TBSラジオ&コミュニケーションズ、文化放送、ニッポン放送の在京AM局3社は8日、番組をFM波でも同時に流す「ワイドFM(FM補完放送)」の本放送を12月に始める予定と発表した。ニッポン放送によると、早ければ10月から試験放送を行うという。
在京3社は昨年9月、総務省からワイドFMの予備免許を取得。「今秋から今冬」の本放送開始を目指し、東京スカイツリー(東京都墨田区)で送信設備の工事を進めてきた。周波数は、TBSラジオ90・5メガヘルツ、文化放送91・6メガヘルツ、ニッポン放送93・0メガヘルツで、東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県の主要都市部が主な聴取エリア。
ワイドFMは、災害対策や、AM波が届かず聞こえにくい都市部対策が目的。既に茨城県や秋田県などの地方AM局6社が放送を始めている。