堺雅人 1年半ぶり主演ドラマ、半沢直樹と真逆の「断れない男」演じる 日テレ「ダマせない男」

[ 2022年3月9日 05:00 ]

日本テレビのスペシャルドラマ「ダマせない男」に主演する堺雅人
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 俳優の堺雅人(48)が日本テレビのスペシャルドラマ「ダマせない男」(26日後9・00)に主演する。お人よしの詐欺師が主人公のコメディー。堺の映画、ドラマ出演は1年半ぶり。大ヒットした20年7月期のTBS「半沢直樹」以来となる。

 オリジナル作品で、堺が演じる主人公は「絶対に人をダマせない詐欺師」。婚活パーティーで出会った女性が実は詐欺師だったことから、平凡なサラリーマンだった主人公の運命が変わってしまう。女性が詐欺に失敗し、仕掛けた相手の大手ゼネコンの社長から「10億円を奪ってきたら許す」と脅かされ、これになぜか巻き込まれ、一緒に詐欺を働くことになる。

 堺は主演ドラマ「リーガル・ハイ」などコメディー作品でも活躍してきた。今作もコミカルに詐欺師を演じており「やっぱり変なヤツだし、そんな人を演じるのは面白い」と充実した撮影を続けている。

 20年放送の「半沢直樹」は最終回に平均世帯視聴率32・7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録。強い信念を持つ銀行員の半沢が、悪に“倍返し”する姿がお茶の間を興奮させた。今回の役柄は半沢とはまるで正反対の信念のない男だ。

 堺は「自分の意思ではなく、人から言われてやるので“そんな生き方でいいのか?”と思ってしまう」と正直な感想。「でもお人よしで優しいから、詐欺を働く時でさえ一生懸命ウソをつこう、成立させようと努力するんですよ」と説明した。

 主人公が操られて詐欺師に仕立てられていく姿が見どころ。堺はその過程を「役者が台本をもらって、徐々に役を作って、本番に行くまでをドラマにしているよう」と自らに重ね合わせた。「手の内を全部バラしているようで、商売上、非常に厄介です。“この程度なのね、堺は”みたいになるんじゃないかと(笑い)。その姿も見て楽しんでいただければ」と笑顔で話した。

 ≪爆笑現場に門脇麦「本番中も噴き出してしまい…」≫女詐欺師を門脇麦(29)、主人公が10億円を奪うターゲットとするリゾート会社社長を広末涼子(41)、大手ゼネコンの社長を生瀬勝久(61)が演じる。堺と門脇は初共演。コメディー作品だけに現場も爆笑の連続となっており、門脇は「本番中も多々噴き出してしまい、プロ失格ですが、あんなに魅力的な堺さんには誰も逆らえないでしょう」と堺のコメディー俳優ぶりを絶賛した。

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