遼くんも動揺!テレビ中継カートが観衆に突っ込む

[ 2009年11月29日 19:07 ]

カートにはねられた女性(手前下)を助けるギャラリーら

 29日午前10時15分ごろ、男子ゴルフツアーのカシオ・ワールドオープンが開催されていた高知県芸西村西分甲のKochi黒潮カントリークラブで、東京放送(TBS)のテレビ中継機材を載せたカートがギャラリーに突っ込み、女性4人と接触。高知市の30代の女性がカートに数メートル引きずられ、顔を骨折する大けがをした。

 近くでプレーしていた石川遼選手は記者団に「女性が引きずられているのを見た。あんな光景は初めて。あのホールはさすがに動揺した」と話した。
 TBSによると、女性は左眼窩底を骨折。ほか3人は打撲や擦り傷などで、ゴルフ場の救護室で手当てを受け、2人は観戦に戻った。カートはTBSの中継スタッフが運転、ギャラリーを避けようとしてハンドル操作を誤ったとしている。
 現場は2番ホールにある緩やかな下り坂のカート道路。事務局によると、事故当時は最終組の石川選手ら3選手が2番ホールでプレーしており、付近には大勢のギャラリーがいたという。
 安芸署が業務上過失傷害の疑いで、カートの運転手ら関係者に詳しい話を聞いている。
 この日は最終日で観戦者は7千人以上。愛媛県の10代の女性らは「悲鳴が聞こえたので見たら、女性が倒れていた。石川選手も心配そうに振り返っていた」と話した。
 TBS広報部は「ギャラリーや関係者の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。1日も早い回復をお祈りしております」とコメントを出した。

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2009年11月29日のニュース