文化庁、京都の新庁舎で業務スタート…明治以来初めての中央省庁の地方移転

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 文化庁が27日、京都に移転し、京都市上京区の新庁舎で業務を始めた。政府が進める東京一極集中是正の一環で、中央省庁の地方移転は明治以来初めて。移転後も一部の部署は東京に残り、連携して文化財の保護や日本文化の海外発信などの施策に取り組む。

文化情報発信室(26日、京都市上京区で)=河村道浩撮影
文化情報発信室(26日、京都市上京区で)=河村道浩撮影

 新庁舎は旧京都府警本部本館(3階建て)と、隣に建設された新行政棟(6階建て)の2棟で、京都府庁の敷地内にある。27日朝、都倉俊一長官ら文化庁幹部や地元関係者が集まり、新庁舎銘板の除幕式が行われた。

文化庁の新庁舎に設けられた長官室(26日、京都市上京区で)=河村道浩撮影
文化庁の新庁舎に設けられた長官室(26日、京都市上京区で)=河村道浩撮影

 文化庁の9課のうち、京都には総合調整などを担当する政策課や文化財関係の部署など5課が東京・霞が関から移る。移転に合わせ、京都には日本文化の海外発信などの司令塔となる「長官戦略室」「食文化推進本部」「文化観光推進本部」を新設した。

 全職員約590人の7割に当たる約390人が京都で勤務する予定。

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3947156 0 エンタメ・文化 2023/03/27 09:28:00 2023/03/27 09:41:03 2023/03/27 09:41:03 https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/03/20230327-OYT1I50031-T.jpg?type=thumbnail

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