タレント、上沼恵美子(63)が3日、ABCラジオ「上沼恵美子のこころ晴天」で、審査員として出演した2日の「M-1グランプリ2018」について私見を語り、審査員を引退する意向を示した。
今年のM-1グランプリの印象について上沼は「前半はちょっとダレましたからね。ダレましたよ。見てたってそうでしょ。よく残ってきたなっていう漫才が続きましたよね」と辛口だったが「後半に行けば行くほど盛り上がってきました」と決勝に進んだ組を称えた。
決勝で上沼が1票を投じた和牛については、完成度の高さを評価し「いとしこいしさんと思いました。素直に入れました」と票を投じた理由を説明。
しかし、優勝は審査員から4票を得た霜降り明星に決まった。これに「やっぱり(優勝するには)もうちょっと弾けてないといかんのかも。だから霜降り明星が優勝するのは良いことなんだと思います」と納得の様子だった。
続けて上沼は「勉強になった。いいもの見させてもらいました。霜降り明星の弾けた芸と、和牛の名人芸」と両者を称えるも、「(決勝戦前の)ファイナリストとして上がる方が、もう少しレベルアップしてくれれば、今後のM-1はまた盛り返して、もうちょっと数字(視聴率)いくんじゃないのかなと。これも置き土産としたい」と総括した。
最後に「わたしみたいなこんな年寄りがちょこんと座って偉そうにしている場合ではないんですよ。だからわたしは(審査員を)引退します」と衝撃発言。「むしろ(出場者として)出たいですね」と冗談めかして言った。