「真田丸大河ドラマ館」これにて幕 1年間の入館者、103万人超 長野

真田丸大河ドラマ館の閉館セレモニーで記念撮影に応じる女優の長野里美さんや母袋創一上田市長=15日、上田市
真田丸大河ドラマ館の閉館セレモニーで記念撮影に応じる女優の長野里美さんや母袋創一上田市長=15日、上田市

 昨年12月18日に放送が終わったNHK大河ドラマ「真田丸」の世界を紹介する「信州上田真田丸大河ドラマ館」(上田市)が15日、閉館した。昨年1月17日に上田城跡公園にオープンし、全国から真田丸ファンらが押し寄せた、にぎわいの拠点に幕が下りた。

 同館はこの日も県内外から約4千人が来館し、午後3時をもって1年間の勤めを終えた。累計で103万5208人の入館者をを迎え、平成20年に大河ドラマ館として最高の約67万人を集めた「篤姫館」(鹿児島市)をはるかにしのぐ金字塔を打ち立てた。

 閉館セレモニーでは、上田市の母袋(もたい)創一市長(64)は「この1年間、真田丸に大きな力と、次に頑張ろうという勇気をもらった。上田市は未来に向かって走り続けたい」と話した。ドラマで「こう」を演じた女優の長野里美さん(55)も駆け付けた。

 同市に住む会社員の土屋あきこさん(35)は「大河ドラマ館にはきょうを含めて5回目。これが最後だと思うと胸がジーンときた。1年間、仕事も大変だったけど真田丸があったから乗り切れた」と語った。

 展示物はすべて撤去される。上田市は再整備し、真田氏ゆかりの品などを独自に展示する新施設として4〜11月に運営する予定だ。

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