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マグマの複雑な泡の構造が火山の爆発的噴火を促すことを解明

国立大学法人東京農工大学大学院工学研究院の亀田正治教授は、東京大学、東北大学大学院理学研究科地学専攻奥村聡准教授、高輝度光科学研究センター(JASRI)の研究者と共同で、マグマ中に自然に発生する複雑な泡の構造が、火山の爆発的噴火を促すことを明らかにしました。この知見は、火山噴火の物理的モデリングに有用であり、特に、大規模爆発的噴火の発生要因の理解を進展させるものです。将来的には、災害軽減につながる噴火の予測に役立つことが期待されます。

本研究成果は、Scientific Reports(12月1日付:日本時間12月1日19時)に掲載されました。(URL:www.nature.com/articles/s41598-017-16941-x外部サイトへ

発泡マグマ模擬材料の破砕(上図:試料内気泡分布の3次元構造,下図:破砕する試料(左が初期状態))発泡状態を詳細に観察できる3次元X線マイクロトモグラフィーを用いて、マグマ模擬材料である発泡水あめが減圧により壊れる過程を高速度カメラ撮影によってとらえました。

問い合わせ先

東北大学大学院理学研究科地学専攻
准教授 奥村 聡(おくむら さとし)
TEL : 022-795-7763
E-mail : sokumura*m.tohoku.ac.jp(*を@に置き換えてください)

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