野田元首相も国民民主党に参加せず 1カ月後めどに地域政治団体設立

民進党と希望の党との新党「国民民主党」への不参加を表明する野田佳彦元首相=7日午前、千葉県庁(永田岳彦撮影)
民進党と希望の党との新党「国民民主党」への不参加を表明する野田佳彦元首相=7日午前、千葉県庁(永田岳彦撮影)

 民進党千葉県連最高顧問の野田佳彦元首相(衆院千葉4区)は7日午前、千葉県庁で記者会見し、同党と希望の党との新党「国民民主党」に参加しない意向を表明した。来年の統一地方選や参院選に向け、1カ月程度で自らが代表を務める地域政治団体を立ち上げ、民進党から分裂した県内の立憲民主党や国民民主党、無所属議員らに参加を呼び掛けるという。

 地域政党「三重新政の会」を立ち上げる岡田克也元副総理(衆院三重3区)らとの連携についても「(今後の動きを)よく注視していきたい」と含みを持たせた。

 野田氏は同日、民進党に離党届を提出。離党の理由について野田氏は、「無所属で野党結集に力を注いだ方がベターと判断した」と述べた。地域政治団体の設立については4月下旬に民進党県連所属の地方議員や立民、希望両党所属の衆参国会議員に説明し、同意を得ているとした。

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