【高木桂一の『ここだけ』の話】「赤旗」についにAKB48が登場 内山奈月さん「憲法は奥深いものだなぁ…」 狙いは無党派層取り込みか… (1/3ページ)

2014.10.14


 AKB48のメンバー、内山奈月さん(大西正純撮影)【拡大】

 日本共産党の機関紙『しんぶん赤旗』日曜版に人気アイドルグループAKB48の内山奈月(なつき)さん(19)が登場し、「共産党がついに国民的アイドルグループの一員を広告塔にすることに成功した」(自民党関係者)などと永田町でひそかに話題となっている。共産党関係者によると、同党からの強いアプローチに内山さんサイドが応じたというが、無党派層、わけても若年層への支持拡大に向けて共産党が展開するソフトイメージ戦略を象徴している。

 政党、それも衣の下に鎧(よろい)をまとう革命政党と、人気アイドルグループのメンバー。いかにも距離がありそうな両者が「接点」をもったのだから、その“意外性”のインパクトが小さいわけがない。

 内山さんが登場したのは赤旗日曜版9月28日号のインタビュー記事。過去には赤旗日曜版にインタビューなどで加山雄三さん、仲代達也さん、中村雅俊さん、野際陽子さん、佐藤浩市さん、釈由美子さん、藤原紀香さんら著名芸能人がしばしば登場してきたが、AKB48のメンバーは初めてである。

 関係者によれば、共産党から内山さんへのインタビューの申し込みを受け、AKB48グループの総合プロデューサー、秋元康氏が熟慮の末にゴーサーインを出したという。

 タブロイド版の赤旗日曜版が3面の丸々一ページを割いた内山さんのインタビューのテーマは、これまた意外なお堅い「憲法」である。記事では「憲法は国民の味方」「一言一句、吟味して書かれている 非常に奥の深いものなのだなぁ」という内山さんの言葉が見出しとなっている。

 内山さんといえば、高校3年生だった昨年6月、AKB48研究生の武道館コンサートの際に、ステージ上で憲法条文を暗唱してファン、聴衆の度肝を抜いた。今年7月には憲法学者の南野森・九州大学教授とともに憲法入門書といえる『憲法主義 条文には書かれていない本質』(PHP研究所)を上梓(じょうし)し、AKB48では「憲法キャラ」とされている。

 

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