渡辺明3冠、棋王戦9連覇でタイトル28期 ついに谷川九段超え!歴代単独4位

[ 2021年3月18日 05:30 ]

棋王戦9連覇にちなみポーズをとる渡辺明棋王(撮影・我満 晴朗)
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 将棋の第46期棋王戦5番勝負第4局は17日、東京都内の東郷神社で行われ、渡辺明棋王(36)=王将、名人含む3冠=が挑戦者の糸谷哲郎八段(32)を98手で下し、シリーズ3勝1敗で9連覇を達成した。同時に通算タイトル獲得数を歴代単独4位の28期とした。

 渡辺は13、14日に島根県大田市で行われた第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第6局で永瀬拓矢王座(28)に勝ち、シリーズ4勝2敗で3連覇したばかり。タイトル通算獲得数27で谷川浩司九段(58)に並んでからわずか中2日で抜き去り、「一概に比べられないが、小さい頃から谷川先生を目標にしていたので、そこは誇らしいです」と感慨にふけった。

 今後については「上(64期=中原誠16世名人)には届かないので通算の数字の目標はなくなりました」と苦笑いしながらも「タイトルを持ち続けるのは常に目標にしている」と話した。

 次のタイトル戦は4月7日開幕の名人戦。相手は斎藤慎太郎八段(27)に決まっている。

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