シンガー・ソングライターの星野源(40)と女優、新垣結衣(32)の結婚発表を受け、SNSでは“ガッキーロス”を嘆く声が止まらない。専門家は「時間はかかるが、心の向きを変えることが重要だ」とアドバイスする。
共演ドラマさながらの結婚発表は、国内のみならず中国や台湾でも話題となり、ネット上では祝福の声が集まった。その半面、ツイッターでは「俺のガッキー」「ガッキーロス」といったワードがトレンド入りし、「めでたいのに脱力感半端ない」「何にもやる気がしない」と落胆や脱力感を訴える声も相次いだ。
米国からコロナ情報を発信している医師、峰宗太郎氏も長年の新垣ファンで、ツイッターで「【業務連絡】がっきーロスのため本日のメール返信は遅れます」などとツイート。「心配していた」という多くのフォロワーから慰めを受けていた。
2007年から更新を続けていた新垣ファンのブログが、結婚報道直後に「休止」というタイトルでしばらく更新を休むと伝えたことも話題になった。
新垣に限らず、本気で芸能人との結婚を熱望していた人は少数派だろうが、結婚発表を受けてなぜ脱力感に襲われてしまうのか。
新潟青陵大の碓井真史教授(社会心理学)は「著名人を応援しているうちに友人や家族と同様に身近な存在として感じたり、本人との恋愛を考えなくても、理想の恋愛対象の姿を重ねている場合はある。宝くじの当せん発表を待っているような感覚だ」と解説する。
立ち直るにはどうすればいいのか。
碓井氏は「著名人のことを考え、応援していれば、心に穴が開いたような喪失感は生まれる。時間もかかるが、新しい現実を受け入れて応援していくように心の向きを変えていくとうまく立ち直れるのではないか」と助言した。
ファンも気持ちを新たにしたいところだ。