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報知新聞社は8日、東京都港区の東京本社を6月に墨田区へ移転すると発表した。今年で創刊150年を迎え、新たな拠点から情報発信を充実させる。
移転先は両国国技館に隣接する6階建てビル(墨田区横網1の11の1)で、延べ床面積2943平方メートル。同社が日本相撲協会からビル全体を賃借する。3月に改修を終え、6月から新社屋で業務を始める。
同本社の移転は港区港南に本館と別館を構えた1990年以来32年ぶりとなる。本社跡については「活用法を検討する」としている。
同社は1872年(明治5年)6月10日、二つ折り半紙をとじた木版手刷りの「郵便報知新聞」第1号を発行。現在の中央区にあたる旧両国広小路付近で創業したという。
同社は「創刊150周年の記念事業として創業の地である両国に拠点を移して原点に立ち返り、地元の皆様にも親しまれるメディアになるよう、従業員一同、決意を新たに紙面やウェブで積極的に情報を発信していきます」とコメントした。