中村吉右衛門は「急性の心臓発作」 当面の間療養に専念 来月出演舞台は休演

[ 2021年4月30日 14:51 ]

中村吉右衛門
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 3月に緊急搬送され闘病中の、歌舞伎俳優で人間国宝の中村吉右衛門(76)が「急性の心臓発作」と診断され、当面の間、療養に専念することになった。30日、松竹が発表した。

 松竹は「3月末からの急性の心臓発作により、都内病院にて治療を受けておりますが、4月下旬での医師による診察の結果、当面の間、療養に専念する必要があることになりました」とし、出演を予定していた歌舞伎座「五月大歌舞伎」(5月12日以降開幕予定)は休演する。代役は中村歌六(70)が務める。

 吉右衛門は今年3月28日、都内のホテルのレストランで関係者と食事中に倒れ、都内の病院に緊急搬送されていた。倒れる直前まで東京・歌舞伎座での「三月大歌舞伎」第3部に出演しており、あまりに突然の事態に歌舞伎界に衝撃が走った。

 複数の関係者によると、吉右衛門は食事中に体調不良を訴えて倒れた。居合わせた人により心臓に電気ショックを行うAED(自動体外式除細動器)による処置が行われ、そのまま近くの病院に搬送された。

 松竹は「都内のレストランで体調を崩し、都内の病院に搬送され、現在は療養中」と、病状には触れずコメント。一時的に心肺停止状態になったとの情報もあった。

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2021年4月30日のニュース