おそ松くん 登場人物

おそ松くん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 02:42 UTC 版)

登場人物

担当声優(「声」と省略)は、アニメ1作、2作、パチスロ、サンスリー版となっている。なお、他作品からの人物は例外。

『おそ松さん』における独自設定・声優は本項ではなくおそ松さん#登場人物を参照。

レギュラー

※ 週刊少年サンデー版およびアニメ第2作を中心に記載する。他の漫画やアニメと違い、話によっておのおのの役柄が異なるのが特徴である。

六つ子
本作の主人公で、松造と松代の息子。基本設定では10歳(小学校5年生)。身長150cm、体重46kg[17]
1964年夏発売の『別冊少年サンデー 夏休み号』の特集記事によると、誕生日は5月24日
性格は個々に差はあるものの、全員イタズラ好きで金や食べ物にがめつい。また全員トト子に憧れている[注 2]
容姿・服装は6人とも全く同じで、見分けるのは実質不可能。知らない人間はもちろん友人や両親ですら判別できないこともあり、六つ子がそれを利用してイタズラしたり、逆に個性を出そうと奮闘するのが初期話の主な流れ。服装が同じ理由は、母親の松代曰く「同じものを半ダース単位で買うと安くしてくれるから」[18]
兄弟の生まれ順(序列)に関して原作・アニメ第1作で言及されたことはなく、アニメ第2作第28話「野生のイヤミに気をつけろ!」で「おそ松が長男」だと明言されているのみであり、赤塚不二夫公式サイトではおそ松が長男、トド松が六男(末っ子)とだけ設定されている[19]が、次男~五男までの序列は明確にされていない。また、作中で母親が六つ子を呼ぶ順番は「おそ松、一松、カラ松、チョロ松、トド松、十四松」であり、竹書房の文庫版(第1期)の1〜6巻の表紙にもこの順番で、CGで表現されたバラバラの色の服を着た六つ子が登場する。
容姿について原作「いかした顔になりたいよ」で、町の整形医ベン・ケーチに整形手術で顔を変えようとするエピソードもあるが、美男子になったのは最初に受けたチョロ松だけで、最後に手術を受ける予定で結果的に受けなかったおそ松以外は、ケーチの助手が担当したために失敗して変な顔に変貌してしまった。赤塚不二夫公式サイトの『おそ松くん』のページのトップのFlashアニメでは区別がつくよう全員、口調が異なっていた(例えば返事は「はい」「ヘイ」「ははっ」、トド松は語尾に「ござる」を付けるなど)。現在はリニューアルされたので確認することはできない[20][21]
竹書房12巻収録の「三十年後のおそ松くん」では、頭髪量などに個人差が発生していた。おそ松以外(特にチョロ松)は髪の毛のことを気にしている。
また、アニメ第2作では40年後で設定されており、チョロ松だけが変わり果てており、原作同様、頭のことを言われると怒る。未だ全員が両親と住んでいる。
1993年発表の『大人になったおそ松くん』では25年後の六つ子の職業が具体的に描かれている。
各人の性格、嗜好には上記の通り差があり、6人同時に行動することは少ない。おそ松およびチョロ松は多くの場合ともに行動しており、トラブルメーカーとなる。この2人と他の4人、もしくはおそ松と他の5人の間の対立関係の存在をうかがわせる描写も多い。
コミックボンボン版では必ず1人は転んで登場する。
姓は「松野」であるが、初期作品「みぎやひだりのだんなさま」では「山野」姓になっていた。
原作およびアニメ第2作では中盤頃からエピソードの中心はイヤミ・チビ太になり、六つ子は脇役的な扱いに変化している[注 3]。サンデー版最終話「いまにみていろミーだって」では、イヤミとバカボンパパが訪れた客としての登場のみ。
スピンオフ作品『おそ松さん』では六つ子が20代の成人という設定に加え、イメージカラーの設定や声優を別々に起用するなどで差別化が図られるようになった。
以下に記載する「一番◯◯」などの個性はあくまで設定上のもので、実際の漫画では6人の性格が明確に区別されていることは少なく、話によって役割が変化することも多い。
松野 おそ松(まつの おそまつ)
声 - 加藤みどり / 井上瑤 / 日下ちひろ(大一版CR、パチスロ[22])/庄子裕衣(サンスリー版CR)
長男。六つ子のリーダーでケンカも一番強く、がめつい六つ子の中でも特にがめつくてセコい。初期および最新版では他の兄弟を出し抜いて一人で行動することも多く、要領の良さが伺えるが失敗をやらかして他の兄弟からの信用を失う話も多々ある。血液型はA型でピーマンが嫌い。
「三十年後のおそ松くん」では、髪型は変わらないが、鼻からヒゲが生えている。
『大人になったおそ松くん』では、平社員で独身。一人で両親の面倒を見てきたため、六つ子の中で一人だけ額が広くなっており、バーコード頭になっている[23]。また、タバコを吸うようになっている[24]
名前の由来は「お粗末」から。
松野 カラ松(まつの カラまつ)
声 - 山本圭子[注 4]白石冬美〈代役〉 / 真柴摩利(第2作、パチスロ) / 庄子裕衣(サンスリー版CR)
カラっとさっぱりしているが飽きっぽいのが難点。カラ元気だけは人一倍の元気者。
「三十年後のおそ松くん」では、バーコードのような禿頭である。
『大人になったおそ松くん』では、八百屋へ婿養子に行き、女房の尻に敷かれている[23]
名前の由来は唐松から。
松野 チョロ松(まつの チョロまつ)
声 - 山本圭子[注 5] / 松本梨香 / 庄子裕衣(サンスリー版CR)
名前の通りチョロチョロしてすばしっこい。一番の要領の良さを誇り、判断も逃げ足も早い。おそ松とペアを組むことが多い。
「三十年後のおそ松くん」では禿頭である。
『大人になったおそ松くん』では、警察官になっている。倒れた松造を病院に運ぶおそ松の車を検問に引っ掛けたため、松造の容態が悪化してしまった[23]
名前の由来は、江戸時代チョロチョロする(チョロい=トロいとの説も)子供によく使われた愛称「チョロ松」や、大衆演劇・喜劇で丁稚の役名によく使われる「ちょろ松」から[25]
松野 一松(まつの いちまつ)
声 - 北浜晴子 / 横尾まり / 庄子裕衣(サンスリー版CR)
六つ子の中では一番まじめで意志も強く、とびきり粋な男の子。
「三十年後のおそ松くん」では、七三分けになり、眼鏡をかけている。
『大人になったおそ松くん』では、社長令嬢と逆タマ結婚し、二代目社長に就任している[23]
名前の由来は「市松模様」からで、「市松」と間違えられる話がある。
松野 十四松(まつの じゅうしまつ)
声 - 東美枝 / 松井菜桜子
気が優しいが、その分気が弱い六つ子の中で一番口うるさくおしゃべりで、歌もうまい。「自分が一番影が薄い」と悩むエピソードもある。
「三十年後のおそ松くん」では、髪型がボサボサになり、無精髭を生やしている。
『大人になったおそ松くん』では、医者になっている。だが、容態の悪化した松造は救えなかった[23]
名前は鳥の「十姉妹」から。
松野 トド松(まつの トドまつ)
声 - 北浜晴子 / 林原めぐみ / 庄子裕衣(サンスリー版CR)
末弟。のんびり屋で、風呂が大嫌い。末っ子ながらとどのつまりの甘えん坊。
「三十年後のおそ松くん」では、ややイガグリ頭っぽくなった。
『大人になったおそ松くん』では、魚屋を営んでいる。店で売っていた魚の骨が松造のノドに刺さり、松造が倒れる[23]
名前の由来は椴松から。
イヤミ(井矢見)
声 - 小林恭治 / 肝付兼太
名前の通り、嫌味な男。初期の話では「井矢見」と漢字表記されていることが多い。30歳(カラーアニメ版では36歳である[26])。
痩せ型で3枚の出っ歯と口髭、顎まで伸ばした長髪を内巻きにした独特の髪型。驚いた時は毛先が広がる。連載後期では髪のボリュームが増え毛先が外向きになる。一人称は「ミー」、二人称は「チミ」「ユー」。語尾に「〜ザンス」をつけて話す[注 6]。他のキャラクターと同じく話によって設定が若干変わることも多いが、重度のフランスかぶれでフランスを「おフランス」と呼び、何かにつけて「おフランスでは〜ざんす」と語りフランスを持ち上げて周りに嫌味を言ったり馬鹿にしたりする言動は共通している。インチキ・いい加減な商売でも「おフランス帰り」を自称し、扱う技術や商品もおフランス由来を語るが、明確に偽物と判明したり、あからさまに嘘臭いことがほとんど。あらゆるイタズラや嫌味な言動・悪事を行った末に、しっぺ返しを食らうオチとなることが多い。
手足を曲げながら「シェー」(あまりにも悲惨な状況になった場合は「ジェー」「ショエー」となることもある)と叫ぶギャグは国民的な流行語となった。
原作初登場話では医師の役で名前はなかった[27]。その後、六つ子の父親松造の同僚「井矢見」として再登場[28]、レギュラーキャラクターとなった。
職業や役割は様々。おそ松たちの学校の教師や父親の会社の同僚、時に上役、あらゆるインチキ商売、乞食、こそ泥といった役どころで登場。『チビ太の金庫破り』ではチビ太を執拗に追跡する刑事として出演している。実質主役となったキング版では、モテない独身男という設定になり、より不条理な目にあわされることが多くなった。善人や弱者として登場することもあるが、その場合はいつにもまして報われない結末を迎えることが多い。
おそ松そっくりのロボットを作って暴れさせる[29]、医師役で登場した話で、デカパンの病院に患者を取られたのを逆恨みしてデカパンに化ける薬を使い、デカパンを悪人に仕立て上げる[30]、おでんを盗み食いしてチビ太のせいにする[31]など悪事の内容は様々。
一方、捨て子をひろったチビ太にこっそりミルクや布団を差し入れしたり[32]、大金を拾ったあと新聞配達でお金を貯めているハタ坊にステレオを買ってやったり[33]と心優しい一面もある。
フランス帰りと称するが、サンデー版では教師役として出演した回で、フランス旅行帰りの生徒にフランスのことを習ったり[34]、少年キング版では「ミーはおフランスなんかにいちどもいったことがないざんす」と言ったり[35]と実際には渡仏経験はないと思われるエピソードがいくつかある。またフランス料理の食材エスカルゴを殻ごと食べてしまったり[36]、デカパンが発明した小型台風を飲み込み、自ら大型台風となって念願のフランスに飛びパリエッフェル塔に激突したことがある[37]。1泊2日しか滞仏経験がないと露見する回もある。
赤塚不二夫はコメディアンのトニー谷をさして「あれ、俺の漫画のイヤミのモデルだもんねぇ。あれは、いただきザンス」[38]と発言しており、漫画本編でもイヤミが拍子木を持って「あなたのお名前なんてえの」(アベック歌合戦)と真似したことがある[39]。しかしトニー谷の顔はイヤミとはまったく似ていないため、作者の駆け出し時代の担当編集者、週刊少年サンデーの樺島記者がモデルという説もある[40]。また、イヤミの行動面については当時の洋行帰りのマスコミ人の嫌味な言動を大袈裟に描いたものである[2]
アニメ第2作第1回はセールスマンという設定だったが、悪徳医師から松造の上司など、原作同様様々な役割を担う。前半の作画は原作とほぼ同じだったが、後半では大幅に変わっていた(細くて長い手足→太くて短い手足、長髪→無造作な髪型、口の端まである長いヒゲ→短いヒゲ。第85話は総集編のため、スタイルの変化を比較できる)。40年後ではデカパン製薬会社の用務員兼宿直員になっていて、3回以上シェーをすると体にこたえるらしい。
1970年ビッグコミック掲載の読切『ミスターイヤミ』ではイヤミが行きつけのバーで女性と出会い同棲を始める。読者の年齢層が高いため間接的ではあるが大人向けの表現が見受けられる。
『大人になったおそ松くん』ではアメリカでバーテンダーの修業をした後、日本のバーで働いている[24]。店の常連客のおそ松と憎まれ口を叩き合っている。25年経ち白髪まじりになったが出っ歯(ただし入れ歯[41])とホラ吹きぶりは相変わらずで独身[24]。バーテンの修業をしたと言っているが、おそ松からカクテルを作るように言われた時に動揺して拒否しているため真偽は不明となっている[24]
チビ太
声 - 田上和枝水垣洋子沢田和子 / 田中真弓(第2作・CR・チビ太のおでんCM、パチスロ)
六つ子たちのライバル。名前の通り身長は低いが、年齢は基本的に六つ子たちと同じで、上であることも少なくない。1本だけ毛を残し、2段になった禿頭(後に「すごい石頭」という設定ができる)に丸い大きな目(ただし黒目は小さい)が特徴。左右の頬の3本の線は鼻水が乾いて固まった跡[42]。イヤミと同じく様々な役柄で登場するが、どの役柄でも基本的におでんが大好物。生意気な性格で、「ケケッ」という、人を馬鹿にした笑い方をする。一人称は「僕」だが、アニメ第2作では「オイラ」も使用した。六つ子たちにこっぴどくいじめられても決してへこむことなく逆にいじめる側に回ることもあるため、大変しぶとい。動物や花をかわいがったり、惚れた子に一途に尽くすなど、純粋な面もある。親は設定されておらず、単独での登場。ネコカエルなどと同居していることが多い。登場する回の半分以上がイヤミとワンセットでの登場であるが、原則として子供であるのでイヤミほど役割の自由度は持たない。ただし、子供の風貌のままヤクザの親分、ムショ帰り、雑誌編集者、大学生など大人の役どころを演じているエピソードもいくつか存在する。また、悪徳医師イヤミの助手や乞食イヤミの子分になっていたり、逆にイヤミの敵役に回ることもある。
初登場は連載2回目でおそ松と仲の悪いガキ大将の弟役だった[43]。当初は「チビ」と呼ばれるだけで一方的にいじめられるばかりだったが、次第に六つ子をからかったり騙したりとずる賢い性格を与えられるようになり名前も「チビ太」となった。eBookJapan版第4巻『六つ子なんかにまけないぞ』の欄外コラムにはチビ太の変遷が描かれている。
チビ太に背丈も含めそっくりなおじさん(声 - 第1作は不明、第2作は田の中勇)が科学者として登場したこともあり、チビ太同様背が低く「長身になる薬」を発明しようとしたが、間違って「小さくなる薬」を発明したため、チビ太がこの薬を使って六つ子に仕返ししたことがあった[44]
金庫に閉じ込められたおそ松とチョロ松を救出する「チビ太の金庫破り」(オー・ヘンリーの小説『よみがえった改心』の翻案)は、作者もお気に入りで、ファンの人気も高く『週刊少年キング』連載時にリバイバル版が制作された。リバイバル版では閉じ込められるのはトト子に変更されている[45][46]
「30年後…」ではデカパン製薬の部長となるが、六つ子が開発した若返り薬を受付のイヤミと結託して飲もうとするも、六つ子がすり替えた年取り薬を飲んでしまってイヤミ共々高齢となり、その罰で双方とも給仕に降格となってしまった。
25年後を描いた『大人になったおそ松くん』では係長になっている[47]。身長150cm、頭髪量が増える[47]。最終学歴は私大中退[47]。新聞配達に始まり皿洗い・パチンコ屋の店員・牛丼屋のバイト・トラック運転手・AV男優・露天商の使い走り・ビルの窓ふき・ガードマン・漫画家のアシスタントと様々な職業を経て現在の会社に就職[47]。かつておでんを握っていた手が寂しいので若いOLの尻をさわろうとする[47]
松野 松造(まつの まつぞう)
声 - 八奈見乗児→小林恭治→鈴木泰明 / 水鳥鉄夫 / 茶風林(サンスリー版CR)
六つ子たちの父親。名前は原作中にはほとんど出ず、「おフランス風のエチケット」でフランス支店へ赴任するため船で出航する際、社長を初めとする群衆の中に「松野松造」と書かれた幟があるのが唯一[48]。漫画では当初、「三松屋」という商店を経営していた。前述の「『別冊少年サンデー』の特集記事によると、六つ子が生まれた時には酒屋を経営していたが、生活のために店を売ったという。しかし連載当初には近所の人に「三松屋さん」と呼ばれる場面がある。その後はサラリーマン、平社員という設定。よくボーナスを落とす(ただし1回は休日にゆっくり休むための狂言であった)。また、六つ子の代わりに誘拐されたチビ太の身代金に払ったこともある。竹書房の第5巻ではイヤミより先に「シェー!」のポーズを取っている。ただしこの時のセリフは「いやーん!」だった。物語の中では妻子に対する不満が多く、家族にないがしろにされて家を飛び出したことや、ヤクザのチビ太に頼ったこともあり、またこの回では結婚記念日が「12月8日」であることが判明している[49]中日ドラゴンズのファン。
また、アニメ第2作第69話の『魔法を使って若がえるザンス』で若返った松造は松吉と名乗り勉強し直すもうまくいかず、六つ子からも生意気だと言われる。
原作では一貫して六つ子の父親役を演じているが、アニメ第2作では六つ子とは血縁関係のない役を演じていることもある。たとえば、第59話「ハタ坊は正義の味方だジョー」で、松野夫妻は選挙でダヨーンの応援者として登場したのに対し、六つ子はダヨーンの対抗馬役であるイヤミのボディーガード役として登場した。
『大人になったおそ松くん』では25年後が描かれた。トド松の店で買った魚の骨をノドに詰まらせて倒れ、おそ松の車で十四松の病院に運ばれるが、チョロ松の検問に車が引っかかり容態が悪化し、死亡する[23]
松野 松代(まつの まつよ)
声 - 麻生みつ子近藤高子 / 横尾まり(第2作・サンスリー版CR)
松造の妻、六つ子の母。松造と同じく名前は原作中にはほとんど出ず、「まいったまいったクラス会」で六つ子と共にクラス会に行った際、旧友から「松代さん」と言われたのが唯一[50]専業主婦だが、息子が6人もいるせいで毎日とても忙しい。必然的に働き者だが、やや見栄張りでチャッカリ屋、なおかつヒステリックなところがある。丸縁の眼鏡をかけており、極度の近眼で、裸眼では、目の前のゴリラやライオンが識別できずにいる場面がある。生活の苦しさからイヤミなどの誘いにのって失敗するのが多いものの、それでイヤミなどのインチキがバレることも稀にある[注 7]。服は薄黄色の服とピンクのスカート。
六つ子・松造同様、中期以後は出番が少なくなるが、サンデー版末期に掲載された「キャプテンかあちゃん」では、女海賊団の首領キャプテン・カーチャン役で主役を務め、ハターボ船長(ハタ坊)率いる海賊団の部下である六つ子を人質に取りながら、その六つ子が生き別れの息子だったと密かに知って涙ぐむキャラクターを演じている。
アニメ第2作では松造と同様に魔法で若返り、松代は松子と名乗りアイドルとして一躍人気者になるが、同じアイドルであるトト子の執拗な嫌がらせに遭う。
『大人になったおそ松くん』では25年後松造、おそ松と同居している[23]
ハタ坊
声 - 加藤みどり / 真柴摩利(第2作・CR・チビ太のおでんCM、パチスロ)
コウモリの羽のような髪型で、頭に小さな日の丸の旗を立てている男児。この旗は皮膚を貫通し、頭蓋骨に突き刺さっている(取り外しは容易)。鼻の下の線はかわいた鼻水の跡である。基本的に幼児で、やや頭が悪い印象のキャラクター[51]だが、『少年キング』掲載分およびアニメ第二作では、知能は常人並みになっている。語尾に「〜だジョー」をつけて話す。せこせことした動作はバスター・キートンがモデルであるという。主役を演じたことは数えるほどしかないが、重要な脇役が非常に多く、チビ太の弟分、デカパンやダヨーンの助手、イヤミに苛められる役などが多い。しかしチビ太をやっつけたことがあるほどの腕力を誇る場面もあり、社長・専務・海賊の船長、刑事チームのボスなど強い立場な役柄では徹底して部下をこき使う。
また末期作『オメガのジョーを消せ』では、イヤミと共に大金を強奪しながらイヤミの盗金を持ち逃げされた挙げ句、罪を擦り付けられて投獄されたことから、復讐の鬼と化した殺し屋となるも、イヤミを追い詰めたところでフランスから帰国した息子を見て、イヤミが子持ちであることを知って心が揺れ動き、最後は犬に仕掛けた爆弾からイヤミを助け、「子供のためにやり直すんだジョー」と言いながら絶命した。
同様の髪型で、頭に旗を立てた両親および妹が登場することもあり、一家そろってハイキングに出る回では、家族全員が日章旗を頭に挿していた[52]。末期作「勉強しすぎた大先生」では科学者の兄が登場、趣味の覗きが高じて新種の虫を発見し、ノーベル賞候補となった。
『チビ太の金庫破り』ではチビ太の弟分であるが、原作(2パターンとも)ではその時、チビ太が逮捕された後生活のため売却したということで頭に旗がない姿が描かれた。また、リバイバル版「チビ太の金庫破り」では、旗を売るシーンがある。
アニメ第2作での普段の服装は原作と異なり、ヒヨコが描かれた緑色のオーバーオールを着ている。40年後ではすでに孫までいる。また、彼が主役である『ハタ坊、勇気を出す』では当初、気の弱い少年でイヤミや六つ子らにさんざん濡れ衣を着せられ、本当のことが言える勇気を持っていなかったが、神社の神様であるデカパン(原作ではデカパンはハタ坊の父親という設定)に勇気が出る薬をもらい、勇気がわいてくるといった、彼の成長が描かれている。勇気の薬はただの水道水だった。
『大人になったおそ松くん』では25年後売れっ子コメディアンになっている[53]
デカパン
声 - 神山卓三和久井節緒 / 大平透(第2作・CR)、長嶝高士
富士山のような禿頭の裾野だけに頭髪が残り、鼻の下に髭を蓄えている中年男性。肥満体に青と白の縦縞の大きなパンツ(名前の由来)のみを着用。そのパンツの中にはカナヅチノコギリといった様々なモノが収納されており、『ドラえもん』の四次元ポケットに似ていると公式サイトでも指摘されている。基本的に性格は温厚かつ良心的だが、そこを六つ子やイヤミに利用されることも多い。動物好きで、犬、猫を多く飼っており「坊や」と呼んでかわいがっている。一人称は「ワス」で、語頭に「ホエホエー」、語尾に「〜だス」をつけて話す。イヤミ・チビ太・ハタ坊とは違って主役を演じることはなく、大富豪役や会社重役、善良医師役の他、ギャングのボスや刑務所の看守といった悪役も演じている。六つ子のおじさん役、トト子、ハタ坊の父親役で出演したこともある。年齢は、50 - 60代。
科学者「デカパン博士」として登場するときは、飼い猫を人間の本音がわかる「エスパーニャンコ」にしたり[54]、人格が入れ替わる薬を発明したり[55]で騒動の原因になることが多い。
アニメ第2作では、原作同様医師や大富豪のほか、第17話と第78話では神様役を演じている。第40話では太郎という息子が登場、ピンクと白の縦縞のパンツ姿で、寝ているところを起こされるとレッツラゴンのイラ公のごとく暴れる。40年後では100歳であるにもかかわらず、製薬会社の社長をやっている。
『大人になったおそ松くん』では25年後も髭が白髪交じりになったぐらいで外見にほとんど変化は見られない[41]
ダヨーン(駄四)
声 - 神山卓三→大竹宏 / 神山卓三(第2作、大一版CR)、緒方賢一(第2作第80話 - 第83話の代役) / 茶風林(サンスリー版CR)、高塚正也
頭髪を真ん中から分け、垂れ目で異様に口が大きな壮年。大食いだが、体は太っておらず、痩せた体型。53歳(アニメ第2作の40年後で93歳と言いかけて訂正するシーンがある)。下駄を履いている(アニメ第2作・スピンオフ作品では、黒い革靴を履いている。漫画版でも「らくがきインベーダー出現」などでは革靴を履いている)。俳句が趣味。とぼけていて、間の抜けた印象の強いキャラクターだが、西部劇では渋いシェリフも演じた。役柄は警官や商店主、またはイヤミに対する債権者役が多い。デカパン同様主役を演じることはないが、シェリフ役での副主人公は何度かあった。また、アニメ第2作では、ムナゲキャサリン怪人ダヨン面相などといった悪役を演じることが多い。一人称は「ワシ」で語尾に「〜だヨーン」をつけて話す。言葉のところどころに「ダヨーン」をつけるのが口癖。藤子不二雄Aの『マンガニカ』によると、つのだじろうの長兄の角田喜代一が、ガラスに顔を押し付けた時の顔がモデルとされている(藤子Aの『フータくん』に登場する「テツカブ」も同一人物がモデルであるという)。また、滅多にないが、時折とんでもない怪力を見せることもある。
名前の由来は「ダヨーン」という、彼の口癖がそのまま名前になってしまったためである。
原作・アニメ第2作ともに同じ顔の娘がいる設定の時があり、特に原作のほうではチョロ松に好意をいだいており「チョロ松くん、好きダヨーン」と口調まで同じであった(チョロ松はこの事実を知った時、茫然としていた)。
『大人になったおそ松くん』では25年後売れっ子コメディアンになったハタ坊の付き人をやっている[53]
トト子 (ととこ)
声 - 白石冬美、沢田和子 / 松井菜桜子(第2作・サンスリー版CR)
本作のヒロインで、六つ子たちあこがれの美少女。髪型はお下げ髪にリボン、ふくらんだ頭頂部にカチューシャを付けている。真面目で優しい性格だが、ないがしろにされると拗ねてかんしゃくを起こすこともしばしば。日常回では六つ子の同級生という設定が多い(年齢は13歳、18歳という説もある)が、「まんが家はきびしいなあ」では少女漫画雑誌「週刊カワイコ」の編集員、週一最終作「民宿まるもうけ」では民宿近くの寺の娘、そして中期初作「六つ子対大ニッポンギャング」では、ギャング一味に追われた六つ子が立ち寄ったサーカス団員と、日常回で別の役をやることもあった。名前の由来は両親が魚屋を営んでいることから(トト=幼児語で魚のこと)。
初登場回では“ファイティング弱井”というリングネームのボクサーの兄がいて、兄譲りの腕力でおそ松を叩きのめしている[56]。その後も怒ると六つ子全員にパンチを食らわせる強いヒロインとして登場するが、次第にこの設定はなくなり、普通の少女になった。また初期作「相手はヨボヨボたるんでいこう」では白あごヒゲの祖父、「とうげきーっ!のらねこ作戦」では元軍人の祖父(声 - 八奈見乗児)が登場する。なお母親は「六つ子なんかに負けないぞ」を最後に登場しなくなり、父親は「チビ太の金庫破り」が最後の登場、顔つきも初期とは大幅に異なるキャラクターに変わった。またこの回は、トト子の魚屋が登場した最後の回でもあった。
夏休みでは六つ子は海やプールに行くのに対し、トト子は「しょぼくれキャンプ」と「トト子ちゃんとハイキング」で山にいった程度、「イヤミとサメとゴムボート」で初めて六つ子と海へ行き、ワンピースタイプの水着を披露したが、海岸で「ウキワを忘れた」と言った事から、13歳にも関わらず浮き輪がないと泳げない体質である事がわかる。
長編ではデカパンの娘役で登場するのが多く、サンデー版最終話「いまにみていろミーだって」ではデカパン社長の秘書役で登場するが、わずか4コマしか登場せず、話には全く関わらない。
キング版では「チビ太の金庫破り」と、珍しく登場した六つ子らと共に意味もなくイヤミを笑う「なぜにミーはわらわれる」以外ほとんど登場していない。
最新版では再びヒロイン役として登場。怒った時は鉄拳制裁だけでなく言葉遣いも荒くなる。
アニメ第2作では、外見に反して腹黒い性格のヒロインに設定変更され、ギャグシーンにも絡むようになった。阪口和久によれば、木村京太郎が打ち合わせの際に、「トト子って絶対性格悪そう」と発言したことがきっかけと語る[57]。第32話では六つ子一家の隣に越してきた美少女クミコ(声:川村万梨阿)をねたみ、呪いの藁人形で攻撃しようとしたり、69話では松子(若返った松代)に嫉妬して執拗な嫌がらせをしている。服装は日常回ではピンク色のブラウスにサロペットスカート、白いハイソックスと赤い靴に統一されているが、話によってはバニーガール婦人警官ビキニ姿、宅配ピザ屋なども披露している。なお家族に関しては、先述「チビ太の金庫破り」を原作とする第18話で父親が登場、大富豪の設定で登場した第19話で両親が登場(母親は劇場版にも登場)するも、原作とは一新され、実兄・ファイティング弱井と祖父は全く登場しない。
ひみつのアッコちゃん』の主人公加賀美アツコに酷似。公式サイトでも「瓜二つなのはご愛嬌」とされている[58]。1989年に発行されたコミック本のあとがきで、似ていることを指摘された赤塚自身が「そんなわけないだろ」などと逆ギレ気味に反論している。ただし一方では、赤塚が生前「トト子イコールアッコ」という趣旨の発言を残していたらしい、とも伝えられている。最新版には自ら「ひみつのアッコちゃん」と偽って無銭飲食を企てたが失敗に終わるエピソードがある[59]。なおアニメ第2作の劇場版では、アッコの如くコンパクトで変身しようとする場面がある。
『大人になったおそ松くん』ではレギュラー陣以外の男性と結婚し一児の母となっており、過去に六つ子全員と付き合ったことが明かされている[60]。また、2人目を出産予定である[41]

他作品からのスピンオフキャラクター

本官さん
声 - 千葉繁
天才バカボン』に登場する、「目ん玉つながりのおまわりさん」。連載中期、連載後期、最新版に登場。
最新版ではヤクザの組員であるチビ太の舎弟になったおそ松にピストルを撃ったところ、コルト拳銃を連射され「本官よりピストルのタマをうつやつだ」と逃げ出したが、おそ松は本官さんの言葉で我に返りヤクザから足を洗った[61]
アニメ第1作では未登場。アニメ第2作では第19話まで登場したが、その後八頭勝三と交代している。実質的な総集編である第85話では、イヤミの記憶の回想という形で再登場を果たした。
下記の八頭が転勤した後もオープニング・アイキャッチ・エンディングなどに本官さんが出演し続け、オープニングラスト部分を流用した最終回サブタイトル部にも出演した。その後、アニメ第2作終了後に作られた『平成天才バカボン』とのクロスオーバー作品『バカボンおそ松のカレーをたずねて三千里』には、スフィンクスとして出演した。
レレレのおじさん
『天才バカボン』(アニメ『天才バカボン』の『元祖』・『平成』・『レレレ』を含む)とおそ松くんに登場しているホウキを掃くおじさん。「レレレのレー、おでかけですか?」が口癖。『天才バカボン』に登場している時に着ている服の色は濃い黄色だが、『おそ松くん』に登場している時に着ている服は濃い緑色であり、『おそ松くん』に登場している時のおじさんの方が若干背が高い。漫画では「ドロボウは教育のために」に初登場、続いて「いまにみていろミーだって」最後のコマに登場した後、主に少年キング版に、アニメ第2作では第19話まで出演、その後は本官さん同様、オープニング・アイキャッチ・エンディング・最終回サブタイトルのみに出演。また『カレーをたずねて三千里』にも出演している。
ニャロメ
声 - 千葉繁
赤塚作品(初出は『もーれつア太郎』)の多くに登場するキャラクターである。
本家とは違い、自分のことを「ニャンゲン」だと思っておらず、人間の女の子に恋をしない。魚が大好物でよく魚泥棒したりゴミ捨て場でゴミを漁る。
原作では「ドロボウは教育のために」でギャング団(ボスはチビ太)の子分役で初登場、続いて「いまにみていろミーだって」で唐辛子会社の社員役で登場している。また少年キング版にも登場。アニメ第2作の「おでんと初恋どちらがだいじ」ではニャロ子という彼女がいる。
べし
声 - 水鳥鉄夫
赤塚作品の多くに登場するキャラクターである。片目を閉じたカエルで語尾に「〜べし」をつけて話す。
アニメ第2作に登場。大抵はイヤミやチビ太がしっぺ返しを食らった直後に登場して、教訓的なことを言う。「大富豪チビ太さまザンス! 」では8匹もおり、音楽を演奏していた。
漫画原作にはほとんど登場しない。
ケムンパス
声 - 神山卓三
赤塚作品の多くに登場するキャラクターである毛虫で、語尾に「〜ヤンス」をつけて話す。イヤミたちに嫌われている。
アニメ第2作の『おでんと初恋どちらがだいじ』ではケム子という彼女がいる。
漫画原作には「いまにみていろミーだって」でモブ出演して以後、ほとんど登場しない。ただ「ドロボウは教育のために」初版「扉」では、上半身が小さく下半身が痩せた状態の初期キャラクターで登場(先述の「いまにみていろミーだって」でもこの初期キャラクター)しているが、単行本では省かれているので見ることはできない[注 8]
なおニャロメ・べし・ケムンパスの三匹は、アニメ第2作が終了直後に、『もーれつア太郎』が東映動画(現:東映アニメーション)制作・テレビ朝日系列でリメイク放送されたため、『カレーをたずねて三千里』には出演しなかった。
ア太郎(アたろう)
『もーれつア太郎』の主人公である、八百屋「八百×」の一人息子。「いまにみていろミーだって」では唐辛子会社のエリートセールスマンとして登場。セールスマンらしく背広を着ているが、頭には普段通り鉢巻きをしている。
デコッ八(デコッぱち)
『もーれつア太郎』の副主人公。ア太郎の子分にして「八百×」の店員。ア太郎同様、「いまにみていろミーだって」でエリートセールスマンとして登場している。
ブタ松(ブタまつ)
『もーれつア太郎』より登場。元ヤクザでデコッ八の子分であり、また多数のブタを子分にしている。「整形医つれたギャング」で、ギャングのデ・カメレオン(デカパン)を追い詰めたイヤミ刑事の前に現れ、イヤミに「よそのまんがにでないでチョ」と突っ込まれるが、実は部下である整形医(ダヨーン)によって整形されたデ・カメレオンだった。
ココロのボス
『もーれつア太郎』より登場。元ギャングでタヌキのシッポが付いている。「〜のココロ」「ハァーポックンポックン」「クーダラナイ」が口癖。「いまにみていろミーだって」では唐辛子会社の給仕役で初登場、給仕にもかかわらず、出来の悪い同社のセールスマン・イヤミとパパをいたぶっている。「なぜにミーはわらわれる」ではイヤミを笑い飛ばす群衆の一人として登場。
熊五郎(くまごろう)
『もーれつア太郎』より登場。ア太郎の父・×五郎の旧友で大工。「いまにみていろミーだって」に妻と共に登場。妻が唐辛子会社のセールスマン・ア太郎とデコッ八におだてられて唐辛子を買いまくるため不満に思い、やがて訪れた同社のセールスマン・イヤミとバカボンパパを、唐辛子を入れた風呂に入れて顔を腫れ上がらせた。
熊五郎の妻
『もーれつア太郎』より登場。「八百×」の常連客で、通称「おかみさん」。夫・熊五郎と共に「いまにみていろミーだって」に登場。唐辛子会社のセールスマンであるア太郎とデコッ八に原作同様おだてられて、唐辛子を買いまくっている。
夜の犬
赤塚作品の多くに登場するキャラクター。その名の通り夜だけ現れて前足一本で逆立ちをしているブルドッグ種。オリジナル同様あまり喋ることは無いが、「またまたインベーダー来襲」ではラスト、「インベーダーは本当にいるかもしれない」と珍しく喋っている。
モコ
ひみつのアッコちゃん』より登場するアッコの親友。「帽子をとったらハイそれまでよ」で、いとこ(チビ太)を六つ子の家に預けたトト子と共に映画に行っていた。
チカ子
声 - 北川麻理
『ひみつのアッコちゃん』に登場する幼女。おかっぱ頭でメガネをかけている。原作では「ふきかえつかってプロポーズ」でチビ太の惚れた相手として登場。アニメでは第1作で、同作を原作とした「チカ子ちゃんとチビ太」で登場、「デカパンオリンピック」で六つ子とチビ太のクラスメイトとして登場。
ガンモ
『ひみつのアッコちゃん』に登場する、落語マニアの小僧。「人気絶頂 鍋底プロダクション」で芸能プロダクション「鍋底プロダクション」のマネージャーとして登場。だが同プロは鍋底社長が出演料をピンハネする悪徳プロで、最後は元・同プロ所属のチビ太に逆襲され、社長共々イヤミの乞食仲間に落ちぶれる。
ジャジャ子
声 - 神代知衣
『ジャジャ子ちゃん』の主人公。『おそ松くん』では、ハタ坊のいとこという設定で登場した。おでん嫌いだったが、好意をよせてきたチビ太がおでん嫌いになろうとする姿を見てひかれ、おでんを食べてみたらおでん好きになったという経緯を持つ。家は赤塚台駅から100mもない距離にある、隣の駅という駅が最寄り駅ということになっている。アニメ第1作、2作共に登場。ただし、明確な台詞があるのはアニメ第2作「おでんと初恋どちらがだいじ」のみ。
細川 へんな子(ほそかわ へんなこ)
りぼん』版『へんな子ちゃん』の主人公。「キャプテンかあちゃん」でキャプテン・カーチャン(松代)率いる女海賊団のメンバーとして登場。
マセリ
レッツラゴン』に登場する毛虫キャラクター。「チビ太の金庫破り」(トト子が閉じ込められるバージョン)の原作に登場。イヤミ刑事が拾い食いしようとした食べ物の中から現れた。この他「なぜにミーはわらわれる」では、同じ『レッツラゴン』キャラクターのゴン・おやじ・ベラマッチャと共に、理由もなくイヤミを笑い飛ばすキャラクターとして登場。
ケムンパス同様イヤミは嫌がっており、他作品から出てくるなと言われている。
バカボンのパパ
声 - 富田耕生
アニメ第2作最終話に登場し、後番組の『平成天才バカボン』の告知を行った。
特番『バカボンおそ松のカレーをたずねて三千里』でも松野親子やチビ太・イヤミなど主要メンバーと共演した。
原作では「キャプテンかあちゃん」の冒頭、キャプテン・カーチャン海賊団とハターボ海賊団の戦いで、海賊の話なのに鉢巻きや腹巻きなどの普段の恰好でモブとして初登場。その後は「ドロボウは教育のために」のギャング、続いて「いまにみていろミーだって」でイヤミの父親にして唐辛子会社のセールスマン役で登場、「なぜにミーはわらわれる」ではイヤミを笑い飛ばす群衆の中に登場。
バカボン
声 - 林原めぐみ
パパ同様、特番『バカボンおそ松のカレーをたずねて三千里』でも松野親子やチビ太・イヤミら主要メンバーと共演。
ウナギイヌ
声 - 田原アルノ
原作ではキング版で、まず「イヤミ医院」の扉に登場してご挨拶。続いて「デパチビよこんにちはざんす」では街を歩いているイヤミの前に現れ、『まんがNo.1』の宣伝をしたが、イヤミに怒られて去る。特番『バカボンおそ松のカレーをたずねて三千里』では、トト子の家来役で登場。
ボケ男(ボケお)
『メチャクチャNo.1』の主人公。いがぐり頭でいつも着物を着ている。頭はあまり良くないが怪力自慢。台詞や感情に応じて口の形が変わるのが特徴。「カエルさんをいじめるな」でチビ太のペットであるカエルをいたぶった六つ子とイヤミを、得意の怪力で散々痛めつけた。その後西部劇「荒野に夕日がしずむとき」(映画『シェーン』翻訳作)で、西部の街の地主にして嫌われ者「松の木一家」(六つ子一家)に虐げられている町民役で登場。「キャプテンかあちゃん」では冒頭、ハターボ海賊団の一人として普段の恰好で登場、キャプテン・カーチャン海賊団の一人に向かって「マーガリンじゃない、バターじゃない、チーズじゃない、地図よこせ」とボケまくって話している。
モジャモジャおじちゃん
『モジャモジャおじちゃん』(原題『赤塚不二夫のガンバリまショー』)の主人公である中年男性。小柄でスキンヘッドに一握りの髪、ばねのようなヒゲがある。「下町のチビ太キッド」(映画『キッド』翻訳作)で捨て子チビ太を拾った芸人として登場する。その後は「人間送りマシン」のラストのコマ、「キャプテンかあちゃん」冒頭に登場している。なお「下町のチビ太キッド」はアニメ第2作の第79話でアニメ化されるが、彼の役割はデカパンに替わった。
千代子(ちよこ)
『ユー・ラブ・ミー君』に登場。主人公・三太郎の片思いの女学生。「木枯らし吹けば商売つらい」でチビ太の焼き芋を買おうとすると、イヤミに「顔が黄色い」「おいもの食べ過ぎ」とからかわれて去る。
ミスター教養(ミスターきょうよう)
『ユー・ラブ・ミー君』に登場。千代子の家に下宿している学生で、三太郎の恋敵的な存在。フォックス型眼鏡をかけ、イヤミほどではないが出っ歯。「ブタ松くん」で、ブタそっくりの科学者によってブタにされたおそ松を、イジ太郎(後述)たち悪ガキから買い取ったが、実は学生寮の仲間と共になべ料理にして食べるつもりだった。
悪井 イジ太郎(わるい イジたろう)
『いじわる一家』に登場。意地悪好きの家族・悪井一家の末っ子。小柄で頭に一握りの髪があり、いつも剥き歯。父・イジ衛門、母・イジ江、姉・イジ子、飼い猫・イジタマと共に、毎回色々な意地悪をする。「ブタ松くん」でおそ松が変貌したブタを、仲間の悪ガキと共にいじめていた。

エイリアン

ナンマイダー一味

アニメ第2作の第14話・第44話・第85話と竹書房版の第20巻に登場。体は柔軟性でゴムのように伸びる。第44話では、地球を撮影した宇宙人が去っていく時にフジサンケイグループ目玉マークを描いて帰っていった。

ナンマイダー
声 - 大平透
男。眉毛と目がつながっている。エイリアンのボス。名前は、なんまいだぶつからきている。一人称は「あたい」。顔は赤色
ゴンベーダー
声 - 丸山裕子
男。放射線状の髪の毛が特徴。おそ松に化けた。ジンベーダーと気が合う。だが原っぱでジンベーダーと会話中のところをイヤミに見つかり、正体を秘密にする代わりにイヤミの使いっ走りにされ、六つ子一家から家財道具・食物・現金を奪うようになる。一人称は「オラ」。顔は紫色
ジンベーダー
声 - 太田淑子
男。カール状のヒゲが特徴。チョロ松に化けた。ゴンベーダーと気が合う。一人称は「あたし」。顔は黄緑色
アッカンベーダー
男。いつもを出しているひょうきん者。一人称は「ボク」。顔はオレンジ色
バブバブダー
女。赤ん坊のような性格でおしゃぶりをくわえている。一人称は「わたし」。顔はピンク色
カレンダー
男。鼻がのマーク。名前はカレンダーだけど、カレンダーではない。一人称は「拙者」。顔は緑色
シンジマッタダー
男。鼻に絆創膏を貼っている。名前と一人称は帰ってきたヨッパライが元になっている。一人称は「オラ」。顔は水色
インベーダー
声 - 阪脩(第14話)
男。おそ松とチョロ松をさらってきたエイリアン。仲間紹介の後にコレデオシマイダーと言う。一人称は「わたし」。顔は黄色

スイカ星人

第2作の劇場版と竹書房版の第16巻に登場。スイカのような星に住み、スイカ型の頭が特徴。宇宙移動にはスイカ型UFOを使用している。語尾に「〜タネ」と「〜スイカ」を付けるのが癖。敬礼コードは「アイアイサッサーチョイサッサー」。

天皇スイカ / スイカ大王
声 - 上田敏也
スイカ星の支配者。スイカ星人が増え過ぎて過密状態になったため、地球を侵略して移住しようと計画する。
なお「天皇スイカ」というのは原作および曙コミック版での表記で、アニメや竹書房版では「スイカ大王」に変更された。

その他

カエル
本作の「扉」や、「少年サンデー」表紙で六つ子らが出た時に、モブとして登場する動物キャラクター。本編にも登場することがあり、その際にはおおむねチビ太のペットとして登場する。
ネコ
カエル同様、モブとして登場したり、本編にも登場する動物キャラクター。本編登場の時は1匹だけでなく、集団で登場することも多い。
ギャハハおじさん
中期のみ登場した中年男性キャラクター。四角いスキンヘッドで背広を着ている。群衆の中にモブとして登場したり、最後のコマに「ギャハハ」と笑いながら登場するなど、話の筋とは関係ない場所に登場するだけのキャラクター。時代劇「イヤミはひとり風の中」ではチョンマゲに着流しで登場している。
モグラ
声 - 小宮山清中村正…他
その名の通り、モグラのような顔をした男。忍者、泥棒、ギャングの子分など様々な役で登場する。
おっさん
モブとして登場する中年男性キャラクター。小柄で丸顔のスキンヘッド、長い一本髭を生やしているのが特徴。松野家の旅館のライバルであるホテルのオーナー[62]の他、泥棒、博士など様々な役で登場する。
なお、『おそ松さん』において「聖澤庄之助」という名前が与えられた。

注釈

  1. ^ ただしこの作品は『ア太郎×おそ松』という特別なタイトルで発表されたため、『おそ松くん』としてはその前の『週刊少年サンデー』15号掲載「ドロボウは教育のために」が最後となる。
  2. ^ ただし「となりのかわい子ちゃん」で、松野家の隣に「犬山キン子」という美少女が引っ越して来た時は、全員揃ってキン子に憧れたことがあった。
  3. ^ もっとも1966年末期から1967年初期では、週一連載に「ブタ松くん」・「大スター 演技の勉強?」(以上竹書房第16巻)・「でっかい大声」(竹書房第18巻)といった、イヤミやチビ太を全く登場させずに六つ子を中心にした、初期に近い作品を連載されたこともある。週一最終作「民宿まるもうけ」では六つ子一家とチビ太(民宿の息子)が中心で、トト子は4コマ、デカパンはラストの1コマのみの登場、イヤミに至ってはダヨーン・ハタ坊と共に全く登場しない。
  4. ^ 第50話(第25回)までは「鈴木富美子」名義。
  5. ^ ジャケットでは北浜晴子と誤記。
  6. ^ ただし西部劇「シェリフ・チビータは勇者だった」で、西部の無法者「ババ抜きのイヤミ」を演じた時は、これら口癖が一切無い珍しいキャラクターとなった。
  7. ^ 「イヤミ保険はソンかトクか」では一家揃ってイヤミとチビ太の保険屋「なんでも保険」に加入するも、保険金欲しさに家財道具を傷つけたり、台風が来ても家を補強しなかったことで、イヤミらの掛け金持ち逃げがバレてしまう。「金のおフロにはいってチョ」ではイヤミとチビ太の銭湯の浴槽が純金製だと知ると、おそ松とチョロ松を行かせて浴槽の一部をかじり取るが、浴槽が純金製でなく塗装した石膏製であることがバレる。など。
  8. ^ ただしアケボノコミックスでは、第24巻の表紙にこの扉が掲載されている。
  9. ^ 掲載作品は原則としてそのまま掲載だが、第3巻掲載の『バカボン』の一本「ガギグゲゴー」は、「月刊少年マガジン」(講談社)に掲載された「ムダをはぶいて下落合大学なのだ」を改題し、前半だけに縮小して掲載された(同雑誌連載の『バカボン』は「週刊少年マガジン」より頁数が多かった)。なお「面白すぎてこれでいいのだ」に掲載された時もこのタイトルと内容だった。
  10. ^ イヤミとチビ太がバットマンとロビンに扮するシーンがある。
  11. ^ 曙版28巻の「借金取りの年の暮れ」、同29巻の「ボクシングは拳が4つざんす」と「念力でヘンシーンざんす」の計3話。なおeBookJapanの電子書籍ではいずれも収録されている。
  12. ^ 「バタ屋の王子さま」→「おそ松のこじき王子?」、「めくら保安官ダヨーン」→「イヤミ対ダヨーン 西部の対決」など
  13. ^ これに対し絵自体を一部改編するというのはほとんど無く、人食い人種風のアフリカ原住民が登場する「あつい国からお客さま」と「六つ子の大冒険」(特に後者は六つ子を釜茹でにする場面が存在)は、そのまま収録されている。これは以前刊行されたバカボンやア太郎と異なり原作者の赤塚が刊行時の2004年の時点意識不明のまま植物状態で活動不能で第三者による改変で作品性を損なう可能性があったため
  14. ^ 「スカスカスイカでもうけましょう」・「メルシメルシのにがお絵ざんす」・「チビ太はまじめな1年生」・「いやしいことばあそび」・「特訓やって運動会」が該当。
  15. ^ 『ア太郎』は「時のかなたの森の石松」と「アホな強盗の会計係」、『アッコ』は「カン吉とおばけやしき」。なお『アッコ』は加筆修正したバージョン(アッコがコンパクトで変身し「ラミパスラミパス」の呪文を使用。またカン吉のヘアスタイルが変わっている)。
  16. ^ ただし、イヤミ役の小林恭治の演技のみ気に入っていたという[要出典]
  17. ^ その自動車会社の社名は「アセダック社」から「イヤミ自動車」に変更、「アセダック社」は一流自動車会社(原作では「ポントイック社」)の名前に流用された。
  18. ^ 当時毎日放送とネットワーク関係にあった。
  19. ^ 本放送当時はNET系列局が少なかったため、地方ではTBS系列局または日本テレビ系列局での放送となった地域が多かった。
  20. ^ 第50話(第25回)までは「鈴木富美子」名義。山本によるとおそ松より先行して始まっていた裏番組の『戦え!オスパー』との掛け持ちが問題となったため、2クール分のみ別名義で参加していたという[要出典]
  21. ^ その後、高橋は『おそ松さん』では降板したが、彼が代表を務め、本作において撮影を担当したスタジオT2studio(旧:高橋プロダクション)はそのまま続投している。
  22. ^ 異なるのは、『少年キング』版原作ではチビ太の囚人仲間役だったデカパンとダヨーンが、それぞれ看守と金庫屋を演じていたことである。なおダヨーンはアニメ第1作でも金庫屋を演じていた。
  23. ^ イヤミが医者役で登場した話では「外から帰ったらうがいをするざんすよ」、イヤミが死んだふりをして香典をだまし取った話では「人を騙すのはいけないざんすよ」と言っていた。
  24. ^ 本作がデビューおよび初レギュラー作。
  25. ^ 当初は1月7日に放送の予定であったが、当日は昭和天皇崩御による特別編成(翌8日まで)のために放送できず、1週間延期となった。
  26. ^ 本放送終了後に平日夕方枠で帯放映。
  27. ^ 本放送終了後に1990年 - 1991年頃に月曜 - 木曜 16:00 - 16:30に放送。
  28. ^ 1989年9月まではテレビ朝日系とのクロスネット局。
  29. ^ この間赤塚少年向けアニメは、1972年3月と7月に『天才バカボン1976年3月に『元祖天才バカボン』が、いずれも『東宝チャンピオンまつり』で公開されていた。
  30. ^ イヤミと一緒に旅する野良猫が出ず、また若殿の現在(お菊風に整形された少女の乱暴に手を焼く)が省略された。
  31. ^ 2011年3月までは明治製菓。

出典

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  76. ^ 第43話-第50話(第22回-第25回)にも白石冬美がエンディングのクレジットに表記されているが、該当話にトト子は登場しない。
  77. ^ 白石冬美と同様に、第57話 - 第62話(第29回 - 第31回)にも沢田和子がエンディングのクレジットに表記されているが、該当話にトト子は登場しない。
  78. ^ 前後編のみチビ太の担当声優が水垣洋子から沢田和子へ変更されていたが、前後編がすべて放送されたあとは、第96話 - 第97話(第50回)を除き、沢田和子が最終話までのすべての新作話を担当した。
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