8時だョ!全員集合』での仲本工事とのコント「ジャンケン決闘」に取り入れ、客席の子供たちにも唱和してもらい、という具合にして普及していった[24]。
- 上記ドリフでの「最初はグー」からの派生として「最初はグー、またまたグー、いかりや長介頭はパー、正義は勝つ」などのフレーズが子供達の間で生まれた[24]。
- 志村けんのだいじょうぶだぁ(フジテレビ系列) - 志村けんと石野陽子とのコントで「じゃんけんホイホイどっちひくの、こっちひくの、ビームシュワッチ!ビームシュワッチ!」という後半はウルトラマンにちなんだ仕草がある。「ビームフラッシュ」も参照
- 出場者が司会者とじゃんけんを行うもの
- コント55号の裏番組をぶっとばせ! - (日本テレビ系列)で行われた野球拳のコーナーで出場者が番組進行役のコント55号(萩本欽一・坂上二郎)とじゃんけんを行った。
- テレビあッとランダム(テレビ東京系列) - スタジオに来た観客全員が司会の関口宏を相手に集団じゃんけんを行い、最終的に勝ち残った1人に番組のその日のテーマに沿った賞品が当たる。「一人vs多数であいこは敗け」というルールでの集団じゃんけんをテレビで行った最初の番組といわれている。この形式は、後に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』(日本テレビ系列)でも、中期以後エンディング(提供クレジット場面)で行われていた。
- サムズアップ人生開運プロジェクト(テレビ朝日系列) - 司会のみのもんたと挑戦者が予告じゃんけんをして戦う番組。視聴率が悪くすぐに打ち切りになった。
- パオパオチャンネル(テレビ朝日系列) - 所ジョージが司会を務めた火曜日の放送に「勝ち抜き5じゃんけん」 というコーナーがあった。これは、両手・足・頭・口でグー・チョキ・パーを出し、差分で勝敗を決め勝ち抜いていくという視聴者参加型のコーナーであった。
- 出場者同士がじゃんけんを行うもの
- アメリカ横断ウルトラクイズ(日本テレビ系列) - 成田空港にて行われる「国内第二次予選」の方法として採用されていた。詳細は「アメリカ横断ウルトラクイズのクイズ形式」を参照。
- ダントツ笑撃隊!!(日本テレビ系) - あのねのねがコーナー司会を務める「ダントツ拳」があった。64人の一般参加者が「ビームシュワッチ!」のかけ声で、番組オリジナルのグー(両腕を前でクロス)・チョキ(両手を額に逆Vの字にする)・パー(『ウルトラマン』のスペシウム光線ポーズ)を出して勝負。負けた人は原田伸郎と共に「負けちゃった、負けちゃった」と言って踊りながら退場。これを繰り返し、最後に残った1人が優勝、賞金10万円獲得となる。
- 笑っていいとも!(フジテレビ系列) - 「ジャンケン誕生日」というコーナーがあった。放送日に誕生日を迎える50人ほどをステージに招き、出場者同士で生残りじゃんけんを行う。最後まで残った人が誕生会をあげられる。
- 大正テレビ寄席(テレビ朝日系) - 番組後期、「チュー拳 勝抜き大合戦」というコーナーがあった。会場から参加した一般人が、リズムに乗りながら、司会の牧伸二の「ハチ公顔負け、チュー拳ホイ!」のかけ声でじゃんけんをする。
- わが家の友だち10チャンネル(テレビ朝日系列の特別番組、1977年4月1日放送) - 14:00から「青空じゃんけん大会」が行われていた。担当司会は『テレビ寄席』と同じ牧伸二。神宮外苑絵画館前に勢揃いした一般参加者が、牧の「みんな〜友だち、じゃんけんホイ!」(前述の「チュー拳」と同じ口調)でじゃんけんをし、優勝者には自動車が贈られた。
- とんねるずのみなさんのおかげでした(フジテレビ系列) - 「男気ジャンケン 大人買いの旅」というコーナーがある。全国のご当地商品をかけて出演者同士がじゃんけんをして、勝者が全額支払って購入する。
- キャラクターが視聴者相手にじゃんけんを行うもの
- ポンキッキーズ(フジテレビ系列) - 短いコーナーでCGキャラクター「コニーちゃん」がテンポのよい掛声「ジャカジャカジャンケン」に乗って視聴者相手に行う。
- サザエさん(フジテレビ系列) - 番組最後に次回予告の紹介後、主人公の「サザエ」がそれぞれグー・パー・チョキの描かれたパネルを出す。またデータ放送化された2018年10月7日放送分からは、データ放送画面で「サザエさんじゃんけん」をスタート。後述の「めざましじゃんけん」・「失恋じゃんけん」・「ドラガオじゃんけん」同様、リモコンのボタンで出し目を決め、番組最後のじゃんけん場面でサザエと勝負、「勝ち」・「負け」・「あいこ」に応じて点数が入る。
- じゃんけんキッズ(TBS系列) - ブリッジで、番組キャラクター「ジャンケル」が視聴者相手にじゃんけんをする。
- アイドリング!!!(フジテレビ系列)-出演者が椅子に座り、「あっちむいてホイ(あっちむいてパイ)」(この時にじゃんけんを要する)をし、負けたほうがパイ投げを受ける。
- 痛快TV スカッとジャパン(フジテレビ系列) - 番組最後で、「イヤミ課長」こと馬場課長(木下ほうか)が行う「はい論破! じゃんけん」というコーナーがある。
- キッズステーション(こども・アニメ専門チャンネル) - 朝6:30など特定時間の番組開始前にグー・パー・チョキが回転しじゃんけんを行う。
- その他
- がんばれ!!タブチくん!! - 映画シリーズに、主人公がじゃんけんで負けるとトレーニングをしない代わりに家事を任されるというのがある。
- ジャポニカ学習帳(発売:ショウワノート)のCM - ジャポニカ王子(声:竹内順子)と仲間たちが登場し、ジャポニカ王子とじゃんけんを行うCMがある。
- 三枝の結婚ゲーム(朝日放送・テレビ朝日系) - 後期のハワイ旅行獲得ゲームで、じゃんけんが使用された。マルチビジョンに映された4人の大王から選んで相手とし、自分は「グー棒」「パー棒」「チョキ棒」の中から1つ選び、選んだ大王とじゃんけんして勝ったらハワイ旅行を獲得。
- よろしく!すねかじり ゲーム&クイズ(テレビ東京系列) - 番組の最後、優勝チームの代表(大抵は子供)が番組プロデューサーとじゃんけんして、勝ったら海外旅行を獲得。
- めざましテレビアクア・めざましテレビ・めざましどようび(フジテレビ系列) - データ放送を使った「めざましじゃんけん」が行われている。リモコンのボタンを使って自分の出し目を選択し、番組出演者(あるいはフジテレビ系番組の出演者)の「めざましじゃんけん、じゃんけんぽん!」のかけ声と共に、出演者とじゃんけん、勝ち・負け・あいこによってポイントが入る。
- 失恋ショコラティエ(フジテレビ系列) - 『サザエさん』・『めざまし』同様、データ放送を使ったじゃんけんが有り、ボタンで出し目を選択して、番組クロージングで出演者とじゃんけんする。
- Go!プリンセスプリキュア・魔法つかいプリキュア!・キラキラ☆プリキュアアラモード(朝日放送・テレビ朝日系) - データ放送を使ったじゃんけんが有り、じゃんけんに勝って電話(『Go!プリンセス』のみテレドーム。他は67コール)する事でプレゼントに応募できる。
- ドラえもん(テレビ朝日) - 2017年4月7日より、『サザエさん』・『めざまし』・『失恋』と同じデータ放送を使った「ドラガオじゃんけん」が行われている。ボタンで出し目を選択してドラえもんとじゃんけん勝負するのは同じだが、ドラえもん側の出し目が「ドラえもんの表情」で、「グー」は「ふくれっ面」、「チョキ」は「驚き顔」、「パー」は「笑顔」という設定になっている(顔でやるのは、ドラえもんは手が常にグー状でじゃんけんが出来ないため)。なお回によっては、野比のび太などの別なキャラが担当する事もある。
また、正式なじゃんけんではないが、『オールスター親子で勝負!』(日本テレビ系)では、カエル・ヘビ・ナメクジのジェスチャーで「虫拳」をやる「親子トリプルマッチ」があった。
注釈
- ^ "Rock-paper-scissors", "Rock, Paper, Scissors", etc.
- ^ じゃんけんぽんについての語源「じゃんけんぽん」は「両拳【石+並】」説 “アーカイブされたコピー”. 2006年5月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2006年9月13日閲覧。
- ^ 通常どおり、じゃんけんの掛け声を繰り返すこともある。時折、何度もあいこが繰り返されると「しょ」だけを発声することもある。「あいこでしょ」のかけ声を使わない場合は「ぽん」や「ぽい」だけとなる。
- ^ 2011年東京都知事選挙に当選した石原慎太郎や2012年東京都知事選挙に当選した猪瀬直樹などがその典型である。
- ^ 始める前に決めておく。通常、勝ちを決める場合は少ない方を勝ち、負けを決める場合は少ない方を負けとする。
出典
- ^ World Rock Paper Scissors (RPS) Society.
- ^ a b c d e f g h i j k l m “「外国のジャンケンに挑戦しよう!」指導資料”. 群馬県総合教育センター. 2020年3月31日閲覧。
- ^ a b c d 高橋浩徳 2015, p. 156.
- ^ Linhart (1998)
- ^ 長田・須山 (1977)
- ^ 高橋浩徳 2015, p. 160.
- ^ 菊池 (1905)
- ^ 高橋浩徳 2015, p. 161.
- ^ zh:wikisource:五雜俎/卷06。
- ^ http://square.umin.ac.jp/massie-tmd/rpsmap.html 赤は存在が確認された国。ピンクは、少なくとも一部の人は知っている国。黄色は存在が否定的な国。
- ^ a b 高橋浩徳 2015, p. 162.
- ^ 高橋浩徳 2015, p. 165.
- ^ a b 丸山 (2006)
- ^ 札埜和男『大阪弁「ほんまもん」講座』2006年、新潮社、p132
- ^ “じゃんけん協会「最初はグー」考案の志村さん追悼”. 日刊スポーツ. (2020年3月31日) 2020年3月31日閲覧。
- ^ “じゃんけん「最初はグー!」の発案者は志村けんさんだった…飲み屋での仲間とのやり取りを「8時だョ!全員集合」のコントに導入”. 中日スポーツ. (2020年3月30日) 2020年3月31日閲覧。
- ^ “2003 World Rock Paper Scissors Championship” (英語). All Things Considered (National Public Radio). (2003年10月24日) 2011年11月3日閲覧。
- ^ “Rock Paper Scissors crowns a queen as its champ - Weird News” (英語). Canoe leading Canadian portal. Canoe Inc. (2007年10月25日). 2011年6月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2011年11月3日閲覧。
- ^ World Rock Paper Scissors Society (official website).
- ^ USA RPS League (official website).
- ^ UK Rock Paper Scissors Championships (official website).
- ^ 大山美和子(他共著)『たのしく遊べるこどものうた 改訂版』鈴木出版、1983年初版、1993年改訂版、163頁。ISBN 978-4-7902-7041-6。
- ^ 初回放送1988年08月〜09月 http://www.nhk.or.jp/minna/songs/MIN198808_01/
- ^ a b c d 杉山実 (2018年12月12日). “「最初はグー」生みの親・志村けん、誕生秘話明かす「飲み屋で酔っ払いをまとめるため」”. エンタメRBB. iid. 2018年12月15日閲覧。
- ^ “志村けんさんは「最初はグー!」を始めた人…今ではジャンケンの定番に”. スポーツ報知. (2020年3月30日) 2020年3月31日閲覧。
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