うなじ 歴史

うなじ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 14:45 UTC 版)

歴史

江戸時代日本では、和装における着物日本文化儒教の影響を受けたことで、女性が、肌の露出を避けて帯飾りで隠し、化粧をする部分はとうなじに限定されたことで、うなじや頭髪の生え際、首筋の美しさや長さで色気を強調し、後ろ姿の美しさを競うようになった。20世紀および21世紀における着物の着方としては、ことさらに強調した着方は下品とされ、うなじを強調することは少なくなっている[疑問点]


注釈

  1. ^ 当然ながら、男性は男性で、時に女性と同質の女性的な美、あるいは異質の男性美がある。
  2. ^ 関西舞妓関東半玉など、呼称は地域によって異なる。
  3. ^ ■参考動画[3]。襟足に白塗りを施す場面は 08:55 から 11:20 あたりまで。塗り方は二人とも二本足。
  4. ^ 文字数制限などで制約の多い辞事典では大抵「同義語」の一言で説明されるが、元より完全同義語ではない。
  5. ^ なお、「首の穴」を原義とする漢語で解剖学用語でもある「頸窩/頚窩(けいか)」を「盆の窪」の同義語に挙げる資料[23]もあるが、解剖学でいう「頸窩/頚窩」は、前頸部の付け根にある「頸静脈窩/頚静脈窩」のこと、英語でいう "fossa jugularis sterni" を指す (cf. en:Suprasternal notch)。
  6. ^ 「一手の将たる者ども 味方諸人のぼんのくぼばかり見居て 合戦に勝てるものにてなし」などと記す資料もある[28][26]

出典

  1. ^ 「脰」は、偏に月、旁に豆の字。 中華民国教育部国語推行委員会編: “”. 萌典. 零時政府. 2020年1月30日閲覧。
  2. ^ 平凡社百科事典マイペディア』、ほか. “東大寺文書”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  3. ^ 向日性”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  1. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “引詰”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  2. ^ a b c ワゴコロ編集部. “(2)おしろいを塗る - 舞妓の白塗りメイクのやり方~子どもらしさを演出するお化粧と特徴的な髪型の種類~”. ワゴコロ. 株式会社ヒトノテ. 2020年1月31日閲覧。
  3. ^ 半玉(舞妓)さんの白塗りメイク最初から最後まで how to "Maiko(Geisha)" make-up」〈Tokyo Geisha〉芸者さんが好きになる、2018年3月22日。YouTubeより。
  4. ^ a b c d 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “うなじ”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  5. ^ 日紫喜 2014, p. 10.
  6. ^ 厚労省 人体各部位.
  7. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “襟首・領頸・領頚”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  8. ^ a b c 三省堂『例解新国語辞典』「うなじ」の項。
  9. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “首筋・頸筋・頚筋”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  10. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “首根・頸根”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  11. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “首根子・頸根子”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  12. ^ 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂『大辞林』第3版. “首根っ子”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  13. ^ a b 三省堂『大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “うな【項】”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  14. ^ a b c うなじ”. 語源由来辞典. 株式会社ルックバイス. 2020年2月4日閲覧。
  15. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “うな‐じ【▽項】”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。 “《「うな(項)しり(後)」の略か》首の後ろ。襟首。”
  16. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “頷く・首肯く・肯く”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  17. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “項・頸”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  18. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “たて‐くび【▽項】”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。 “くびの後ろの部分。えりくび。うなじ。”
  19. ^ a b c d 小学館『精選版 日本国語大辞典』. “襟足/領脚”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  20. ^ 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂『大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “坊主襟”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  21. ^ 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂『大辞林』第3版. “盆の窪”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  22. ^ 三省堂『例解新国語辞典』「ぼんのくぼ」の項。
  23. ^ a b 盆の窪”. 語源由来辞典. 株式会社ルックバイス. 2020年2月4日閲覧。
  24. ^ 日立デジタル平凡社『世界大百科事典』第2版. “項窩”. コトバンク. 2020年2月4日閲覧。
  25. ^ みうらじゅん監修: “065 盆の窪”. 犬耳書店. 株式会社パピレス. 2020年2月4日閲覧。
  26. ^ a b c d 徳川家康の名言・逸話40選”. 戦国Webマガジン 戦国ヒストリー. 株式会社アイセレクト (2017年11月24日). 2020年2月29日閲覧。
  27. ^ 童門 2008, 【徳川家康◆駿河土産】.
  28. ^ a b 第7回 最前線で、自ら戦闘力を示す ~徳川家康~ - 戦国武将に学ぶBizスタイル”. 日立システムズ. 2020年2月29日閲覧。
  29. ^ 自分の盆の窪は見えず【じぶんのぼんのくぼはみえず】”. JLogos. 2020年2月4日閲覧。
  30. ^ 三省堂『デイリーコンサイス和英辞典』第4版「うなじ」の項。
  31. ^ a b 三省堂『大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “項背”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  32. ^ 项背”. weblio 日中辞典・中日辞典. ウェブリオ株式会社. 2020年2月3日閲覧。
  33. ^ 項背相望”. 萌典. 中華民国教育部国語推行委員会. 2020年2月3日閲覧。
  34. ^ a b 項背相望”. 四字熟語辞典オンライン. 2020年2月3日閲覧。
  35. ^ a b c 三省堂『大辞林』第3版. “項背相望む”. コトバンク. 2020年2月3日閲覧。
  36. ^ a b c d 失敗しない! 上手な香水の付け方をマスターしよう♡”. Wedding Park(ウエパ). 株式会社ウエディングパーク (2016年9月29日更新). 2020年1月30日閲覧。
  37. ^ a b 小学館『デジタル大辞泉』、三省堂大辞林』第3版. “後れ毛”. コトバンク. 2020年1月30日閲覧。
  38. ^ 三省堂『大辞林』第3版、小学館『精選版 日本国語大辞典』. “愛敬毛”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。
  39. ^ 三省堂『大辞林』第3版. “遊び毛”. コトバンク. 2020年1月31日閲覧。





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