あんずの里 あんずの里の概要

あんずの里

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/20 10:06 UTC 版)

あんずの里
あんずの木
収穫直前の木

歴史

元禄時代、伊予宇和島藩伊達宗利の娘・豊姫が第三代松代藩真田幸道に嫁いだ際、故郷を偲ぶ品としてあんずの種子を持参したのが始まりとする説がある。「杏仁」が咳止め薬として珍重され、松代藩が栽培を奨励したため、今日に至るまで生産が盛んになったと言われている[2]。 森地区、倉科地区はガラ地と呼ばれるほど石が多く、畑作に不向きな土地とされていたが、日当たりが良く水はけが良いため藩がこの地を選んで生産を奨励した。当初は専ら種子を採るための栽培だったが、江戸時代後期には実を食べるようになり、乾燥したアンズを参勤交代の土産にしたという[3]

THE BLUE HEARTSが最後にライブを行った地でもある。

観光

4月上旬頃からアンズの花見を楽しむことができる。また、アンズ狩りは6月20日頃から7月15日頃まで可能。収穫シーズンには浴衣を着てアンズを収穫する、この地域ならではのユニークな光景を見ることもできる。アンズは開花予測も収穫時期の予測も困難な作物なので、行楽の際は最新の情報を確認する必要がある[3]

アクセス

関連項目

  • 千曲市
  • アンズ
  • 熊木杏里(旧更埴市の生まれで名前はあんずの里に由来する。)
  • 杏里(1983年、旧更埴市より名誉市民の称号を授与された。)
  • THE BLUE HEARTS(1994年8月13日 科野の里歴史公園で行われた「あんずの里ロックフェスティバル」が解散ライブとなった。)
  • あんずの里ロックフェスティバル
  • ミスあんずコンテスト

外部リンク

参考文献

  • 絵本『伊達宗利の娘 豊姫物語〜家と故郷つなぐ「あんず」の縁〜』(宇和島信用金庫 企画制作、2017年)



  1. ^ 関東農政局特産農産物産地
  2. ^ 千曲市観光協会webサイト内【あんずの由来】より
  3. ^ a b 講談社編『旬の食材:四季の果物』、講談社、2004年、p.34, ISBN 9784062701372


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