南アで移民襲撃、百人逮捕 ナイジェリア人ら標的
更新 sty1909030009南アフリカ警察は2日、最大都市ヨハネスブルクをはじめ各地で1日以降に暴動が起き、110人以上を逮捕したと発表した。地元メディアによると、ナイジェリア人などの商店やトラックが襲撃され、移民排斥を狙ったとみられている。
南アでは失業率が20%台後半で高止まりし、黒人貧困層の間で移民労働者への不満が高まっている。
警察によると、ヨハネスブルクとその周辺や東部クワズールー・ナタール州で、群衆が商店を略奪したり、道路を封鎖してトラック運転手に暴行を加えたりした。
南アでは2015年にも大規模な移民襲撃が起きており、ナイジェリアのオンエアマ外相は2日、ツイッターで「もうたくさんだ。断固とした措置を取る」と非難する声明を出した。(ナイロビ共同)