打撃や守備、基礎からアドバイス
今年三重県多気郡明和町に発足した「明和町からプロ野球の世界へ実行委員会」(中西良会長、10人)が初のイベントとして、29日午前8時半から大淀の町総合グラウンドで、「元プロ野球選手からの野球技術指導」を開催。集まった小学生球児たちが、三重県出身の3人を含む4人の元プロ野球選手から指導を受けながら、伸び伸びと野球を楽しんだ。
これは三重高、三重中京大硬式野球部で三塁手として活躍した同委員会の中西会長(34)=大淀出身、自営業=が交流のある元プロ野球選手との縁を生かし、町のスポーツ振興を目的として初めて企画された。
明和町を中心として集まった1~6年生約85人が学んだ。
参加者たちは初心者を対象とした野球教室と、打撃、守備、投球の技術指導の4グループに分かれて、それぞれから技術を学んだ。
西川さんは野球教室で基礎を、平田さんは打撃のロングティー、江川さんは守備でノック練習、梅村さんはキャッチボールやピッチングなどを担当。それぞれ担当者が気付いたことを手取り足取りアドバイスした。児童たちは、終始笑顔で楽しみながら指導を受けた。
西川さんは「今日の教室に参加した児童が少しでも野球が好きになってもらえる一日になるよう頑張りたい」と話した。
町立明星小学校5年・西村壮護君(明星スポーツ少年団)は「今日はプロ野球経験者に会いたくて参加しました。投球指導では投げるときに軸足をしっかりとつくることとアドバイスをもらいました。ソフトボールをやっているけど、しっかりと生かしたい」と話した。