韓国の聯合ニュースは27日、北朝鮮の核実験をめぐる3月の国連安全保障理事会決議で制裁対象となった、ベトナムの首都ハノイに駐在する北朝鮮の端川商業銀行の地元幹部について、ベトナム政府が事実上、国外追放したと報じた。同決議の個人への制裁をベトナムが履行したのは初めてという。
ハノイにある同銀行の支部は、北朝鮮の武器取引に絡むマネーロンダリング(資金洗浄)に関与した疑いが持たれている。支部はハノイの北朝鮮大使館の中にあるとされる。
聯合ニュースは、ベトナムが北朝鮮との友好関係に配慮して、幹部に自主的に出国するよう要請し、幹部が応じたとみられると伝えた。(共同)