船田元氏

 自民党の船田元(ふなだはじめ)衆院議員は19日までに、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体のイベントに祝電を送ったとの指摘を受けたとして、自身のフェイスブックに「不用意な行動により大変ご心配をおかけし、お詫(わ)び申し上げる」と投稿し謝罪した。

 18日の投稿によると、2016年に関連団体が主催したイベントに「私の名前で祝電が打たれていたとのデータが公表された。おそらく後援者から依頼され、主催団体をよく調べずに打電してしまった」と説明。

 現在、党消費者問題調査会長を務めており「霊感商法を取り締まる立場にあることを付言する」とした。

 19日には、かつて所属した議員連盟が統一教会と非常に近い関係にあることが分かり、その後は一切の関わりを断っているとの経緯も補足した。

 下野新聞社の取材に、船田氏は「統一教会と関係があると分かっていれば打電しなかった」と釈明。また、イベントの時期を調べたところ、正しくは06年だったと訂正した。

 船田氏は「これを機に、党としても対策を検討するのは当然だ」と述べた。