野党再編

埋没危機の次世代・元気会・改革…第三極で統一会派模索も おおさか維新は慎重姿勢崩さず 

 国会議員5人以下の次世代の党、日本を元気にする会、新党改革の3党が埋没の危機にある。「大阪ダブル選」の完勝で勢いに乗る「おおさか維新の会」との統一会派を期待する声もあるが、水面下の交渉は難航。生き残りをかけた来年夏の参院選に向け、少数政党の苦悩は続きそうだ。

 次世代、元気会、改革の3党首は1日、国会内で会談し、安全保障関連法の付帯決議に盛り込んだ自衛隊海外派遣の「歯止め」の具体策などについて来週から協議を始めることで合意した。新党改革の荒井広幸代表は会談後、記者団に「今月中に(自民、公明両党を含む)5党で協議の場を持ちたい」と意欲を示した。

 3党は9月の採決で野党ながら安保関連法に賛成し、注目を集めた。ただ、3党はその後、民主党など野党5党の協議の枠組みから排除されている。中途半端な事態が続く中、3党の一部で浮上しているのが統一会派結成による勢力拡大だ。有力な連携先と期待するのがおおさか維新だ。

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