堕落・高知東生を支えた2人の“優れた女” (1/2ページ)

2016.06.30

あいだもも(左)と高島礼子
あいだもも(左)と高島礼子【拡大】

 元俳優の高知東生が、クラブホステスの女性と裸で寝ているところを覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反(所持)でパクられた。

 いったいどこに惹かれるのか、無頼の不良っぽさがいいのか、女性が途切れない。前妻はセクシータレント、あいだもも。離婚して4年後の2000年3月、私は彼女のヘアヌード写真集「東京天女」(モッツ出版)を出した。

 髪をばっさり切ってきたあいだは、新宿の花園神社や歌舞伎町、西口大ガード下で惜しげもなく裸体をさらした。別れた高知については、恨み言をいわず、「あの人はいい男でした…」と、ポツリ。このとき、高知はすでに女優の高島礼子と再婚(99年)していた。

 レースクイーン出身の高島は、すでにテレビドラマや映画「極道の妻たち」シリーズで、世の男性をシビレさせていた。だから、高知は“格差婚”と報じられ、「高島礼子のヒモじゃないのか」と揶揄された。

 しかし、高島は黙々と男女の関係を築き上げ、仕事も順調。近頃は、昭和の映画を彩った高倉健に花を添えたいしだあゆみを見るようだった。

 映画「駅 STATION」では、雪の降り積む北海道の銭函駅ホームで、健さん演じる警官役の夫と別れる場面。いしだは笑って敬礼をしながら涙を流す。いまの高島が、こうした映画に出演すれば“女の万感”を誰よりもうまく表現できるだろう。

 

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