カンブリア宮殿

村上龍×経済人

毎週木曜日1106分 ~1155

テレビ東京系にて放送中

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2021122日 放送

他とは違うスーパー
紀ノ国屋の独自戦略

  • 紀ノ国屋 社長 (とみた かつみ)

高級スーパーの代名詞・紀ノ国屋が今、大きく変わっている。駅の構内に続々出店し、一気に身近に。オリジナルのワンコイン弁当から手軽なギフトまで、お値打ち商品の数々にファンが急増していた。他とは違う、紀ノ国屋の独自戦略に迫る!

  • RYU’S EYE

    RYU’S EYE
  • 座右の銘

放送内容詳細

高級スーパーのエキナカ戦略!

紀ノ国屋の創業は1953年、客が自分で商品をカゴに入れる日本初のセルフ方式のスーパーだった。今ではコンビニやスーパー各社が作っているオリジナル商品、いわゆるプライベートブランドも紀ノ国屋が先駆けだ。創業以来、上質な商品にこだわっている。プリンやアップルパイなどロングセラーも多い。しかし、デフレの影響を受け、2008年から2年連続赤字に転落する。そこで2010年JR東日本の傘下に入ることに…。路面店とはまったく違う「エキナカ戦略」に舵を切った紀ノ国屋は、一気に身近になる。質の高さはそのままに、オリジナルのワンコイン弁当やお菓子などを次々に開発、手軽なお土産としても大ヒットしていた。

ゲストプロフィール

富田 勝己

  • 1969年北海道生まれ。
  • 1994年JR東日本に入社。
  • 2015年JR東日本ウォータービジネス(現:JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー)に出向。
  • 2019年6月 JR東日本青森商業開発に出向。
    代表取締役社長を務める。
  • 2021年4月 紀ノ国屋の代表取締役に就任。

企業プロフィール

  • 設 立:1948年1月
  • 資本金:5000万円
  • 従業者数:379人(正社員)
  • 売上高:226億3200万円

村上龍の編集後記

高コストで、かつコンセプトが古い。でもファンが多い。実はわたしも好きだった。特に魚の切り身が新鮮で、バイヤーの気合いとプライドを感じた。JR東日本の傘下に入るが、紀ノ国屋は生まれ変わったわけではない。残った従業員たちが、昔ながらのスピリッツで誇りとともに働いたのだ。富田さんは、生粋のJRマンだった。社長になって、従業員に聞いて回ったらしい。現場にも数多く行っただろう。新しく経営者になるには、それしかない。そうやって融合が生まれる。

村上龍の編集後記画像

放送を見逃した方はこちらテレビ東京 ビジネス オンデマンド

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社長の金言

  • お客参加型のものづくりが最大の強み

    飯尾醸造 五代目当主飯尾 彰浩

  • 失敗が多いほどワクワクする

    河内源一郎商店 会長山元 正博

ご注意下さい

最近、「カンブリア宮殿」に出演できると持ちかけて、多額の金銭を要求する業者があるとの情報が寄せられました。
「カンブリア宮殿」を始めとした報道番組が、取材対象者から金銭を受け取って番組を制作することはありませんので、ご注意ください。当社では、あくまで報道番組の視点から番組が独自に取材対象の選定にあたっています。
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