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横浜創学館チアダンス部 夏の全国、初挑戦で栄冠 「予選さえ無理」覆し結束

スポーツ

公開:2018年9月13日

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優勝を喜ぶメンバー
優勝を喜ぶメンバー

 横浜創学館高校(金沢区六浦東)のチアダンス部が8月1、2日に大阪府で行われた全国高等学校ダンスドリル選手権大会のソングリーダー部門で優勝した。初めて挑戦した大会で、栄冠をつかんだ。

 他の全国大会では常連校の創学館だが、夏に行われるダンスドリルに挑むのは初めて。チアダンスは審査競技のため、大会ごとに特徴をつかまないと攻略が難しいとされる。「他大会で結果を残し始めているので、もっと上を目指そうと挑戦した」と顧問の赤坂ほのか教諭(25)は話す。

 部員50人の大所帯だが、出場したのは10人以下のソングリーダー部門small編成。赤坂教諭は「結果をとりにいった」とその理由を明かす。補欠を含め12人が部内オーディションで選ばれ、練習を重ねた。

「ダンス楽しい」伝える

 だが、6月に行われた関東の地区予選1週間前、コーチから衝撃的な言葉を聞かされる。「全国どころか予選も無理」――。部長の山端みことさん(3年)は、「みんなすごいショックで。泣きながら自主練したこともあった」と話す。それでも学年関係なく励まし合い、苦手をなくそうとメンバーは結束した。

 副部長の米山朋香さん(同)は「あの言葉があったからこそ、本当に変われた。個々で勝ちたいと思っていた気持ちが、チームとして一つにまとまった」と振り返る。「チームカラーを出して、『ダンスは楽しい』ということを見ている人に伝えよう」と団結して臨んだ予選は、見事1位で通過した。

 同全国大会前は野球部の応援や別大会の練習などで、ダンス漬けの毎日に。「でもこの大会の練習が一番楽しかった」と笑顔を見せる。

 そして迎えた選手権当日。緊張はあったものの、ウォーミングアップからメンバー同士で笑顔を見せ、楽しいねと声をかけ合って和んだ雰囲気を作り出した。演技ではリラックスして満足のいく内容を披露した。「優勝のコールがされて賞状をもらいに行く時、メンバーをはじめ、部活の仲間、家族の喜んだ顔や泣き顔が見え、すごく感動した」と山端部長。さらに2千人の観客の前で優勝団体が行う再演技は、「照明があたって、記憶がないくらい気持ちよかった」と口をそろえる。「何より支えてくれた両親には感謝している」と話した。
 

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