週刊誌の葬儀特集とダイエー消滅で決断 麻布自動車復活編 (2/2ページ)

2014.10.23


麻布自動車と三越が提携した「世界の名車サロン」。こういう時代もあった【拡大】

 麻布自動車という名称を復活させるメリットは何か? タクシーに乗り、「運転手さん、麻布自動車って知ってる?」と聞くと、年配の人の多くは「知ってますよ。われわれの憧れです」「よく本社前にクルマをとめて、休んでいました」と言ってくれる。

 みんな会社の名を知ってもらいたくて、懸命に売り込む。しかし、いまならまだ麻布自動車の名は通用する。これを利用して、孫の世代が商売に結びつけたらいいんじゃないか。これが孫へのプレゼント。

 私が死ぬときも、「麻布自動車葬」としてやってもらえれば本望だ。これが私の「死の準備」。子供たちも「どうぞ、オヤジの勝手にやってください」と言ってくれた。

 きっかけは週刊誌の葬儀特集とダイエー消滅。ということで、10月1日、私が代表取締役会長を務める麻布総研を麻布自動車に社名変更した。

 ■渡辺喜太郎(わたなべ・きたろう) 麻布自動車会長。1934年、東京・深川生まれ。22歳で自動車販売会社を設立。不動産業にも進出し、港区に165カ所の土地や建物、ハワイに6つの高級ホテルなど所有し、資産55億ドルで「世界6位」の大富豪に。しかし、バブル崩壊で資産を処分、債務整理を終えた。現在は講演活動などを行っている。著書に『人との出会いがカネを生む/ワルの交遊術50』(仁パブリッシング)。

 

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