自衛隊・ミリタリー
オスプレイの安全祈願 木更津駐屯地で飛行開始式、6日から試験飛行
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陸上自衛隊木更津駐屯地で行われたV-22 オスプレイの飛行開始式。サインボードに書かれた湯浅悟郎陸上幕僚長とハーマン・ステイシー・クラーディー第3海兵機動展開部隊司令官兼沖縄4軍調整官のサインが107飛行隊の新谷2曹に手渡された =3日午前、千葉県木更津市(後藤徹二撮影)
陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で3日、V-22オスプレイの飛行開始式が行われた。同駐屯地には7月から2機が配備されていて、6日に試験飛行を開始する。
飛行開始式では第1ヘリコプター団長の更谷光二陸将補の式辞に続いて湯浅悟郎陸上幕僚長が訓示。テープカットをした後、お神酒によるお清めを行い、飛行の安全祈願した。
今年3月に輸送航空隊を新編、V-22オスプレイを17機運用する予定。主に水陸機動団を迅速に島しょに輸送する任務を実施する。本来の配置先は佐賀空港だが、施設が整備されるまでの暫定的な配備先として木更津駐屯地に部隊を配置している。
木更津駐屯地では日本独自の仕様になっている無線機など搭載品の試験や、操縦士の練度を維持するための訓練を行う。新規要員の訓練も木更津で実施し、陸自の回転翼の操縦士の中からV-22への機種転換を来年度行う予定だ。