藤田嗣治ゆかりの地であるフランス・ランスのユネスコ世界遺産、ノートルダム大聖堂を訪れた戸田
ギャラリーページで見る 女優、戸田恵梨香(29)がNHK特番「よみがえる藤田嗣治~天才画家の素顔~」(26日放送、後5・0)でナビゲーターを務めることが14日、分かった。
20世紀前半のパリで活躍し、ピカソやシャガールらと肩を並べた世界的画家、藤田嗣治(1886~1968年)の没後50年に合わせたドキュメンタリー。
戸田は藤田の足跡をたどるため、過去にプライベートで訪れたフランスを仕事で初訪問。7月11日、東京都内で行われた出演映画「劇場版コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-」の完成披露試写会に出席後、すぐに渡仏し、4泊6日で現地を取材した。
藤田が晩年にデザインと内装を手掛けた仏北部・ランスにある平和の聖母礼拝堂(フジタ礼拝堂)では、藤田が80歳で制作した荘厳な壁画を目の当たりに。戦後、連合国軍から戦争記録画の制作責任を追及されるなど藤田の不遇な人生にも触れ、「少しずつ人柄を感じ取れるようになり、作品への感じ方も変化しました。芸術の持つ偉大さをようやく理解できたような気がします」と実感を込めて振り返った。