野田聖子、高市早苗氏にもNTT接待報道 総務相当時、規範抵触か

2021年3月10日 21時04分
総務省

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 文春オンラインは10日、NTTの澤田純社長らが、総務相在任当時の野田聖子・自民党幹事長代行や高市早苗衆院議員を接待していたと報じた。事実なら、接待問題は官僚から政治家に拡大することになる。国務大臣規範は、関係業者から供応接待を受けることなどを禁じている。高市氏は自身のホームページで接待は受けていないと反論した。
 野田氏は2017年11月と18年3月の2回、それぞれ立川敬二元NTTドコモ社長、村尾和俊NTT西日本社長(当時)から接待を受けたとされる。高市氏を接待したのは澤田氏で、19年12月と20年9月の2回と報じられた。
 また坂井学官房副長官と寺田稔衆院議員も総務副大臣だった時期に澤田氏らの接待を受けたほか、総務相退任後なども含めると計15人への接待が内部資料から確認できたとしている。
 高市氏は10日、2回の飲食とも手土産を含め各2万6500円を負担したため接待ではないとの反論をホームページに掲載した。NTTに関わる許認可の決裁権を持つのは局長で、総務相には権限がないとも主張している。
 NTTは「現時点でコメントを控える」とした。(共同)

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