球団売却を検討、大谷翔平の去就は…「長期契約の締結を」との声も

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 大谷翔平が所属する米大リーグ・エンゼルスは23日、球団売却を検討することを明らかにした。売却検討に際し、スポーツ専門のコンサルティング業務などを手がける「ガラティオト・スポーツ・パートナーズ」を財務アドバイザーと決めたことも発表。地元紙「オレンジ・カウンティー・レジスター」のエンゼルス担当記者で、7月に「SHO―TIME 大谷翔平 メジャー120年の歴史を変えた男」を出版したジェフ・フレッチャー記者も、同紙(電子版)で詳報した。(デジタル編集部)

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大谷翔平(23日)=AP
大谷翔平(23日)=AP

 記事によると、エンゼルスのオーナー、アルトゥロ・モレノ氏(76)は2003年、米娯楽大手のウォルト・ディズニー社から1億8400万ドルで球団を取得。モレノ氏はメキシコ系米国人としては初の大リーグ球団オーナーとなった。米経済誌フォーブスの試算では球団の資産価値は現在、20億ドル(約2700億円)で、売却価格は30億ドル(約4000億円)に達する可能性もあるという。

 2002年にワールドシリーズを初制覇したエンゼルスは、オーナーがモレノ氏に代わって以降もチーム力を維持し、2004~09年にはアメリカン・リーグ西地区で5度の地区優勝を果たした。しかしその後は低迷期に入り、二刀流の大谷や強打者のマイク・トラウトらを擁しながら、2014年を最後にプレーオフからも遠ざかっている。

 球団売却で波紋を呼ぶのは、2023年オフにフリーエージェント(FA)となる大谷の去就だ。フレッチャー記者は「大谷に関してはどんな長期契約でも結ぶよう、モレノ氏が次のオーナーに望むだろう」との見通しを示す一方、「大谷は、長期契約を結ぶ前に球団の将来の方向性を知りたいだろうが、新オーナーが決まる前では見極めにくいこともある」とした。エンゼルスの売却については「年末までに完了する可能性があるが、こうした取引は1、2年かかることもある」と言及した。

 大リーグでオーナーが代わった最近の例としては、2020年に実業家のスティーブ・コーエン氏が買収したニューヨーク・メッツのケースがある。また、ワシントン・ナショナルズでも現在、売却の検討を進めている。

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3281762 0 大リーグ 2022/08/24 13:17:00 2022/08/24 14:05:21 2022/08/24 14:05:21 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/08/20220824-OYT1I50101-T.jpg?type=thumbnail
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